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きみに会いたくない日なんかない

その翼を広げる時に、誰かが怪我するんじゃないかとか。心配して君は小さくなっている。それで、広い場所を探そうとしているんだ。
広げてしまえばいいんだよ。なんとかなる。絶対。なんとかしよう!

同じ話を何度することになったっていい。
話すたびに理解が深まるよ。誤解が解ける。時々誤解が深まってしまうこともあるだろうけど…この間分からなかったことが、今日は分かるだろう。この間は分かったと思ったことが、違う意味にも考えられる、ってループに陥ることもあるけどさ。
誰も傷つけない優しさなんてたぶん存在しないんだと思う。なぜなら、みんな、傷を持って生まれてくるから。すべての相手におなじ優しさとしては機能しない。それは相手の問題だ。
相手に問題があるんじゃないよ。相手の問題なんだよ。そのひとのたたかいがあるんだ。

僕にもたたかいがある。僕の武器がある。僕の武器は、僕のナイフは…
僕のナイフは、「呼吸をすること」だ。
息をすること。自分の呼吸を思い出すこと。そして、自分の鼓動の速さを思い出す。僕の心臓は脈打っている。
君の息づかいを思い起こす。
君がまた呼吸を止めて、鼓動を止めて、存在を隠そうとするならば、僕のナイフは「君に呼吸をさせること」だ。
君は飛び方を思い出して。
無理やり心をこじ開けなくていい。
胸を開いて、呼吸を思い出すんだよ。息をして、そして翼を広げるんだ。

「何もかも傷つけて一緒に逃げよう」って、本気で言ってる?
本気なら、僕は…、僕はどっちだっていい。その顔が見れたから。二度と君と離れたくない。君を離さずいられるなら、嘘でも本当でも構わない。


恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。