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【マトリックスリザレクションズ】映画感想文:前作をもう一度観るべきだった
★★★★☆
評判が良くないと聞いていたから、覚悟して観たけれど、普通に『マトリックス』していた。
というか、「もしかして前作全部がただのゲームでした、という世界線?」と、いい感じで混乱させられる辺りが、とても良い。
3部作を観てから時間が経ちすぎて、ネオにとって懐かしい名前や人、シーンが出てきても、わからなかった。前作をもう一度復習してから観るべきだった。DVD買ったはずなのにどこへやった、残念
【プロジェクト・ヘイル・メアリー】読書感想文:宇宙二人ぼっち
★★★★★
同じ作者アンディ・ウィアーの『火星の人』は、『オデッセイ』とかいう何を表しているのかわからないタイトルで映画になり、宇宙ひとりぼっちって言われていたけれど、新作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』では、ほぼ同じテイストで、しかも、仲間ができる。
『火星の人』はユーモアにあふれた素敵な文章で大好きだった。本屋さんで三割程度立ち読みして、結局買って帰った。元々、本にするつもりじゃなくてWE
【Re:CREATORS】アニメ感想文:もっと人気が出てもいい
★★★★★
Re:CREATORS(レクリエイターズ)は、アニメ、漫画、小説の登場人物が現実世界に、実体として顕現し始めるという、オタクにとっては夢のような設定のSFファンタジーである。
「創造主たちに、自分の世界の改変を頼め」とそそのかされて、操られる者、
創造主側に立って世界を守ろうとする者、
両者から離反し、悪事に手を染める者、
彼らを創造したクリエイターたちの苦悩とライバルへの嫉妬、秘密
【デキる猫は今日も憂鬱】アニメ感想文:原作大人買い
★★★★★
コージー系。観ていて癒やされる。
原作を電子書籍で最新巻まで買ってしまった。
アクションや、ヒーローヒロインが活躍して地球を救うような物語を求める人には向かないが、刺さる人には刺さる。
原作の一部が読める↓↓
【カオス・ウォーキング】映画感想文:おら、こんな星嫌だ
★★★☆☆
地球に住めなくて、移住しなくちゃいけないとしても、こんな惑星は嫌だ。
男だけ、思考が外に漏れ出して、他人に見えるとか。
ひたすら追いかけられ、悲劇をいくつも経験をする主人公。
SF小説にありそうな設定だな、と思ったら、SF小説が原作だった。
ラノベと違って、『SF小説』は、独特な設定+苦しい旅+内面の冗長な表現に偏りがちで、複雑なストーリーは無かったりする。
宮崎駿監督が「残され
【MAMA】映画感想文:子育てを彼女さんに丸投げ
★★☆☆☆
オオカミに育てられた女の子たち、アマラとカマラの話を本で読んだことがあるけれど、MAMAは、森の奥で、人でない何かに育てられた二人の姉妹の話で、アマラとカマラを彷彿とさせる。
ヒロインが超美人。子供好きでもないのに、恋人(行方不明の姪たちを諦めずに探し出したところはいいとして)から強引に、普通ではない姉妹を託されてしまう辺り、はぁ?って思った。
引き取りたいっていう親戚がいるんだから
【NOPE】映画感想文:『映像を撮る』裏側がテーマ?
★★★☆☆
nopeは、NOを強調するスラング、というイメージで、ゲームなどでよく使われるので何となく覚えていたけれど、改めて検索したら、この映画ばかり出て来る!
アマゾンプライムがホラー映画としておすすめしてくるので、とうとう観てしまった。
初めはホラーで、正体不明のものに怖がってばかりで、このまま脱出して終わるのかと思ったら、途中から現実に立ち向かい始める。
無骨で自信なさげなお兄ちゃんが、
【赤ずきん】映画感想短文:人狼ゲームと童話を合体してみました的な
★★☆☆☆
人狼ゲーム。主人公や雰囲気は綺麗だけれど、人物描写に深みはなくて、「誰が人狼?」の興味だけで最後まで観る。蛇足が多くてテンポが悪い。
【インフィニット 無限の記憶】映画感想文:厨二病全開
★★☆☆☆
日本の漫画によくある厨二病てんこ盛りな設定は好き。でも、登場人物全員頭悪過ぎ。
そもそも、開発者を殺すほどの危険物を、その場で壊しておけば、冒頭の数分で解決してた(でも映画にはならない)。
わざわざ持ち出した理由は何?
取り戻した記憶を、その場でペラペラしゃべるとかあり得ない。フェイクかな? 敵を罠に引っかけて、実は、、という展開かとドキドキして待っていたら、普通に正しい情報で、
【ダークタワー】映画感想文:原作を読みたくなった
★★★★☆
SFファンタジーで、夢で見た世界のことを話す少年が、家でも学校でも孤立しており、施設に預けられそうになるが、実はその世界は実在していて、迎えに来たのは、、
という話。
クローゼットの中が異世界につながってたりする英国児童文学や、日本の漫画・ラノベにもよくある設定だけれど、この映画は、敵が冷酷過ぎて、人がたくさん死ぬ。
たった一人生き残った兵士と、巻き込まれた少年が、絆を深めながら、
【インクハート/魔法の声】映画感想文:いろいろと惜しい
★★★☆☆
インクハート/魔法の声は、原作があるようだけれど、絶版。
ピュアな冒険ものを堪能できて、楽しかった、良作だな、と思いながら寝た。
でも翌日、反芻するうちに、残念な部分に気づいて、良作かどうかわからなくなっていく、、
「こんな便利な能力があるのなら、もっといろいろと賢く使って、早めに解決できたのでは?」
「大事な本を探すのに、まず作者に当たらないなんてどうかしてる」
「そもそも、その年
【BECKY/ベッキー】映画感想文:怖い!グロい!オーバーキル!
★★★★☆
怖い怖い怖い。
凶悪犯も怖いけれど、主人公が怖い。
そしてグロい。オーバーキル。
『バイオレントナイト』とか『Mr.ノーバディ』とかは、割と平気で「そんな奴ら、やっちゃえっ」って観てたのに、ベッキーは、「こいつら許せん、、、許せんけど、、、ひーっっ痛い痛いっもう死んでる、十分死んでるっ」て耳を塞いでしまった。
続編がアメリカで公開されているらしい。