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雑感あれこれ

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日々の雑感を綴りたいと思います。
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#古典がすき

私の祖母の人生訓 〜激動の昭和を生きた名もなき一人の看護師〜

私の祖母の人生訓 〜激動の昭和を生きた名もなき一人の看護師〜

九條です。

これは私が大学を卒業するとき、私の祖母からお説教された言葉です。

お盆ですから、祖母の想い出話でも…。それが祖母にとっての供養となるように感じますから。^_^

私の祖母は1918(大正7年)生まれ。戦前の女性としては珍しく上の学校(京都高等女学校/現在の京都女子高等学校・京都女子大学)を出て、戦前の1930年代から高度経済成長期の1960年代まで大阪市内の大きな病院の看護婦(看護

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五丈原の詩 〜星落秋風五丈原〜

五丈原の詩 〜星落秋風五丈原〜

九條です。

今日の大阪はよく晴れて、空が高く青く輝いていました。大阪平野を吹き抜けるそよ風も涼しくて、秋の到来を感じます。

少しずつ秋めいて参りましたね。

今夜は、私が好きな詩をご紹介したいと思います。たまに、ゆっくりとしたテンポで口ずさみます(以下 約1,200文字)。

その詩とは、土井晩翠 作『星落秋風五丈原』(ほしおつしゅうふうごじょうげん)です。『三国志』で有名な諸葛孔明を歌った七

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神々の罪と罰

神々の罪と罰

九條です。

私は以前に「仏様は罰を当てないが神様(神々)は罰を当てる」と申しました。

私が思うに、いちばん怖い神罰はどのような罰なのかと申しますと…

命を落とす事でもなければ、身のまわりで何か怖ろしく悪い事が起こるわけでもない。

そういう自分自身にとっても周りの人たちから見ても「分かりやすい」罰は、実は軽い罰なのだと思います。

私が最も恐ろしいと思う罰は、それは自分が狂ってしまう事。自覚

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書の道

書の道

九條です。

相互フォローをしてくださっている彩風さま(書道の先生)のご投稿を拝読したり、拙文にコメントを頂戴したり、私から彩風さまのご投稿にコメントを差し上げたり…。

そうしていると、子どもの頃の想い出が鮮やかに甦って参りました。

私は小学校1年生の時に習字教室に通いはじめました。その理由は祖母の強い推し(むりやり😅)でした。祖母は、

「字が綺麗やと一生得するから」

と口癖のように申し

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