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【まったり経営学44】『世界標準の経営理論』39〜ビジネスと経営理論〜「自分にとってのビジネスとは何か?」を徹底的に思案し尽くさないと、備えようにも備えられない。

さてと、毎度の2年前の感想から

結局は、入り口が出口
オイラは、自分にとってのビジネス像が確立してるから、
2年前の感想にもしっかり、前回の最後に書いたビジネスモデルを書いてるでしょ👀
💃事業を保有してから、ブレないって大事🕺

ビジネスモデルがそもそも定まっていないと、
駆使する経営理論すら選択できない
👉大前提だからね

の最後に書いたとおりなんだけど、

「あなたにとってビジネスとは何?」
「あなたにとってビジネスとは何ですか?」

一番簡単そうで、答えようとすると、一番難しい命題について、経営理論で解決しようとアプローチしてる章。てか、経営学とか経営理論を学ぼうとか触れようって動機な人って、

何かしらビジネスに関して、直面してる課題があってそれを解決したい

からこそ経営学の本を手に取って触れようとかビジネススクールに通おうなんて思うんじゃないかな🤔って思うんだけど。

理論って特効薬、銀の弾丸ではない

からね👀
そーゆー人ほど、自分の一番関心が高いところを二、三個、チョロっと読んだだけで

「それが未来永劫変わらない普遍な答えだ」
「これだけやっておけば良いんだ」

って感じで俄かで勝手に正解=答えって思い込んで、分かった気になって、何か小さな失敗とか別のトラブルがあると、

「(個人の経験則として)だから経営学なんて学んでも役に立たない」

みたいなことで安易に即断即決して、否定するんだけどね💦

「あなたにとってビジネスとは何ですか?」

ってことすら真摯に自分に向き合って考えない、面倒臭いって逃げてる人が、

小手先の経営理論を都合の良いように導入してもうまくいくわけないでしょ?
👉自分のビジネス環境に威力を発揮する経営理論すら選べないんだから。

例えば、
しっかりと技術を持った職人が生み出す高品質な商品を、高級価格帯で富裕層をターゲットにしてたブランディング出来てた寡占な老舗企業が、
いきなり経営者が変わったからって、
低価格層もこれからはターゲットにって目標だけすげ替えて、
経営手法を全く変えないようなモノ。

見出しとしては、

  1. 経営理論は、ビジネスを説明できない

  2. ビジネスプランニングと経営理論

  3. ビジネスプランニング(business planning)

  4. 数十年の命題

  5. シェーンらの論文

  6. 各経営理論について

  7. 現代の経営理論がプランニングを十分に説明できず、プランニングが下火な背景

  8. ビジネスモデルと経営理論

  9. ビジネスモデルにおける経営理論を確立できない理由

  10. 1.ビジネスモデルの学術定義が曖昧

  11. 2.様々な要素・関係性を総合的につなぎ合わせたもの

  12. 経営理論では全体像を描けない

  13. ①効率性(efficiency)

  14. ②補完性(complementarity)

  15. ③囲い込み(lock-in)

  16. ④新寄性(novelty)

  17. 1~4の条件だけを見ても

  18. 全体主義と還元主義

  19. ビジネスを説明できる理論がない

  20. 現代社会におけるビジネスの目的

  21. ビジネスの目的は、コンセンサスの取れた大きな目的が定まっていない

  22. 我々がビジネスで生み出すべき「価値」は何か

てな感じかな👀💦

ポイント

とりあえずこの3つの側面を意識することがビジネス分析では大事になりそうだね👀
まあ、時代によって様々な変遷はあったけど、今でも計画派と行動派で対立はしてるってことね。
👉日本だと圧倒的に計画派が多数=国民性で、
実は戦後以降、名経営者がやった行動手法は、行動派が圧倒的に多数なんだけどね👀
(例)ソニー、ホンダなど
今の中国のBYDやベトナムのビンファストなんかも(しっかり、ある程度計画した上での)行動派
ま、あくまでも例って感じか、オイラの感覚が古いから合わないのかわからないけど、
リアル・オプションでやってる時点ですでに行動派かな🤔
ってのが個人的な印象。

日本の場合だと、計画派ってリアルオプションすらしないで、

リスクとか予見できないトラブルとかを度外視したあってないような計画に基づいて

いきなり巨額なコストを一気に投入して失敗し、撤退とか上場廃止

ばかりを繰り返してるイメージ

ね。グローバリゼーションとかアントレプレナーみたいな言葉と同じで、
実はマスコミがマスコミ用の定義で使い始めて定着してしまった
ビジネスモデル
って言葉に明確な定義とか研究ってそこまで進んでないんだね👀
詰まるところ、これが全てだよね
日本のマスコミ報道とかビジネス本だと、
学会ですらまだ明確に定義できてないものを
説明しなくても分かっていて当たり前!
明確に定義が固まってる
って前提で、「日本型経営」と同じくらい使ってるもんね👀
まあ、完全にビジネスモデルって日本でしか通じない造語が一人歩きしちゃっていて、
ビジネスモデル=ビジネスの全体像ってイメージの時に使う人もいるけど、
ここに書いてるとおり実は、全体像までは理論では説明できないんだよね〜〜〜
それをわかって使ってるなら良いんだけど。
人によっても、マチマチってことがわかるし、
ビジネスとは?に答えなんてないってわかるよね?
「私にとってビジネスとは、(いろんな人のビジネス観を受け入れる)寛容性」「私にとってビジネスとは、ホスピピタリティ」って答えてもOKだよね。
だって、答えなんてない=何を入れても自由なんだから。

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参考文献

まあ、ロマン溢れるギリシャの経済学者が遠方に住んでる娘に経済を本当にわかりやすく教えてる本。

お父さんから娘への経済学を出汁にした
ただのラブレターかしら
🤔

っと思えなくもないが、、、

この父ちゃん娘っ子大好きなええ父ちゃんやな😊
こんなお父ちゃんで娘も幸せやな
😊

って本。経済学ディシプリンが今回の主な引き合いだったのと、どんなビジネスも結局、

個人個人のビジネス活動の集合体である経済
(語源は色々あるらしいけど、オイラは経済=経世救民が好き)
って土台の上に存在するモノ

だから、この本をここでは挙げとく🕺
まあ、日本の場合、ファジーに曖昧に空気を読んでイメージでって感じで

でも書いたように、

経営と経済の違いも分からない

って人も多いからビックリするけどね👀

経済学者とか経済評論家に経営を任せよう

とか平然といるから、

バカの極みじゃないかな🤔
獣医師に人間の外科手術やらせるようなもんだぞ
👀

って思うけどね。

今回の感想

ま平たく言って仕舞えば、

  • ビジネスモデル 👉 自分で決めるしかない

  • 経営理論 👉 自分のビジネスモデルが決まった後で、展開するビジネスで直面する各課題解決や改善に(選択を間違わなければ、)威力を発揮

って感じかな🤔ポイントに挙げたスライドだけを見てもらってもわかると思うんだけど、

ま、だから今回の冒頭に、

ビジネスモデルがそもそも定まっていないと、
駆使する経営理論すら選択できない
👉大前提

って書いたんだけどね。

備えあれば憂いなし

って言うけど、

備える目的=(自分なりの)ビジネスモデル
すら定まっていない
👉備えようとしても何に備えていいか分からない
全部しないといけないって思っても

👉範囲広過ぎで効率悪過ぎしょ👀

オイラ別に、理想主義者でなく、現実主義者で超リアリストだし、

「あなたにとってビジネスとは何?」

なんて問いに答えなんかないんだから、

自分はお金が大好きで、お金持ちになるためだけに事業を創業して、ビジネスオーナーになって、今は幸せに生活してますって人で、純粋にお金儲けのためにやってるって人であれば、堂々と、

「自分にとってビジネスとはお金儲け。マネタイズ。収益を上げること」

て答えれば良いだけだと思うんだけど、なんか色々世間の目とか気にして

  • ナラティブ〜

  • ステークホルダーが〜

  • パーパスパーパス〜〜〜

  • SDGs〜〜

とか言うから

おかしなことになってるし、周囲に伝わらない
👉胡散臭くなって失敗してる

最初から無責任な理念主義者とかSNSの誹謗中傷なんか気にせずに、

「自分にとってビジネスとは、お金儲け」

でいいし、それしかないならそれでいいだろ👀

十分立派じゃん。
当初の目的を達成・実現してるんだから。

正解なんかないものに、
いちいち目くじら立てるほうがおかしい。

バカロレアみたいな制度がない日本だと、

哲学的な考察=無駄

で、

答えがある、即効性のあるモノにばかり飛びつく
(=アーリーアダプターみたいな感じ)

が持て囃されるけど、そもそも、

あなたのやってるビジネス自体に
唯一普遍な答え=正解
なんてあるわけないでしょ?
👀
👉大事なのは
「思考の軸」と「知の往復」

哲学なく軽薄にトレンドやら拝金主義で目先の売り上げだけを追う
👉金儲け、利潤追求=ビジネスの全てではない

し、それを国を挙げて繰り返し、生み出されたのは、

コンピテンシートラップにハマっただけ

結果、

たった十数年で国力自体が衰退しました

個人的にアベノミクス以降の日本経済は、

国や一流企業総出で、
コンピテンシートラップを放置するとどうなるか

ってゆー壮大な経営学の実験をして、

アカロフのレモン市場:
悪貨は良貨を駆逐するが、悪貨はいずれ社会から淘汰される

を証明しただけ。

最初から言ってるとおり、経済の摂理=自然界の真理は、

魅力と淘汰

  • 自分たちの魅力も磨かず、

  • 目先の収益のためだけに人を使い捨ててきたような、

  • 人権や法的リテラシーが会社法改正から17年近く経っているのに定着せず、

  • ガバナンスもコンプライアンスも世界標準まで進んでいない国が、

いくら背伸びしたって世界から淘汰されないわけないでしょ👀

当たり前のことすら学ばずに、

「自分たちのビジネスとは何か?」

って

  • 当たり前な課題にも真摯に向き合っていないから即答できない、

  • 目先の高収益に踊らされて、

  • 市場のパイ全体を自分たちで小さくしてるってことすら気づかないか、

  • 気づいていても何もしなかった

んだから、

安過ぎる国になって当たり前
衰退国家は、その一時的な享楽の反動で
成れの果て

じゃ、これからますます貧困になるしかない国で、
どうやって自分の事業を行うか。

まとめ

「ビジネスに正解なんてない。」

ってことで、

「時代の変化を見据えながら自分のビジネスモデルを常に考えて、作り直して、そこからマネジメント方法とか組織体系、リーダーシップ、管理方法を、、、」

みたいなことはいくらでも書けなくはないけど、
これまでの記事で何回か書いてるとおり、この本全体を通して精読して、
率直にたった数行で言えるのは、

これからの時代だからこそ、常に意識するのは、

  • 不安定性=ボラティリティ

  • 変動性=ダイナミックケイパビリティ

  • を意識して、吸収する戦略的な余裕づくりを常に繰り返し、

  • 安定的な経営=サステナビリティを実現させる

👉100%守りの経営=備えあれば憂いなし
ただ、それだけ

時代によって、より良く見えそうなトレンディでキャッチーなバズワードや効率の良さそうなフレームワーク、理論ですら自分に都合の良い理論を世界のどこかで述べている学者はいくらでもいる。
そんな無責任な流行りやツール、一時的な学説なんかに目先で飛びついて、右往左往して、

自分の進むべき道=行動のベクトル

を見失っては、いくら自分では

努力してる
頑張ってる

つもりでも、側から見ると、

ただ単に、軽薄なだけ

ビジネスや経営って

ただ熱意とか一時的な感情や思い込みで乗り切れるほど甘いモノですか?
今、この人はいくら稼いでるからスゴいって安易に思ってる人や企業が
数十年後に同じって保障がありますか?
20年前には世界のトップランキングに名を連ねた老舗日本企業でさえ、
今はどうなっていますか?

最後にもう一度だけ聞きます

「あなたにとってビジネスとは何ですか?」

さてと、次回は

いよいよ第6部
これまでの話を通じて、じゃあ

自分なりに経営理論を落とし込む

とか

現場で実際に取り入れる方法

なんかを紹介してる

に入ってく〜〜〜🕺
キーワードは、実は

ですでに書いてる藁😆

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