不登園・不登校についてちょっと考える話
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note マップ – おがさんの絵本 (ogasan-ehon.com)
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お子さんと関わってきたり、周囲のご家族、同僚等との関係性の中で
不登園・不登校のお子さんの話はとても多く聞こえてきます
それは幼稚園・保育園児から始まり、果ては高校、大学生まで幅が広いです
・自分の気持ちを上手く言語化できずに、精神的に辛くなってしまったり
・人間関係の問題で上手くいかず、居場所がなくなってしまったり
・精神的な障害の発症で、自分の気持ちとは裏腹に身体が動いてくれなかったり
それは本当に
「年齢関係なく人間だったら必ず起こり得ること」
「起こっていることは大人と変わりない」
ものなんだと認識しています
SNSでもよく話題にあがっており、ニュースでも不登校の人数が過去最多になったことは記憶に新しいです
小学生、中学生合わせて24万人ということでした
小学生約622万人 、中学生約321万人 合計943万人の中の24万人が不登校なのです
潜在的にはもっといるのでしょう
これを多いと見るか、少ないと見るかは意見が分かれると思いますが、私個人としてはとても多いと感じるのです
東京の文京区の人口が約24万人
東京の渋谷区の人口が約24万人
北海道函館市の人口が約24万人
と考えると、一つの市や区が出来上がるほどの人数が不登校なのです
この問題を論ずる上で
・幼稚園、保育園、学校などのシステム上の問題
・職員の質の問題
・家庭の問題
・人間個人の気質の問題
ここは必ず要因になっていること、それが複雑に絡まっていることは理解し、受け止めなければなりません
誰の責任でもない、しかし、全員に責任がある問題だと思わなければなりません
片方一方に責任がある問題ではない のだと考えています
昨今のSNSのつぶやきを見ていると、「誰の責任か」という議論が一方向側の論理で過熱する傾向があり、私は良い傾向だと思っていません
学校側が保護者を責めても
保護者側が学校を責めても
子どもや当事者を責めても
解決方向には向かわず対立構造だけが次々と出来上がってしまいます
ただ、現在の状況を鑑みるに、この環境を積極的に変えられる立場にあるのは、「学校側」「教育委員会」「文科省」「厚生省」にあると考えています
「保護者側」「当事者」がどんなに声高に「変えてほしい」「こういうのが欲しい」と叫んでも、裁量は「そちら」にあるのです
いくら叫んでも、要望を出しても変わらない現状に、「当事者側」がどんどん攻撃的になることも理解できるのです
私も今の現状に不満を持っている者の一人です。上記の論理と矛盾していることも分かっています
意思があれば変えられる、学べる、意識できる「力」を持つ場所が、「おかしいのは当事者側である」と言ってしまえば、更に議論は混迷を深めるでしょう
学校側への不満
施設、学校側から考えると、保護者の苦情・クレームという形で要望、意見が届くと思います
それに対して、
明確な根拠の検討・責任の所在の追求
全体周知・情報共有
根拠を軸にした、毅然とした全体での実践
ができていることがとても重要です
これはサービスを提供する側が持っていなければならない
「身を守る術」
「自分も相手も傷つけないようにする術」
だと考えています
これができていれば、そもそも大きなトラブル、問題が肥大化することはありません。あえて断言します
こういった「環境を整えられていない現状」を棚に上げて、「当事者側に責任がある」とするのは、筋が通っていないのです
こういった現状の中で、求められている
・「柔軟で、幅の広い発想での教育の提供」
・「誰しもが教育を受ける権利」
を提示できないのも、私は「教育の責任」だと思っています
保護者側に対して思うこと
一方で、保護者側の「理不尽な要求のエスカレート」も見過ごせない問題であったりします
教育側がやるべきこと
家庭がやるべきこと
は明確に分ける必要はあると思います
ただ、「保護者側」、「当事者側」はやはり、「弱い立場」にあるのです
日々の子育てはもちろん、不登園、不登校の状況の中で
・教育という場では、「お子さん」の評価を握られている現状
・もしそれが「できない」となったときに、「代わりの何か」も曖昧にされ明示されない
・「教育を受けることの大切さ」のみを延々と語られる
攻撃的になるのも無理もないのではないでしょうか
上記でも言ったように
教育側は
明確な根拠のある「できないものはできない」という姿勢
と
「代わりの何か」が説明される責任があるのです
「保護者側」、「当事者側」はその現状を苦情という形でしか訴えられない状況であることも支援者側は理解しなければなりません
まだまだ考えたいこと、記述したいことはありますが、今回はこのへんで…
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