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2018年10月の記事一覧
10月29日の朝ごはん
『スカートの下の劇場』上野千鶴子
秋限定のトロピカーナと一緒に‥
姫野カオルコに続き、勝手にきっつい人だと苦手意識があったけれど、読んでみて非常にかきたてられるものがあった。
高校3年生の時に選んだ研究テーマが「かわいい」だったのだけれど、その時調べたことをもっとあけすけにした感じ。
こういう決めてかかった口調でうざくならないのもすさまじ。
すごくざっくり言うと、
「なんで可愛らしい布で隠す
10月26日の朝ごはん
『ひと呼んでミツコ』姫野カオルコ
二日酔いが続き水と一緒に‥
なんとなく食わず嫌いをしていた姫野カオルコ作品だけれども一気にファンに!
分かりやすくいうと瀕死江古田ちゃん!の文学版といったところ。
自覚している嫌味を盲腸の縫い目の痛みに変換するところが美しい。
姫野カオルコが一定売れているという事実が私を安心させてくれる、素敵。
名言が多すぎて、名言集扱いになりそう。
猫とサティとサリン
10月25日の朝ごはん
『あなたの人生の物語』テッド・チャン
自販機で気になったよもぎ餅味の豆乳と一緒に‥
人に勧められたSF。
SF好きの男性が頭いいの法則がある気がする。
テッド・チャンいつか読もうと思いながらモチベーションが上がらず‥人に勧められるって大きい。
冒頭の短編バビロンの塔は結構好み。
旧約聖書に出てくる「バベルの塔」をモチーフにした小説。絵画とかでよくあるけど、小説でここまで風景のイメージが広がる
10月24日の朝ごはん
『浪費図鑑』劇団雌猫
女子らしく中国茶「四季烏龍」と一緒に‥
職場の人から「欲望」とか好きならこれ!とオススメしていただいた本!
そう、「欲望がすごい」のではなく「欲望への執着がすごいんですよ、私!」というわけで入社1ヶ月もたってないのに非常によく私のことを理解してくださる先輩である。
内容はひたすら、アイドルとか芸人とか声優とかいろんなものへの浪費エッセイと実態調査。かけている額がえげつな
10月23日の朝ごはん
『ROCK』岡崎京子
ほんとはショットと行きたいところだけど、仕事ですので、不思議に苦い水と一緒に‥
なんていうかまずびっくりしたのが1990年に描かれた漫画だということ。
よく言う言葉なら「色あせない」なんだろうけど、むしろ色があせつづけた世界のグレーな色が未だに世の中と比べて変わっていないことに驚き。
事務所から像を作られ拘束されてもがくモデルという意味ではテーマは『ヘルタースケルター』に
10月22日の朝ごはん
週刊文春 10月25日号
社会人らしく水と一緒に‥
カバンの中には日経と週刊文春を忍ばせて通勤。なんだかビジネスマンになった気分。
巻頭グラビアの橋本愛と片山さつきの件が気になって買っちゃうあたりも筋金入りのおっさん感。
壇蜜しかり橋本愛しかり、目力、半開きの唇、黒髪は昭和情緒ある美人の三大要素に思えたり。
あと能町みね子さんの言葉尻とらえ隊も好き。
某宗教の息子さんの話。親に縛られない
10月19日の朝ごはん
『屈折くん』和嶋慎治
いかにもな喫茶店で紅茶と一緒に…
人類の神秘を見た気がした。
彼の折れ曲がり方が、自分の人生のそれとそっくりだったから。
高校時代むさぼるように読んでいた、大槻ケンヂもそこそこ共感する部分が多かったけれど(欲の目覚めがウルトラマンAのゴルゴダ星の回だとか…)、それ以上。数年前に大槻ケンヂのライブと間違えて人間椅子のライブに行ったことには意味があったのだな…と心が温
10月18日の朝ごはん
『渚にて』ネヴィル・シュート
文章で目についた飲みものでコカコーラと一緒に‥
ただし、しばらくは飲めない気もする。
それくらい蝕んで来る作品だった。
読んだきっかけは先日飲みにいった人のすすめ。SFを普段読まないので、印象に残りそうな読みやすいやつを教えてもらったのがこの本だった。
たしかに印象にも残り、非常に読みやすい。
ストーリーは明快で、核の汚染であと3ヶ月ほどで人類最後の日が来ようと
10月17日の朝ごはん
『僕は明日、昨日のきみとデートする』七月隆文京都が舞台だからという安直な理由で抹茶ラテと一緒に‥
エクセルに関する御用聞きの副業をしているのだけれど、そこで最近お客さんになった方におすすめしてもらった本。
普段はあまりこういうわかりやすく「恋愛もの」を新品では買わないので、別の意味でドキドキ。
はなから批判であれですが、多分もうすでに発言している人が山ほどいそうだけれども、なぜこのタイトルつけ
10月16日の朝ごはん
『人質の朗読会』小川洋子
「コンソメスープ名人」の章にちなんでオニオンコンソメスープと一緒に…
高校時代、研究テーマに選ぶほどのめり込んでいた小川洋子作品。
自分のそういった趣味というか嗜好みたいなのを感じたのも彼女の作品からだった。
『人質の朗読会』は映像化もされた作品だけれども、その題材に選ばれるには「小川洋子の世界観」が強い印象の本。
おいしそうに思えない生々しい食の描写や、所帯じみ
10月15日の朝ごはん
『ブッダはなぜ女嫌いになったのか』丘山万里子
インドがらみでチャイと一緒に…
中華街のブックカフェ「関帝堂書店」で衝動買いしたもの。
「女嫌い」というよりかは、子ども産まれても喜ばなかったり、女性を一緒に修行するメンツに入れたがらなかったり‥でもなんかその背景って自分を産んですぐ亡くなった母親とか、乳母への執着みたいなもんもあったのかもねー、という本。
キリスト教との比較とか、源氏物語との比