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10代で大切にしたいこと


生まれ育った環境が
自己愛の人格障害の祖母と父とその親戚たちに
その人たちの顔色を見てオロオロする母


わたしは、短大を出て一年だけお勤めをして
21歳で親戚筋の人とお見合い結婚をしました。


嫁ぎ先は、残念ながら育った環境と同じような家庭で

若くして息子たち二人の母になった私は、
どうやってこの環境で子どもたちを育てていけばいいのか
とても悩みました。


私の二の舞をふませたくない
自分の代で因果は止めたい
そのために新しい風を入れたいと思いました。


つらい環境で育ったとしても
素敵な大人に出会えていたら
生きやすくなっていたかもしれないし
大きく価値観が変わっていたかもしれない。


私は10代で素敵な大人に出会えなかったから
息子たちには素敵な大人にたくさん出会ってほしい。
いつもそう願いながら子育てをしました。


長男が中学3年生のときに
アメリカ・シアトルに一年間留学したのですが

ホームステイ先のお父さんは
育った環境とは真逆のファンキーなお父さんでした。


ボーイング社の工場にお勤めのお父さんだったのですが
女の子3人のお父さんだったから
息子のことをとても可愛がってくださって


仕事がお休みの日はガタガタの山道を4WDの車に
乗せてあちこち連れて行ってもらったり
ボーイング社の工場の中にも入れてもらったり


ボーイング社は3交代制で
ご近所さんは皆さん同じ会社で、早く仕事が終わる日は
夕方になると庭に出て飲み会が始まるそうです。


その飲み会に息子はジュースで参加するそうですが(笑)
大人たちが夕方からビールを飲んで笑って会話を楽しむ時間が
とっても羨ましく思ったようです。


そのことを息子が電話をしてきたことがあります。
僕は大きな勘違いをしていた。と


ホワイトカラーの人が幸せで
ブルーカラーの人は辛い人生なのだと
思い込んでいたけど、そうじゃなかった。
おじさんたちがすごく楽しそうなんだ。と


あれをするな、これをするな、真面目に生きろ。
そんな堅苦しい狭い価値観の家庭で育った長男にとって


こんなに人生を楽しんでいる大人たちもいるんだ!
ファンキーなホームステイ先のおじさん家族と暮らした経験は
その後の息子の人生を大きく変えてくれたように思います。


10代はたくさんのことを吸収できる
とても大切な時間だと思うのです。


もしも家庭環境が辛くても、先生との出会いだったり
理解してくれる大人に出会えれば人生は大きく変わる。
だから希望が持てますよね。


長男がとても面白い性格なのは
出会ったいろんな人の影響なんじゃないかなって思います。



maman♡




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