10月16日の朝ごはん
『人質の朗読会』小川洋子
「コンソメスープ名人」の章にちなんでオニオンコンソメスープと一緒に…
高校時代、研究テーマに選ぶほどのめり込んでいた小川洋子作品。
自分のそういった趣味というか嗜好みたいなのを感じたのも彼女の作品からだった。
『人質の朗読会』は映像化もされた作品だけれども、その題材に選ばれるには「小川洋子の世界観」が強い印象の本。
おいしそうに思えない生々しい食の描写や、所帯じみた非日常、何かの電源が入って雰囲気が変わる人たち、「待つ」「受け入れる」主人公‥どれも読むと、「ああ小川洋子作品」とため息がでるものばかり。
とりあえずのように『博士の愛した数式』を読むくらいならこの作品からの方がいいかなと思う。『妊娠カレンダー』は「1冊目」って感じでもないし‥
そのうち表紙の考察とかしてみたい。
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