N.Yamazaki|なないろ

高校生・中学生の2児の母。自営業。好きな言葉→みんなちがってみんないい。専業主婦から会社設立。株式会社ブライトアーチ代表。まなWEB鎌倉、Youtubeチャンネル「鎌倉のひとに学びつながる」運営。

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高校生・中学生の2児の母。自営業。好きな言葉→みんなちがってみんないい。専業主婦から会社設立。株式会社ブライトアーチ代表。まなWEB鎌倉、Youtubeチャンネル「鎌倉のひとに学びつながる」運営。

最近の記事

意外と役に立ったキャリア

インタビュー業で意外と役に立ったのは「子育ての経験」です。自分の子はもちろん、子どもの同級生、私の友人の子どもなど、いろいろな子どもにいろいろな形で接する上で、「その子の良いところはどこだろう」と考えるように努めていました。賛否のある「褒めて育てよ」ですが、これが染みついてしまえば、相手の「良いところを探す」のは息を吸うように当たり前になっていると思います。魅力ある人の魅力を見つける。さほど難しい事ではありません。いつも現場で(?)実践していたことなので。 とはいえ、私自身

    • 活動の中で人がつながる理由②

      (前回の続き) もう1つは、「無理しない」ことです。 準備や編集などはどれだけ無理しても良いのですが、アポイントの際ゲストが「インタビューはちょっと・・・」とおっしゃれば、そこは無理強いしません。 そこにはいろいろな理由があると思うから。 そして、ここで無理して進めようとすると、お互いにものすごい労力が必要になるだろうと考えるからです。 そういった面で、初期のゲストの方々は、好奇心が旺盛で、発展的で、人を信じることができる方々だなと思っています。 開設してあまり経たないチャ

      • 活動の中で人がつながる理由①

        「なぜそんなにどんどんインタビューの輪を広げられるの?」という質問をいただくことがありますが、それにはいくつか理由があると思います。 1つはやはり「お1人お1人」に思いっきり注力するからだと思っています。ゲストの方の貴重な時間をいただいて動画を撮るのですから、自分のベストを尽くさなければならない。 リソースは限られていますので、大したことはできませんが「一生懸命さ」や「誠実さ」は相手に伝わると思います。 お1人お1人が「楽しかった」「良い話ができた」「面白い体験だった」と感じ

        • 特別な体験をしてもらいたい

          「インタビューをしたい!」という想いだけでスタートしたこの活動、はじめは機材をそろえるところから始めました。 当時からスマホで良質な動画を撮ることはできましたが、わざわざ貴重な時間を割いてゲストの方は来てくださるんだから、自分たちのできる最大限のリソースを使った現場にしたかった。だから高価なカメラとレンズを、心臓をバクバクさせながら購入し、照明を買い、ゲスト用の身だしなみセットを用意し、撮影にのぞみました。 良いお話を聞きだす上に「特別な体験をしてもらう」ことにものすごく注力

          活動の根本を支えた出会い

          その頃ちょうど、小学校のPTA副会長をやったときに出会った、グラフィックデザイナーのお母さん(Aさん)がいました。イラストが上手い、書類のレイアウトのセンスが良い、仕事が早い、そして何より誠実。「すごい人がいる!」と驚きました。 彼女に思い切って「協力してほしい」とお願いしました。すると快諾。あのときの嬉しさは今でもよく覚えています。 それから手探りで始めたYouTubeチャンネル。 デザインはAさんにお任せし、企画・撮影や編集の技術面は私がやり、不安で心細いときはAさんに相

          活動の根本を支えた出会い

          鎌倉に素敵な人が多いことはもともと知っていた

          9年住んだ鎌倉には、私から見て「素敵だな」と思う人がたくさんいました。 子育ての中で、学校や地域の活動に顔を出すだけでも、それを感じていました。そしてその方たちと話してみたかった。 その方にはどんな風景が見えていて、どんな内容が記憶というフィルムに収められているのか。 そしてそれをシェアすれば、何かしら学ぶことがあるのではないかと思いました。 そしてインタビュー動画を発信することによって、その方たちの想いが成就するために、力になれるかもしれない。 そんな期待もあったと思います

          鎌倉に素敵な人が多いことはもともと知っていた

          なぜインタビューを始めたの?②

          当時の私と言えば、家族の恥を晒すようですが、父と協働して立ち上げた会社のビジネスモデルがうまくいかなくなり、意見が対立し、親子関係も破綻した状態でした。元々専業主婦からいきなり会社を作った私には、ビジネスアイディアなんてありません。悩み苦しむ日々が続き、しまいには鬱状態になりました。 その後、何とかセルフケアで持ち直し、いろいろチャレンジできるようになってきましたが、どれもうまくいかない。 自分ができることの中に、大手の会社や優れたビジネスマンにはできないことなど一つも無い

          なぜインタビューを始めたの?②

          なぜインタビューを始めたの?①

          実はよく聞かれる質問なんです。確かに疑問に思いますよね。 インタビュー動画は公開までにとても手間がかかります。 ゲストにアポイントして、日程調整をし場所を押さえ、インタビュー内容を構成して質問リストを作り、それをゲストにお送りして、初めて撮影ができます。撮影後は編集(これがかなり時間がかかるのです)、サムネイルの作成、タイトルや概要欄に記載する内容を考えるなど、お一人のゲストに対する労力は多大なものです。 誰かに頼まれたわけでもなく、有力者や会社に投資されているわけでもない

          なぜインタビューを始めたの?①

          「ああいうお母さんになりたい」と思った高校時代の私

          もう20年以上前。 高校生の頃の私は、ずっと続けていたクラシックバレエの限界を感じていて、バレエが好きかどうかもわからない中でがむしゃらに続けている状態でした。 私よりも上手な年下の子たちに囲まれて、前にも後ろにも道が無いような、なんとも暗い青春時代だったと思います。 それはさておき、通っていたバレエ教室に、コンクールに出場するような実力のある女の子Aさんがいました。 年は4つくらい下。当時中学生。 バレエをするには理想的な細い体、ピルエット(回転)はくるくると4・5回転、

          「ああいうお母さんになりたい」と思った高校時代の私

          中学受験、みんなが金メダルであってほしい

          2月1日。 なぜこんなに寒い時期でなければならないのだろうと毎度、思う。 私の住む地域では、ここから中学受験の本番がスタートする。 今からそわそわする日を過ごしているけれど、来年度以降の受験生のためにも、何かの足しになればと思い、本番前1月の自分の気づきを残しておこうと思う。 出願時の気づき 1月。 ほとんどの学校が第3週には願書受付をスタートさせた。 インターネット出願や学校説明会の申し込み用システムを利用したネット出願。 出願スタートの時間までに、 ①名前や住所な

          中学受験、みんなが金メダルであってほしい

          12歳「わたしはわたしをしあわせにするためにうまれてきた」

          下の娘は12歳。 私はいつまでも小さなころと変わらず猫かわいがりしてしまっている。 ベビーフェイスであることもそうなのだろう、学校のお友達からも可愛がってもらっている様子だ。 ある日私が「●●(娘)は、みんなを癒すために生まれてきたのかもしれないね」と言ったら、娘はすかさず「ううん。ちがう」と言った。 「わたしはわたしをしあわせにするために、ママが産んでくれたの」 はっとした。 そんな風に考えていたんだ。 他者への貢献が美徳とされている部分もある社会の中で、「わた

          12歳「わたしはわたしをしあわせにするためにうまれてきた」

          子育ての中でいつも機嫌よくいることの大切さ

          子育てをしていると、いつも機嫌よく過ごすことは難しい。 特に子どもが小さい頃は、余裕がない。毎日のタスクをこなすだけで精一杯だ。 食事、お風呂などのお世話以外にも、家事をこなす傍らで「ママ、ママ!」という子どものアピール心を満たしながら、一日が終わるころにはクタクタになっていたりする。 ニコニコしていたほうが、子どもにとっても良いことだということは良く分かる。 でも、いつもいつも機嫌よく過ごすことは難しい。 昔の自分を振り返っても、それは至難の業であることは分かるのだが

          子育ての中でいつも機嫌よくいることの大切さ

          チャレンジの心理的ハードルを下げるには

          何かにチャレンジするときには、怖さがつきまとう。 ここで言うチャレンジとは大小いろいろなものの事を指していて、起業や新規事業スタートのような、大きなものもあれば、「ひとり焼肉」や「スタバでモバイルオーダーする」「普段着ない色の服を買う」など、身近なものも指している。 今現在、新しくサービス・企画にいろいろとチャレンジしている私だけれど、昔は「ひとり焼肉」もできない人間だった。 でも、小さなチャレンジをひとつひとつやっていくと、転び方が分かってくる気がしている。 どこまで

          チャレンジの心理的ハードルを下げるには

          それは本当に、あなたに必要な子育て情報?

          初めてママになったころ。 子育ては「見るとやるのは大違い」で、自分の無力さにほとほと嫌気がさしたのを覚えている。 病院や市からの配布物や「ひよこくらぶ」を読んでも思い通りにはいかない。人生でこんなに自信を無くす体験をしたのは初めてだった。 教科書通りにいかない。 そりゃそうだ。 子どもはひとりひとり個性を持っている。 テンプレートどおりにいくはずがない。 今考えたらそんなの当たり前なのだけれど、当時は全て親である自分の無力さがゆえと、自己肯定感はどんどん落ちていった。「こん

          それは本当に、あなたに必要な子育て情報?

          自分を抱きしめてから他人を抱きしめる

          思春期の娘は、自分の個性をネガティブに捉えがちだ。 他人と比較して異なる部分・劣る部分が気になるし、問題に直面したときの自分の弱さにも嫌になっている様子。 ひとつのネガティブ要素が他を巻き込んで、グルグル落ちていく。 気が付けば映画も小説も音楽さえも、暗くジメジメしたものを選んでいる。 そんな時期なのだろうから、ずっと放っておいた。 私自身も高校生のころ、そんな時期があったから。 自分も学校も先生も全てが嫌で、大人になることが楽しみだった。 たぶん庇護下である状況が窮屈だっ

          自分を抱きしめてから他人を抱きしめる

          自分の経験からジェンダー問題に寄り添う

          ジェンダー問題に特に興味のある高1の娘。 最近は申込フォームの性別欄に「男」「女」しか選択肢がない場合も気になるようだ。 最近は男/女の他に「答えない」とか「その他」という選択肢もあることが増えてきたため、男/女の二択しかないことに物足りなさを感じるそう。 先日、病院へ行ったとき、カルテの性別記入欄に「男と女しかないね」と言ったときには、「それは仕方ない。身体の区別を聞いているだけだから、あまり気にしないで」と話した。 私自身は、自分が女性であることに全く違和感は無いし、

          自分の経験からジェンダー問題に寄り添う