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つれづれなる日々のこと

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2018年11月の記事一覧

新しくきた子も、やっぱりどこか気むずかしい。

新しくきた子も、やっぱりどこか気むずかしい。

あーあ、やっぱりか……。
そんな予感は、うっすらしてたんだけどさあ。

先週書いたこの記事。

Microsoftのテレホンオペレーターの方の話では「いま、大変混み合っていますので、十日ほど、お日にち頂戴する場合もございまして。大変ご迷惑をおかけいたします」って言ってたのに。

オペレーターの方に何一つ文句はないけれど、送り先の住所とか、新しい機種が来た時の再設定のURLとか、全部口頭で話してくだ

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待ち期間には梅酒を思いだして

待ち期間には梅酒を思いだして

ここ最近、申し込みやら公募やらで審査を受けることが続いている。
応募したり、申し込みを済ませるのはいいけれど、結果を待っている期間がちょっとだけつらい。

公募に短編小説を応募して、その結果を待っている。これに関しては応募した段階でわたしができることは一旦終わっている。提出がすんだあとに「あー、あの場面はもうちょっと変えればよかった」と思うこともあるけれど、もう変更できないからだ。

リライトして

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一攫千金を夢見る夫と、職務質問におびえる妻。

一攫千金を夢見る夫と、職務質問におびえる妻。

「この本買ってくれない?」夫はLINEで、一冊の本のURLを送ってきた。

その本のタイトルは「地下生菌識別図鑑」というもの。ああ、夫よ。どこまで本気なんだ。

それというのも、一ヶ月ほど前のことだろうか。夫はあるテレビ番組を見ていた。その内容は「日本産のトリュフを見つける」という内容だった。私はその番組をあまり真剣に見ておらず「ふーん」といって途中でお風呂に入ってしまった。

夫はその番組をか

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いちばん幼いころの記憶はねじ曲がっている

自分が覚えているかぎりの、いちばん幼いころの記憶がある。

「あひるの公園」と呼んでいた大きな公園に、父と姉とで遊びに行った記憶だ。

あひるの公園といっても、あひるの形をした遊具があるわけじゃない。本当にあひるがいるのだ。その公園は、当時住んでいた団地から幼い子供の足で歩いていける距離にあった。公園は広くて大きな池があり、その池の一角にあひるが住んでいた。飼育されていたのかは記憶にないけれど、た

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気むずかしい彼女に、さようならを告げて。

気むずかしい彼女に、さようならを告げて。

ついに彼女とお別れのときがきた。

気難しい彼女、そう、もうずいぶん前に書いた記事のsurface pro4さんだ。

もうずいぶんまえから、職場で使用しているsurface pro4さんの画面がかたかたかたかたかたとこきざみなタテ揺れを起こしていた。ただ、画面の下、三分の一程度がかたかたかたかたと揺れていて、目線の位置辺りでは大きな問題は起きていない。そのため「しかたないなあ」と思いながらも、わ

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自分の身体で起きていた別々のこと

自分の身体で起きていた別々のこと

ことの始まりは十月半ば。
連休にばたばたと大阪の実家に帰り、やや疲れも溜まっていた。

お風呂にゆっくり入ろうじゃないかと服を脱いだら、ふくらはぎや太ももあたりにぽちぽちと赤い発疹があった。
「あー、なんか虫に刺されちゃったかな?」単純にそう思った。けれどかゆくもないし、痛くもない。なんだろう? と思いながらも、その時は別段気に留めずにいた。

しかし、その発疹は徐々に領地を広めてきた。ふくらはぎ

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正義のヒーローに作業効率を求めてはいけない

正義のヒーローに作業効率を求めてはいけない

「この戦いかた、すごくいいと思わない?」

夫にむかって、私が考えた戦いかたを説明すると、夫は苦笑いをしながら「いや、でも週刊少年ジャンプで、その戦闘方法はダメなんじゃない。ましてや、ルフィだし」と否定された。

多くの人が知っていると思うのだけれど、ルフィというのは週刊少年ジャンプで掲載されている「ONE PIECE」という漫画の主人公だ。悪魔の実を食べて、身体がビヨーンと伸びるゴム人間になって

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夏は夜、のお祭りへ。

ブックショートにて開催中の「HOPPY HAPPY AWARD」。8月期の優秀作品のひとつとして、私の書いた「夏祭りの香り」を選出していただきました。

ホッピーにまつわるショートストーリーです。読んでいただけると嬉しいです!

夏祭りの時期に応募したお話ですので、ずいぶん季節がめぐってしまいました。夏祭りの夕方から夜にかけて、たくさんの人が神社に向かって歩いていく景色が好きです。ワクワクして、浴

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ねこと暮らすみなさまのお知恵を拝借したい。

ねこと暮らすみなさまのお知恵を拝借したい。

最近、ちょっと悩んでいることがあります。
それはわが家の愛猫、カリンのこと。

カリンは2017年12月に膀胱炎なりました。幸い、慢性化に至るわけでもなく、軽症ですみましたし、投薬治療で体調は良くなりました。

2011年にカリンは生まれているので、現在七歳。まだ若いといえば若いけれども、ねこ年齢で考えると中年といえば中年。健康管理をしっかりしなくちゃいけないお年ごろ。

獣医さんと話して、定期的

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それは夢ではない

それは夢ではない

わたしの前を歩く、六十代くらいのご夫婦の会話がちらりと耳に届いた。

「短い映画だったけど、よかったよな」
「そうね。いいお話だった」

その言葉が聞こえただけで、なんだか胸がいっぱいになった。

テアトル蒲田で上映されていた「観覧車の下で会いましょう〜人生は観覧車のよう〜」を見てきました。

上映してすぐのころに渋谷。さんが「見てきました!」という記事を書いてくださって。

いくらお礼を言っても

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へなちょこ筋トレを続けていること。

へなちょこ筋トレを続けていること。

八月の中頃から、筋トレをしている。お風呂に入るまえだとか、お風呂上がりだとか。時間にしてみればたったの十分くらいしか取り組んでいない。

筋トレに関しては、以前こんな記事を書いた。

「筋肉は裏切らない」が今年の流行語大賞にもノミネートされていて、筋トレは今、ちょっとしたブームなのだろう。

流行りに乗っているみたいではずかしいが、私も筋トレをずっと続けている。たぶん筋肉に裏切られることだって、あ

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夫婦で共通の趣味は必要だろうか?

夫婦で共通の趣味は必要だろうか?

「うちは全然趣味が合わなくて。オットの趣味のものはジャマでしかたない」
こんな話を、時々耳にする。カフェにいらっしゃるお客さまの会話が聞こえてくることもあるし、知人と話ていても、こんな話になるときがある。

夫、または妻と共通する趣味がないと困るものだろうか?

わたしは夫と一緒に暮らして、もう十年近くになる。大学で同じサークルに所属していたので知人歴は約二十年近い。

大学の学科もサークルもかな

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流行語大賞のニュースを見て、自分の記憶力がいやになった。

流行語大賞のニュースを見て、自分の記憶力がいやになった。

仕事中、yahooのトップニュースをみていると、「2018年流行語大賞候補発表」の記事をみつけた。

流行語大賞の存在自体、以前ほどは流行していないようにも感じるけれど。それでも2018年の流行語をまとめて見せられると「ああ、今年ももうすぐおしまいだなあ」と、季節を感じるツールにはなっている。

しかし、この流行語大賞の候補になっている言葉をみても「え? これ、今年のことだっけ? っていうか、こん

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電車の中で雨に打たれて。

第5回ブックショートアワード9月期優秀作品のひとつとして、間詰の書いたショートストーリー「網棚の遊戯者」を選んでいただきました。

第5回ブックショートアワードは「二次創作」をテーマとしたショートストーリーを募集しています。

今回は、江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」と「赤い部屋」というふたつの作品の二次創作です。もともと「屋根裏の散歩者」とにた設定の話を考えていたので、思い切って二次創作としました

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