銀竜は問い、愛し子は冀う(物語の断片・7500字)
【物語の断片】銀竜は問い、愛し子は冀う(7500字)
<1>
(3300字)
そのかけらはまるで、風のない日に降る、雪のような。
静かに、静かに降りてきて、彼女の周りを漂う。
でも、触れないし、見えもしない。ただそこにある、と感じる。
彼女は、そのかけらたちが好きだった。
そしてそれらが、彼女の中に入ってきて、つながっていく。その瞬間が、愛おしかった。
(巳鈴の作った曲、好きだなあ)
大学生のとき、彼がそう言ってくれたのがうれしかった。はじめのころは、作った、という動詞がしっくりこなくて、こそばゆさと、おこがましさを感じた。
そうして、かけらたちがつながって。彼女の歌に、なってゆくのだ。
ふたつの”愛し子の卵”に手を当てながら、レイミィはふと、その前世にも味わった懐かしい感覚に気付いた。もういちど、卵たちからなんの声も聞こえないことを確かめると、子守り車に乗せられた卵から手を離し、座り直してピアノに触れる。
ポーンと、鍵盤を沈め、音を出してみる。それから、いくつかの旋律を、感じるままに弾いた。
これはあの、かけらたちの仲間だ、とレイミィは思う。
いったい、どこから来たのだろう?
(ひょっとして。これは精霊の、アビィの声のようなものなのかな? もしかしたら、巳鈴だったときの、あの感覚も……)
巳鈴が高校生のときに死んでしまった、猫のアビィ。アビィは、この世界の精霊だった。もしかしたら死後、自分に寄り添ってくれていたのかもしれない、そんな考えをあっさり肯定してくれるような世界に、いまレイミィはいる。
それに、かけらをつなげるのに、確かに自分も協力しているのだけれど、思惑の外の力の方が強いような気がして。あのころ書いた楽譜を思い出してみても、自分がすべてを作ったのだとは、思えなかった。アビィが、というのなら、ひどく納得できる気がする。
(ああ、だけど。あの曲だけは……)
彼に、今までの、全部の楽譜が欲しいと言われ、ルーズリーフのバインダーごと渡したとき。あわてて、その曲のページだけ、抜いた。彼のバンドの楽曲としては絶対に使えない、そして、ひどく個人的な歌。
あの曲だけは、彼女の内側から出てくるものを必死に書き留めた、そんな感じだった。
でも結局、あの曲を。巳鈴は、いちども歌わなかった。あのルーズリーフの楽譜は、折り畳んでとっさに、手帳に挟みこんだまま、ずっと忘れたふりをした……。
また、どこからか。小さなかけらが、降りてきたような気がした。先に留めていたかけらにそれをつないで、レイミィはさらにそれを、ピアノの音に変える。
(やっぱりアビィの、精霊から来るなにか? ……だよね、きっと)
そうやってまた、降りてくるかけらたちに出会える。
最近になって、なんどとなく感じている、この感覚。レイミィがこの異世界で初めて歌を歌った、あのときを境に訪れたもの、のような気がする。
+++++
怖がる卵たちを寝かせるために、途切れ途切れになりながらも歌を歌った、翌日。
レイミィはピアノの練習をしながら、気がつくと、歌っていた。
はじめは、ピアノの練習曲に合わせて。そして、『眠りのくにの愛し子よ』を弾きながら。
小さな、かすれがちの声ではあったけれど。
それから毎日のように、レイミィは歌を歌うようになった。
特に、卵たちのために。
ロッカは、卵に歌うレイミィに合わせて、その場にあった楽器で伴奏をする。どこからか、歌の本を持ってきてくれた。そうして知った新しい歌を、卵たちに聴かせる。
かすれて小さかった声は、はっきりと、澄んだ歌声になっていった。
この二週間ほどで、歌っている自分でも、どんどん声が出るようになってきたのがわかる。
あんなに怖がって、声が出ないと悩んでいた自分は、どこへ行ってしまったのだろう? いや、怖い、という気持ちは、依然自分の中で、しっかりとくすぶっている。だが、どうやらそれを、上回ってしまったのだ。
歌を歌えてうれしい、という喜びが、あふれ出て戻らなくなってしまった。
(この欲を……ボクは、押さえられないんだ……)
自分の変化に戸惑いながら、レイミィは、それを聴くシルヴィの様子を、それとなくうかがっていた。
レイミィの歌を聴いたシルヴィは、レイミィと一緒に歌おうとはしなかった。
いつものやわらかな笑顔で、レイミィの歌を聴くシルヴィ。歌い終わると、ピアノを弾き終わったときのように、やさしく頭を撫でてくれた。
なにか、言ってほしかった。でも、なにも言わないで、と心の中で願う。
シルヴィには、そんな心の内が、すっかり見えてしまっているのかもしれない。
(それでも、いいから。お願い、ボクを、ボクのことを……)
+++++
「レイミィそれ、なんの曲?」
モップを手にしたロッカが、ピアノの横に立っていた。レイミィは、つなげた音のかけらを、ぼんやりと繰り返していた。
「……わからない。なんだろう?」
レイミィの心底わからない、という表情に、ロッカは笑った。
「わかんないのか。ま、いいや。……卵はやっぱり、眠ってるな。あのときの苦労は、なんだったんだ」
ふたつの卵たちは、まだ孵る気配がなかった。
そして最近は、卵からの声はあまり聞こえない。眠っている時間が多くなっている。
「シルヴィは、孵るための力をためてるんだって、言ってたよね」
レイミィはピアノの椅子に座ったまま、ロッカにならって、子守り車に載ったカゴの中の卵に、再び手を当てた。
やはり声は、なかった。ほっと息を吐いて、卵から手を離す。レイミィはロッカに向き直ると、ロッカが手にしているモップに首をかしげた。
「お掃除、さっき終わったばっかりだよね?」
「ああ、うん……念のため。やり残しがあるかもしれないから」
ロッカと一緒に掃除をするのはいつものことだったので、今日だけどうして、という疑問が浮かぶ。
「何か、あるの?」
「……もうすぐ、ターニャが。ターニャが、こっちに来るんだ」
ロッカの、初めて見る深刻な表情に、レイミィは気圧された。
「ターニャ、さん?」
「コニア、コニオル、コニエッタが揃って飛んでいっただろ? こっちの隠れ家に足りないものを、孤児院から持ってきてもらうんだけど、ついでにターニャが様子を見に来るかも、って」
そのとき、玄関部屋につながる扉が開き、ロッカはビク、と肩をすくめて振り返った。
「ただいま! 変わりはなかったかい?」
入ってきたのはシルヴィで、それを見たロッカの肩が、ほっとしたように下がってゆく。
「おかえりなさい。うん、まだ眠ってるみたい」
卵とピアノのそばに来たシルヴィは、レイミィの頭を撫でた。
「ありがとう、レイミィ」
「……シルヴィ、ターニャ見た? いつ頃とか、クレインがなにか言ってなかった?」
ロッカは険しい表情のまま、シルヴィに尋ねる。
「クレインとは会ったけどね、ターニャのことは聞かなかったなあ。ああでも、夜には来るだろうから」
「夜? それって、今日の?」
「今夜は、満月だからね。クレインはきっと、久しぶりにターニャにも聴かせたいと思うはず」
シルヴィはそう言って、ピアノの椅子に座るレイミィと視線が合うように、膝をつく。レイミィは、シルヴィのその美しい銀色の瞳が、やさしく輝くのを見つめた。
「ボクは、春の初めの満月に、アンティアルブ……クレインに歌を贈っているんだけど、それが今日の夜なんだ」
満月の夜に、シルヴィがクレインに歌う……シルヴィの話を飲み込むのに、少しの時間を必要とした。それから、急に胸がドキドキして、レイミィは叫んでいた。
「き、聴きたいっ。ボクも、連れていって!」
レイミィは気がついて、はっと口をおさえた。これは彼らを困らせる、わがままではないだろうか? シルヴィが、それを見通したかのようにふふっ、と笑い、レイミィの手をとった。
「もちろん、連れていくよ。あと、お願いをしようと思ってたから」
「……お願い?」
うれしそうに見開いたレイミィの紫の瞳は、そのあとのシルヴィのことばに、カチンと固まった。
「レイミィ。ボクと一緒に、クレインに歌ってほしいんだ」
<2>
(1200字)
歌を歌えるようになったのに。
いや、歌えるようになったから、なのか。
レイミィは連日のように、巳鈴だった頃の夢を見ていた。
それは、かつて彼女が耳にした、彼らのことば。生まれ変わっても消せない記憶から掘り起こされ、繰り返し繰り返し再生される。
彼女が忘れてしまわないよう、囁き、叫び、言い聞かせる、彼らの声を。
選んで、レイミィに聴かせるのは、他の誰でもなく、……。
(桜井さん、声、出しすぎ!)
(先生の気を引きたいんだよ、あの人)
(ちょっといい声が出るからって。合唱なんだから、他の人のことも考えてほしいよね)
(巳鈴、歌わないで。あなたの声で、頭が痛いわ)
(やめなさい! 私に歌を、聴かせないで!)
(巳鈴。この部屋以外で、歌わないようにしておくれ。おばあちゃんと、約束できるかい?)
(おまえは、シンイチロウに似ている。おまえの本当の父親に……)
(なにあれ。桜井さん、まだ歌う気なの?)
(ユキくん、やさしすぎるよ~。でも遠慮とか、さあ)
(ボーカルを乗っ取る気なのかもよ?)
(えぇ嘘ぉ、怖ぁ)
「ほら、ね。ボクが歌うと……みんな、ボクを嫌いになってしまうから」
「嫌いになってしまうから、レイミィは歌うことを、やめる?」
ある夜。自分の声が耳に入ってきて、それから、シルヴィの声がした。夢の中なのか、現実なのか。シルヴィの指が、レイミィの、頬をつたう涙をぬぐった。
「……わからない。でも嫌われるのは、怖い」
きっと夢の中だから、と、思ったことをそのまま口にした。だって、実際に、巳鈴は嫌われていた。レイミィとして生まれ変わったからって、なにも変わってないかもしれない。
「ボクが、ボクたちが、レイミィを嫌うの?」
「……わかんないよ」
だって……シルヴィは、なにも言ってくれない。
歌っているボクを見ても。
「それも、わからない? ああでも、キミはまだ、この世界に生まれたばかりだからね。ふふ。どうしたら、わかるんだろうね」
シルヴィは片手でレイミィの手を取り、もう一方の手でいつものように、レイミィの髪をやさしく撫でた。そうやってシルヴィは、なにも、ことばにはしなかった。かわりに、シルヴィから紡ぎ出された歌が、体の奥底にまで沁み込んでくる。
それと同時に、シルヴィから心の声が聞こえた。
(ねえレイミィ、キミだって。まだなにも、ことばにしてないんだよ)
この夢を、見たあとも。
レイミィは、変わらない毎日を過ごしていた……過ごそうと、していた。
ピアノを弾いて、卵のため、と言い訳をしながら歌って、シルヴィの反応を心配して。
そして、シルヴィが。レイミィに、ことばをくれた。
『レイミィ。ボクと一緒に、クレインに歌ってほしいんだ』
さっきまでふわふわと浮かんでいた、小さなかけらたちは消え。
いつかの彼らの、囁きが。レイミィにだけ聞こえるように、再生をはじめる。
(みんなの言うこと、忘れたの? おまえなんかが、歌っていいと思う?)
その、最後の嗤うような声は、自らの声だった。
<3>
(3000字)
「はい、楽譜はこれ。いつだったか、誰かが譜面に起こしてくれたんだ。こっちの、姉さんの方をボクが歌うから、レイミィはボクが歌ってた方ね」
そう言ってシルヴィが、レイミィに楽譜を渡す。ロッカはふたりに声を掛け、隠れ家の外回りの掃除や点検をやり直しに出ていった。
ストーブの前に敷かれた織物の上で、シルヴィの前に座らされ、うしろから抱えられても、レイミィの思考はまだ止まったままだった。シルヴィの、銀に光る長い髪が、レイミィの肩から胸にかけて落ちかかる。
レイミィの目が、無意識に楽譜をたどった。詞を歌う主旋律の部分と、そうでない部分を、ふたりが交互に入れ替わって歌いあう。ふたりの歌が、寄り添ったり離れたりしている。
「ここは、ちょっと言い方を変えようか。キミは竜じゃないからね。じゃ、練習してみようか」
「ちょ、ちょっと待って……ください、シルヴィ」
レイミィが、絞り出すように言った。シルヴィから降りて向き直り、シルヴィの目を見つめる。シルヴィはニッコリと笑顔を向け、レイミィをうながした。
「この、歌は……。お姉さん、竜のお姉さんと、ふたりで歌った歌なの?」
「うん、そうだよ」
「……あの、お姉さんは、歌いに来ては、くれないの?」
「言ってなかったっけ。姉さんとは、最近会ってなくて。ちょっと連絡がつかないんだ、百年……いや、二百年くらい?」
二百年、というシルヴィのことばを、レイミィはどこか上の空で聞いていた。自分が尋ねたふたつの問いは、本当に訊きたかったことではなかった。
「だからね、ふたりで歌うのは久しぶり。姉さんがいなくなってからは、ボクひとりで歌ってたからね」
(ひとりでも、歌える? それならば……)
そのとき。シルヴィがレイミィの手から楽譜をそっと奪い、かたわらに置いた。そして、レイミィの手をそれぞれ両手に取って、ゆるく力を込める。
いつもの、やわらかく微笑んだ表情で。シルヴィはレイミィを見つめ、言った。
「レイミィ、どうする? ボクと一緒に、歌う? それとも、歌わない?」
息が、一瞬だけ、できなくなった。
いちばん訊きたかったことを訊けないでいたら、先に訊かれてしまった。レイミィは視線をはずしてうつむき、つながれた手を見つめる。
もしかしたらシルヴィが、自分がいちばん欲しがっていることばをくれるかもしれない……レイミィはそれを、心の中で願ってしまっていた。
この一瞬で、それがわかってしまったのだ。
(ボクは。歌っていいの、って訊きたくて。そして、歌っていいよ、って答えが欲しかったんだ)
それに、シルヴィはなにも言ってくれない、だなんて。自分が、ひどく甘えていたことに気がつく。
シルヴィにすべてを委ねて、決めてもらいたがっている、自分。
いまも、こうして……彼らの声ばかりに、気を取られ、正解だけを選ぼうとしている。
自分が、傷つかないように。
そんなの、シルヴィからは丸見えで、それで……。
(シルヴィ……お願い、ボクを、嫌わないで……)
思わず漏らした心の声は、どうやらシルヴィに伝わってしまったらしかった。レイミィは、はっとして、シルヴィを見上げる。
シルヴィは、レイミィの揺れる瞳をいちど見つめ、それからゆっくりと目を閉じ、歌い出した。この楽譜の、歌。ことば遣いが、少し古いように聴こえる詞。
『♪ 太古の樹 汝はこの
大地の発露 悠久の
時を超えゆく
偉大な環
我は月より使わされ
月は大地に冀う……』
歌はレイミィを包むように巡り、途中で止んだ。シルヴィは、レイミィの手を握ったままだった。
目を開けるとシルヴィは、レイミィの瞳を正面からとらえるように、やさしく見下ろした。
「キミがそれを、望んでも、望まなくても。ボクは、ボクたちは……レイミィが、好きなんだ。”精霊の愛し子”じゃなくても、ね。
だけどこうして、ことばにしても、しなくても。キミが受け取らなければ、ボクらはそこに存在できない」
シルヴィのまっすぐな視線は、でも、怖くなかった。
「さあレイミィ。そうやってもっと、ことばにしてボクらに教えて? それは、わがままなこと? キミをこの世界に連れてきたボクらの方が、わがままだとは思わないかい?」
シルヴィはレイミィの手を引き、そっと抱き寄せた。
「少なくともボクは、わがままだからね。こうやって、甘やかしたいときに甘やかすんだよ」
こんなときなのに、レイミィは、それに少しだけ違和感を感じた。甘やかしていると言いながら、本当はなんでもお見通しなのに、わざと遠回りをされている気がして。
ああ、そうか、と思う。彼らの囁きが、巳鈴の気持ちが、いつの間にか遠くになっていて。
レイミィはいま、レイミィだけに、なっていた。
自分勝手に、わがままに。思ったことを、素直にそれと感じる、自分。
だから。こうしてシルヴィに、甘えるような憎まれ口も叩ける。
(……シルヴィは、ちょっといじわるだと思う)
「ふふっ、……それはね、レイミィがかわいいから。しょうがないよね」
心の声に、笑って返された。やっぱりいじわるで、でもシルヴィの腕の中は、とても居心地がよかった。
「レイミィ、キミはなにを『冀う』?」
シルヴィは、レイミィの体を持ち上げて立たせた。自身もいちど立ち上がって、それからレイミィの前に跪く。レイミィの右手を取り、いたずらっぽく告げた。
「汝の最初の呼気、ひとつめの望みを。
銀竜と呼ばれし竜は、愛し子に問う。
アンティアルブへの祝福ため、ともに歌を捧げること……汝は望むか、望まぬか?」
レイミィは知らず、左手を胸に当てていた。
これは、ひとつめの、望み。
(そうだね、シルヴィ。ひとつずつなら、ボクにも、難しくないかもしれない)
本当はすごくうれしくて、どうしたらいいのかわからないくらい、うれしかったのだ。
高鳴る拍動を抑えるようにして、レイミィは言った。
「ボクは……シルヴィと、歌いたい。歌わせて、ください」
シルヴィはにっこりと微笑み、それからレイミィの手に口づけを落とした。レイミィは、真っ赤になりながら、またふわりと降りてきた、かけらの音を聴いた。
楽譜を受け取り、シルヴィと共に歌いながら。そのかけらたちの存在を感じ、だけどそれらには、またあとで、と心の中で声を掛けた。それからは、シルヴィの声と楽譜に集中する。
繰り返し、歌った。楽譜を見ながら、楽譜を伏せて。シルヴィから助言などは一切なく、ただただ一緒に歌った。三回目を歌い終わったところで、お茶の準備を終えたロッカに呼ばれた。
窓の外にコニアたちの姿を見たのは、正午過ぎ、そうしてお茶を飲みながら休憩をしていたときだった。玄関扉からいちばんに入ってきたのは三匹の猫で、次に女性がひとり、それから箱や麻袋を抱えたコニア、コニオル、コニエッタの、コウノトリ三羽。
「やあ、ターニャ、久しぶり。元気そうだね」
シルヴィが言うとその女性、ターニャは、ふんっ、と鼻から荒く息を吐いた。
「シルヴィ、あんたも……まだ死んでなかったようだね」
ターニャが、ぶっきらぼうに言った。
(銀竜は問い、愛し子は冀う)了
【2022.10.16.】
++第6話-1++
→ 第6話-2『愛し子は出会い、精霊たちは歌を奏でる』
『猫耳吟遊詩人の子守唄』目次とリンク
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