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【ただただ夫が面白いだけの話】へっ、へへへっっ(๑╹ω╹๑ )


「内定祝いだよ〜!!!!!」



そう言って、仕事帰りの夫がチョコケーキを買ってきてくれました。
サプライズの内定お祝いケーキ。


夫が買ってきたトップスのチョコケーキ


小さい頃から夫がよく食べてたという思い出の味。

「これいくらでも食べれちゃうんだ〜(๑╹ω╹๑ )!お父さんがよく買ってきてくれてて(๑╹ω╹๑ )!!!なんか俺暴走した時はこれ丸々1個とか食べちゃってたんだ(๑╹ω╹๑ )キャキャ!!」


と、嬉しそうに話してくれました。


夫の気持ちが嬉しくて、
夫の思い出の味を共有できるのが嬉しくて。



コロナの後遺症で味覚が6割くらいしか回復していない私。

夫が買ってきてくれたチョコケーキは、ほんのりふわっと優しい味がしました。味覚障害が治ってたらもっと美味しいんだろうな、また治ったら食べたいなぁなんてしみじみ思いながら、ほのかに感じる味を噛み締めました。

チョコケーキの美味しさ、夫の優しさに、
心地のいい幸福感と共にベッドに入った私たち。



すると夫が急に、

「・・・・・・ふふっ(๑╹ω╹๑ )へっ・・・・・・・へへへっ・・・(๑╹ω╹๑ )クスクス」と笑い始めました。


「何?どした???笑」

「えへ、えへへ、えへへへへ(๑╹ω╹๑ )
まにょちゃんさ(๑╹ω╹๑ )へへ
味覚障害残ってるじゃん(๑╹ω╹๑ )へっへ」

「うん、それがどうかした?」

「もし・・・もしさっ・・・(๑╹ω╹๑ )クスクス
味覚とかが全く戻ってなかったらさ・・・(๑╹ω╹๑ )プークスクス」


「うん」


「・・・・・・チョコクリームがうんこ味でも気づかないってことだよねっっっ(๑╹ω╹๑ )ウキャキャキャキャキャキャ!!!!!!!!」





・・・・・・仮に内定祝いで買ってきたチョコケーキがうんこクリームでさらに奥さんが重度の味覚障害だったら果たして奥さんはそのうんこ味に気づくだろうか??ということを想像して笑っていたというのか・・・・・・?????





・・・・・・なんで?





某番組で新しく東京にできたハリーポッター施設の特集がされていて、夫と一緒に見ていました。(話の切り替えがえぐい)

そこで紹介されていたハリポタグルメがこちら。

ヘドウィグのケーキ

ハリーポッターに登場するフクロウ・ヘドウィグのケーキです。お値段1500円。



「うわ〜〜!!ヘドウィグや!!!!!!すご!!!!食べた」


「だぁぁっぁぁれがこんなん食べるんじゃいっっっっっっ(๑╹ω╹๑ )!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



すげぇ全否定すんじゃんヘドウィグケーキ。


「え、なんで?食べたいやんビジュアルもいいやん」

「えぇ〜1500円もするんだよ(๑╹ω╹๑ )?
食べたいと思う〜(๑╹ω╹๑ )????
俺は食べないねっっっっ(๑╹ω╹๑ )」



いつも最高に優しいくせにハリーポッターにシビアすぎる夫。



その後も2人でその番組を見ていたんだけども。



急に夫が。


「ねぇねぇ、こうするんだって(๑╹ω╹๑ )!!!!」

と不意に立ち上がりました。


え、何を?何が?え????と戸惑っている私をよそに、いそいそとゴルフの素振り練習用の謎の棒を持ってきました。


「これをさ(๑╹ω╹๑ )こんな感じでさ・・・ほら(๑╹ω╹๑ )こうやって広く足をひらけたら、腰が動かないじゃん(๑╹ω╹๑ )ゴルフで俺素振りと一緒に腰が動いちゃうから、それを治すためにこうしたらいいよって教えてもらったんだ〜〜〜(๑╹ω╹๑ )棒ブンブン」




いや前ぶりがなさすぎる。


ゴルフの話なんて全くしてなかったじゃん。
黙って番組見てたじゃん。
急に、こうするんだって!!!!なんて言われてもわかんないじゃん。
その後に急に素振りされてもわかんないじゃん。
脳内で私と話してたのかな??ん??????



キングダムの実写版の映画を一緒に見ていている時。


「プレバト(木曜放送のバラエティ番組)にさ(๑╹ω╹๑ )永世名人ってあるじゃん(๑╹ω╹๑ )あれってこのキングダムの嬴政(えいせい)(キングダムに登場する王様キャラ)からきてるのかな(๑╹ω╹๑ )?!?!?!?!?!?!?!?!」



絶対に違うね。





寝る前。


「今日もお疲れ様、おやすみ。ありがとうね。」


そう伝えると夫は、

「まにょちゃんってさ(๑╹ω╹๑ )いつもおやすみのあとありがとうって言ってくれるよね(๑╹ω╹๑ )ふふっ」

と言って笑った。



「あなたが本当に優しいから言っちゃうんだよ」

「えぇ〜(๑╹ω╹๑ )そうかな?(๑╹ω╹๑ )」

「やさしいよ。世界一って言ったら大袈裟で嘘っぽいけど、間違いなくこの県では一番優しいね。」

「えぇ〜〜〜(๑╹ω╹๑ )そうかなぁ〜〜〜(๑╹ω╹๑ )クスクス」

「本当本当。もうね、絶対そうだよ。間違いないね。」

「・・・・・・ねぇねぇまにょちゃん(๑╹ω╹๑ )」

「ん??」




「・・・・・23時に寝ようと思ったら、21時くらいまでにはお風呂入ったほうがいいかな・・・・・(๑╹ω╹๑ )??」




今めっちゃええ話やったのに急にお風呂に入る時間の話て。



もっとこのええ話しようや。なんか、なんかええ雰囲気やったやんか。なんで今お風呂に入る時間が気になったんや。


前ぶりをどこかに忘れてきた夫。





そんなおもろ優しい夫は、今日も出勤前に私の踵の状態をチェックしていきました。かかと話の詳細はこちら。


毎朝毎朝私の踵を見ては、

「よくなってるね(๑╹ω╹๑ )よくなってるね(๑╹ω╹๑ )!!」と言いながら、ササクレがひどい日には薬を塗ってくれる夫。


「優しいね、本当にありがとうね」


そう伝えると、


「なんで(๑╹ω╹๑ )まにょちゃんだっていつも、お風呂上がり背中にお薬塗ってくれるじゃん(๑╹ω╹๑ )」



もともと肌が弱い夫。

夏場になると肌が荒れて、背中はあせもで赤く発疹ができてしまう。

少しでも良くなればと、保湿のローションをお風呂上がり彼の背中に塗ってあげるのが私の仕事。


「まにょちゃんだって毎日優しいじゃん(๑╹ω╹๑ )」


保湿ローションを塗る行為が自分の優しさだなんて気づいてもいなかった。なんというか、当たり前のことというか。ただ夫の背中が良くなって欲しいからという一心で、毎晩お薬を塗ってあげている。


あぁ、この当たり前も、優しさなんだ。

私も彼のように、当たり前のように優しさを供給できているんだ。



その気づきが嬉しくて、誇らしくて。



「確かにそうだね。

お仕事行ってらっしゃい」


と、彼を送り出しました。


「んじゃまにょちゃん今日も無理せずにね(๑╹ω╹๑ )行ってらっしゃい(๑╹ω╹๑ )」


そう言って、彼は出勤していきました。



おもろ優しい夫との毎日は、

とっても幸せな毎日。


まにょ。



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