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全記事入ってます。上から古い順です。 とにかく、全部、眺めてみるって結構重要です。
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2021年12月の記事一覧

共感が、時に全否定と同じように思える。
あなたに分かる意味で理解しようとしないで。
もう少しだけ、
「どういうことだろう?」「どういう意味なんだろう?」
という箱に入れておいて。
全てに、すぐに、反応する必要はない。
答えはあなたの体験の中にしか無いんだよ。

言わない



孤独や拒絶をあらわすものに
ぬくもりを感じる
僕は誰とも同じじゃない

同化をうながすものに
ひややかさを感じる
グロテスクで耐え難い
僕は誰とも同じじゃない

ひとりが好き
ひとりぼっちが好き
ひとりぼっちがいちばん、安心する

安心だけでは生きられないから
こんなに安心の「ひとりぼっち」を
我慢しなきゃいけないんだって

ひとりぼっちでいたい僕を諦める

嫌だよ
ひとりでいてはいけないなら

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僕の武器

時折、言葉をナイフのように鋭く構えるけれど
誰かに向けるための刃ではないよ

届いた手紙の封を切ることもできる
なにか、形を作るために削ることも、
もっと強い武器を作ることもできる
あるいは、鎖を切りたいだけなのかもしれない

鎖を切るのは
血が流れることもある
命の通った、蔓のような鎖が
絡みついている場合もあるから
自分が離れるためだけに刃を入れる
ほどくことさえできればいい

鍵を開けること

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楽しい体温

自分の足場になっているからいいんだ。
知らない誰かの養分にはならない。
奪われない。
やさしいことはもう言わない。
やさしさが僕を救ったことなんかないのだから。
ほんとうのやさしい世界は拒絶の先にしかない。
分かっているんだと思ってた。
騙すならもっとうまくやってよ。
僕が大丈夫なら誰も困らないよね。

この姿は僕の全てではないが、これが全ての僕がいる。

誰かのための言葉は全部捨てた。
これでま

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鱗の内側

鱗の内側

気づいた時にはもう一緒にいた。生まれた時から、あるいは生まれる前から一緒にいたのかもしれない、きっと、私という存在と一緒に生まれてきたんだろう。
時によって「しにたい」であったり「いきたい」であったりする「それ」は、誰よりも近くに、ずっとずっと一緒にいてくれた。一緒に生きてきた。誰にも譲る必要なんかないのだと思う。その空白は、空白じゃない。空いてるんじゃないんです。私の大事な「それ」が、在るんだよ

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ある日

ある日

冷たくていい
白く澄んだ空気のなかにいる

営みの音が遠く、聞こえる
寒さのなかに自分の形がくっきりと見える

ここでいい
そう思えるほどには、癒えている
怖さの先に知った気持ち
永遠に閉ざしておきたかったけれど

すべてを涙にして
呼吸を取り戻す
涙になるほど、体は癒えていた
その真実を知った

傷痕は疼かない
形だけ残っていても
それはただの皮膚

怪我をしたのかと訊かれたら
生まれつきだとき

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「人間」って「そういうもの」なのかなあ、ということを考えている

まず「死が在る」ものなのかなあ、ということを考えている

「死なないようにすること」が「生きること」なのかなあ、ということを考えている。

いきものはそもそも「死のうとする」もので、たとえば、「死ぬ前に成さねば」と思うようなことをなにか覚えて、「それを成さなければ死ねない」と決めることが生きるということなのかな、ということを考えている

言葉で片付けることを急がずに、疑問のまま浮かべておきたいことがあるからそうする。浮かべておいて、ずっと眺めて、ときどき離れて、忘れたりしながら、これがひとつの通り道になるのかな、と思える時間はありつつ、でもたぶん「これしかない」という答えでもないんだろう。

「滞在」しようとしなくていい。
必要ならまた寄ればいい。
ずっと居ようとしなくていいんですよ。

きみに会いたくない日なんかない

きみに会いたくない日なんかない

その翼を広げる時に、誰かが怪我するんじゃないかとか。心配して君は小さくなっている。それで、広い場所を探そうとしているんだ。
広げてしまえばいいんだよ。なんとかなる。絶対。なんとかしよう!

同じ話を何度することになったっていい。
話すたびに理解が深まるよ。誤解が解ける。時々誤解が深まってしまうこともあるだろうけど…この間分からなかったことが、今日は分かるだろう。この間は分かったと思ったことが、違う

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大丈夫だよ
大丈夫だよ
僕たちがいるよ
大丈夫だよ

広げたくなったから、散らかるけど、いいや。全部出してみたくなっちゃった。寝る場所なくなるかな。そこで寝ればいいか。そうだね。囲まれて眠りたいのかもしれない。ホットミルク飲みたい。