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#まどか観劇記録2020

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2020年に出会った素晴らしい作品たちの記録。60本以上(週一以上)を予定しています。おすすめがあれば各記事のコメントにてお知らせいただけると嬉しいです。
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#エンタメ

『偽義経冥界歌』【#まどか観劇記録2020 10/60】

『偽義経冥界歌』【#まどか観劇記録2020 10/60】

先日、人生で初めて生の劇団☆新感線を見てきました。
「偽義経冥界歌」

観劇後に即追いチケ(追加でチケットを買うこと)するほどキマシタ。
豊洲遠いしな~。それにゲキ×シネとかWOWOW放送とかで見れるからまあいいかと後回しにしていたからこそ味わえた衝撃。
なんて言ってみても、いやいやいやなんでもっと早く生で見ようとしなかったんだと小一時間自分を問い詰めたくなっているので、この記事は、気になってるけ

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エンタメを死なせないために。

エンタメを死なせないために。

ただただ個人的な想いを書きなぐったnoteです。
読んで不快に思われる方がいらっしゃったらごめんなさい。

未来のためにお金を受け取ってくれ。政府要請によって国内の多くのイベントやエンタメが止まって数日が経ちました。
まだ数日なのかと途方に暮れるほど、エンタメは生きるための糧なんだなとしみじみと実感しています。
何か月も前から買ったチケットの公演日が近づいてくるのを今か今かと待ち、公演そのもの以外

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『天保十二年のシェイクスピア』【#まどか観劇記録2020 9/60】

『天保十二年のシェイクスピア』【#まどか観劇記録2020 9/60】

その作品が面白いかどうかは、最初の掴みを見たらわかる気がします。

なんて勝手なことを言ってみましたが、70歳になってしまって連日の公演の疲労が堪える、、、という木場勝己さんの前口上から幕が開いた『天保十二年のシェイクスピア』は、木場さんが脚本の井上ひさしさんを「少し前歯の出た方」と表現されたあたりから、ああこれは面白いなという予感を感じさせました。

前口上の中で木場さんがおっしゃった「芝居は趣

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『カレイドスコープ-私を殺した人は無罪のまま-』【#まどか観劇記録2020 8/60】

『カレイドスコープ-私を殺した人は無罪のまま-』【#まどか観劇記録2020 8/60】

会場に入ると360度を客席に囲まれ見下ろされる形でシンプルな舞台セットがあった。
隠れるものもない。机と椅子と役者だけ。
そこで、すごいものを見た。

あらすじ
ある日、少女が別荘で首を吊っているのが見つかった。
容疑者にひとりの少年が浮かんだが、裁判の判決は無罪。
判決に納得できない少女の父。
父の親友は、彼を案じ、少女の死の真相を解き明かすために関係者を少女が亡くなった別荘に集める。
自殺か、

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GACKT『KHAOS』【#まどか観劇記録2020 7/60】

GACKT『KHAOS』【#まどか観劇記録2020 7/60】

GACKT 20周年記念ツアー“KHAOS”行ってきました。

(セトリ含めネタバレの要素もあります。ご留意いただきお読みください)(そしてごめんなさい。敬意は込めてるからここでは呼び捨てさせてください)

記事を書く前に今回だけは自己紹介を。
私は20年来のGACKTファンです。
最近はツアー中2回くらい見れたらいいかなという距離感に落ち着いたけれど、以前は行けるだけ詰め込んで遠征をするほどのガ

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『モーツァルト‥‥―オレは誰だ!!―』【#まどか観劇記録2020 6/60】

『モーツァルト‥‥―オレは誰だ!!―』【#まどか観劇記録2020 6/60】

個性の強い作品でした(笑)。

あらすじ
音楽の天才モーツァルト。天才の名をほしいままにする彼の生き様と苦悩を描く。同時代を生きるもう一人の天才ゲーテは、モーツァルトの音楽を聞き、そのあまりの魅力に彼をこのままにしておけないと大魔王サタンを呼び出し、モーツァルトを滅ぼすことを決意する。奔放に生きるモーツァルトに対して恨みをいだくマリー・アントワネット、ベートーヴェン、父レオポルト、ルイ15世と共に

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梅棒『OFF THE WALL』【#まどか観劇記録2020 5/60】

梅棒『OFF THE WALL』【#まどか観劇記録2020 5/60】

梅棒『OFF THE WALL』初日に行ってきました。

退場アナウンスがかかっているのにも関わらず拍手が鳴りやまず。
トリプルカーテンコールからのスタンディングオベーション。

みんな梅棒に期待してた。
梅棒なら面白い、梅棒ならやってくれる、梅棒が見たかった。
彼らは見事に応えてくれました。
そんな初日のスタンディングオベーション。
興奮と熱気と満面の笑顔と。

第10回公演。
節目の公演は、4

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『えんとつ町のプペルTHE STAGE』【#まどか観劇記録2020 4/60】

『えんとつ町のプペルTHE STAGE』【#まどか観劇記録2020 4/60】

夢を見ろ。行動しろ。自分を信じろ。

舞台の醍醐味は、生身の人間が目の前で話し、役を生きている、そこから伝わってくる熱やエネルギーだと思うんです。その日その瞬間しかない熱を浴びて何を思うのか。

『えんとつ町のプペル THE STAGE』で、私は言葉がすごく刺さりました。脚本はえんとつ町のプペルプロジェクトの生みの親の西野さん自ら手掛けられ、絵本での表現に固執することなく舞台上で届く言葉として生み

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『デスノートTHE MUSICAL』【#まどか観劇記録2020 3/60】

『デスノートTHE MUSICAL』【#まどか観劇記録2020 3/60】

2020.1.19~2.9池袋の東京建物Brillia HALLにて『デスノート THE MUSICAL』が上演中。東京公演の後は、大阪、名古屋など地方での公演も予定されているこの作品。原作『DEATH NOTE』の記憶もうろ覚えで観に行ったにも関わらずかなりの衝撃を受け…、その理由についてミュージカルの視点からと、原作がある作品という視点から書き残しておきたいと思います。

まずはあらすじ。

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「イマーシブシアター『サクラヒメ』~『桜姫東文章』より~」【#まどか観劇記録2020 2/60】

「イマーシブシアター『サクラヒメ』~『桜姫東文章』より~」【#まどか観劇記録2020 2/60】

2020年1月24日~2月3日まで京都南座で上演中の「イマーシブシアター『サクラヒメ』~『桜姫東文章』より~」(以下:『サクラヒメ』)を観劇してきた。

歴史ある南座で行われる最先端の舞台表現のイマーシブシアタ-『サクラヒメ』。この作品についてその二大特徴である、イマーシブシアターという点、マルチエンディングという点から書いてみる。

あらすじ
歌舞伎演目の『桜姫東文章』をもとにしたオリジナルスト

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「林ゆうき 10th Anniversary Concert ~劇伴食堂 はやし屋~」 おみそ汁的視点からの感想【#まどか観劇記録2020 1/60】

「林ゆうき 10th Anniversary Concert ~劇伴食堂 はやし屋~」 おみそ汁的視点からの感想【#まどか観劇記録2020 1/60】

まず始めに、今回のnoteはイベントレポートではありません。
林ゆうきさんのコンサートに行って感じたことではあるのですが、音楽の話は一切書いていません。
あと、おみそ汁もコンサートには出てきていません(笑。
なので、コンサートのことを知りたいと思ってここにきてしまった方は今すぐ、林さんご本人のnoteか当日配信が保存されているYouTubeを見に行ってください↓

じゃあ何を書くのか。
「林さんの

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【観劇レポ】2019年振り返り

【観劇レポ】2019年振り返り

2020年の観劇目標は「60本以上(週一以上)の作品を見て、記事を書くこと」なのですが、その前に2019年の振り返りをしたいなと思いこの記事を書いています。

伝える言葉を強化したいなと意識的に観劇回数を増やしたので、観劇総数のべ87公演でした(ただしかなり被ってます)。

その都度noteを書いていたりするのですが、せっかくなのでいくつか今もパッと思いつく素晴らしかった作品たちを振り返ります。

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