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つれづれなる日々のこと

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2018年9月の記事一覧

アイデアだけじゃ、ダメなんだよね。

すごく良いアイデアかも! と一人で喜んでいても。形にしてみたら、とたんに色あせてしまってがっかりすることって、あるなあと実感しました。

この三連休のあいだに、短編小説をひとつ書き上げて応募すると決めていました。

毎月ひとつは短編小説を書いて、なにかしらの公募に出すというのが、ここ一年ぐらい自分への課題としています。長い物語を書くにはまだ筆力が足りないし、途中で力尽き果ててしまいそうなので、今の

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お月見団子の季節になると。

お月見団子の季節になると。

「あー、これ作ってたなあ」

秋のお彼岸のころ、スーパーで販売される「お月見団子」を見かけるたびに私はついその言葉が出てしまう。夫は「毎年言ってるよね、それ」と言いながら笑っている。お手軽な季節の和菓子を買うこともなく、その前を通り過ぎる。

夫と結婚して一年半くらい経ったころ、私はパン工場で短期間のアルバイトにいったことがある。

夫と結婚してすぐのころは、うつ病の投薬治療は終わったものの、体力

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物欲の泡がブツブツと。

物欲の泡がブツブツと。

少しまえまでは「いざ! 断捨離!」という気持ちがすごくあった。それなのに。なんだか、いろいろほしいものが出てきて、自分のことながら戸惑いを隠せない。

分別してゴミを出さなくちゃいけないので、まとめたゴミ袋をクローゼットの中に入れておいて、捨てたとたんスッキリして気持ちがよかった。捨てるのが忍びないものはメルカリに出品もした。一冊ごとにメルカリに出すと、手数料やら何やら手間がかかりそうな本は、まと

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お休みの日ですら、思うようにはいかないのだから。

お休みの日ですら、思うようにはいかないのだから。

うーん、おかしい……。こんなはずじゃなかったのに。三連休最終日の夜、ひとりで首をかしげる。

三連休中に「やるぞ!」と決めていたことの半分もできていない。いやむしろ、全然できていない。

「あれもこれも、洗濯するぞー!」と思っていた。換毛期が近づいているのか、一緒に暮らすネコが盛大に毛玉を吐き出している。カーペットや玄関マットや、あらゆる敷物の上で毛玉を吐き出すため、その都度洗濯しなくちゃいけない

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またキミと、仲良くできるといいのだけれど。

またキミと、仲良くできるといいのだけれど。

2018年6月17日。そこから先は、なにも書かれていなページが続いていた。

なんのことはない。「ほぼ日5年手帳」の話である。

5年間の記録をつける。毎年の変化を知ろう。今書いたことが、5年後にはどんな風に感じられるだろうか……。なーんて、思っていたのに。

恥ずかしながら、手に取ることすら、なくなっていた。

なんで手に取らなくなったか、いくつか理由らしいものはある。

春先に知らされた父の病

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暴れん坊将軍様、平成夏の大捕物帖

暴れん坊将軍様、平成夏の大捕物帖

とにかく早く、夏が終わってほしい。八月の中旬から下旬にかけて、とにかくそれだけを考えていた。

夏は、心を凍りつかせる侵入者が、これっぽちも「入っていいよ」なんて言っていないのに、家の中に上がり込んでいる。夜な夜なこそっと表れては、私を恐怖のどん底にたたき落とす。

お招きしていない侵入者は二種類いる。具体目を出すのも憚られるため、ここでは「忍びの者」と呼ぶことにする。

真夜中。眠っている耳元で

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嵐のあとに、どっと疲れが。

嵐のあとに、どっと疲れが。

今年は台風の当たり年だなんて言うけれど、正直なところもう十分だ。

週に一度近くの頻度だなんて、うちのカフェのアルバイトさんよりも来ている回数が多いくらいだ。

それにしても、昨日の台風は凄まじかった。私が住まう地域は、直撃したわけじゃないし、ちょっと庭木が折れる程度で済んだ。

関西や四国ではかなりひどい状況になっていて、夕方のニュースを見たときギョッとした。
停電や浸水など、大きな被害が出た地

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胃カメラとヘビ使い

胃カメラとヘビ使い

「じゃあ、9月1日。予約入れときますね」

年に一度、胃の検査を行っている。今年も、その時がやってきた。

私は「鳥肌胃炎(とりはだいえん)」という、ちょっとふざけた胃炎を発症している。もっとも、この症状は最近続けて書いている摂食障害が原因というわけではない。ピロリ菌に感染していたことが、三年前の人間ドックで判明し、その時に鳥肌胃炎だということも告げられた。

鳥肌胃炎とは 胃に起きる慢性のリンパ

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