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流行語大賞のニュースを見て、自分の記憶力がいやになった。

仕事中、yahooのトップニュースをみていると、「2018年流行語大賞候補発表」の記事をみつけた。

流行語大賞の存在自体、以前ほどは流行していないようにも感じるけれど。それでも2018年の流行語をまとめて見せられると「ああ、今年ももうすぐおしまいだなあ」と、季節を感じるツールにはなっている。

しかし、この流行語大賞の候補になっている言葉をみても「え? これ、今年のことだっけ? っていうか、こんな言葉が流行っていたことすら、忘れてしまってた……」というものが多い。

そだねーって、今年のことだっけ?

えっーと、たしかオリンピックで、カーリングの選手が使ってたんだよね……。そもそも今年オリンピックやってたんだよね……。いや、たしかにやってたし、羽生君凄いなとか、いろいろ言ってたはずなのに。

全然覚えていない。

いろいろと見返してみると、こんな記事も書いていた。

うーん、なんというか全然覚えてない。記憶がすっぽり抜け落ちているような……。一月、二月あたりのことをほとんど思い出せない。

今年のはじめに、レーシック手術をした、というのは覚えているけれど、実はそれすらも「今年だっけ?」という感覚だった。

宇多田ヒカルさんのライブに11月6日に行ったのだけれど、そのとき一緒に行った夫に「レーシックしてはじめてのライブだね」といわれて「言われてみればそうだった……」と思い返したのだ。それまでの暮らしではコンタクトレンズかメガネを着用していて、ライブに行くと「乾燥してコンタクトがごろごろする。ステージをみるのに集中できない」とか、「メガネがずれて、集中できない」などと、夫にぶつぶつ文句をいっていたのだ。しかし、今回初めて自分の裸眼でステージをみるという体験をして「ああ、視力を回復させたのは、最近のことだったな」と思い出したばかりだったからだ。

今年の流行語どころか、今年、自分自身に起きたこともろくに思い出せない。わあっと一時的に盛り上がったものの、ふうっと息を吹きかけられて消えてしまった炎のように、記憶はすっと消えてしまっている。とはいえ、今年は家族にいろいろと心配なことがあって、どちらかといえばその記憶に占められてもいる。

世の中で一瞬のうちだけ流行したことなんて、あっという間に忘れてしまう。それはわたしだけではないだろう。あんなに熱中したカーリングのことも、わたしはあっさりと忘れてしまっているのだ。

情けないような気もするし、しかたがないとも思う。

とにかく、あっという間に忘れていってしまうことばかりなので、忘れたくないことはメモをしなくちゃいけない。人に読まれていいものならば備忘録的にnoteに書いてもいいのかもしれない。書いたことすら忘れてしまう可能性も、もちろんあるのだけれど。

忘れてしまいたい嫌なことばっかり、思い出してしまう自分の記憶力がつくづく嫌になってしまう。

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