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「いじめの芽」への対処法 〜我が子の場合〜

週末が終わろうとしている。
その間、一切「帰りの通学団でのいじめの芽の話」をしなかった我が子。

流石に気になってお風呂の後に聞いてみた。

母「明日、先生に言うの?」
長男「ん???」
完全に忘れていた。
すごい。金曜に話したことをすっかり忘れていたらしい。
この切り替えの速さは父親譲りだろうか。

長男「ん〜〜、またやられたら言うよ」
私「わかった。でも傘も、噂も、●人してやるって言ってくるのも、全部卑劣だから。今度言われたりされたりしたら、絶対に先生に言いなよ」
長男「わかった」

この会話だけで終わった。

私の推察ではあるが、長男なりに

・金曜に帰ってきたとき私に鬱憤を吐き出してすっきりした
・対応策は無視だと教えてもらった
・いざとなったら先生に言う

という私との会話を通して一区切りをつけ、

・土曜日に図書館に行けた
・日曜日にモールへ遊びにいって遊んだ

という、好きなことをたくさん出来た2日間でストレス発散をしたことにより、
「嫌なこと」は終わらせていたのだろう。


私の心配に心配を重ねた2日間は何だったのか。
いや、親の心配を他所に子は意外と大丈夫だということの現れか。

またHSPな私の取り越し苦労で終わったのだろうか。
でもやっぱり心配だから、「とりあえずは様子見でいいので、知っておいて下さい」って先生にこっそり伝えようか。
伝えて欲しいと長男から言われていないから、言わないほうが良いのだろうか。

なんとも難しい問題だ。学校側からマニュアルみたいなものがあったら良いのに。
「こういうことを子供が言ったら、学校に教えてください。ここまでは、様子見で大丈夫です」とかそういうものが、今、切に欲しい。


長男自身が「今のクラスには友達がいない」と断言している。

私は、そこに対して、
「ママもそんなに友達多い方ではなかったけれど、小学校低学年の頃の友達なんて、名前と顔が一致しないほど覚えてないよ。長い人生で観たら、今の友達関係なんて、そんなものだよ。だから気にするな。一人で自分はコレが好きだってできる長男くんは凄いよ」
としか言えなかった。

切ない。親としては切なすぎるではないか。
でも流石に「友達がいるいない」には口出しできない。したいけれども。

もういい加減、私も色々考えたり下手かもしれないアドバイスをしたりせずに、「我が子は友達付き合いが下手だ」と、腹をくくったほうが良いのだろう。知ってはいたけれど、どうにかならないかと、私だけであがいていた。

長男は長男なりに、頑張っている。
毎日渋ることをせず学校に行って、放課には図書室に行ったり、外で一人で遊んだり、時間をしっかり使っているらしい。

それならば。

私は私で、長男の学業での自慢である「漢字のテストは完璧だよ」に貢献すべく、漢字の自主勉強ノートをせっせと作ろうではないか。
帰ってきたら、長男が喜ぶ炭酸飲料とお菓子を用意しておこうではないか。

また何かあったら、一緒になって怒ったりするかもしれないけれど長男の感情に寄り添って、解決策を一緒に探して、彼が望めば気分転換にも付き合おう。

今回のことを通して、親としてはこのパターンを学べた。雨降って地固まる、ということだろう。

子育ても道半ば、むしろまだ始まったばかりだ。
十分頑張っている長男には、おおらかな父親と、心配性な母親の私が付いているのだ。

きっと彼なら大丈夫だ!

(・・・どうしよう、おおらかと心配性だと両極端すぎるのでは!?という心配はとりあえずここに置いておく。)

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