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マガジン

  • 「16球団構想」であまり語られない障壁

  • 2022年プロ野球簡易戦力分析

    2022年シーズン前に各チームの簡単な戦力分析をします

  • 「若手厨」視点で妄想する開幕スタメン

最近の記事

四国にプロ野球新球団は可能なのか

「さっさと実行せず既得権益を守るプロ野球は終わりだ」と 特にプレジデントオンラインなどのネット記事や 一部のスポーツライターからしばしば批判される 「16球団構想」をはじめとしたプロ野球の球団拡張。 その候補地とされることが多い地域の一つが四国、 特に坊っちゃんスタジアムがある松山だ。 球団拡張の勉強会にも参加している都市だが、 市自体は「16球団構想」に対してもやや慎重姿勢。 また「16球団強硬派」とでも言うべき 先述のライターや外部の賛成派からは 「四国全体から集客できる

    • エスコンフィールドから考える「16球団」

      「WBCで優勝をしたはいいが プロ野球は16球団じゃないから面白くない。 既得権益を何とかしてさっさと球団数を増やせ」 WBCの後もこうした批判は少なくなく、 それも雑誌編集者やライターに多いのか ネットメディアの記事で この主張をしばしば見かける。 「ファームの数を増やすぐらいなら さっさと一軍にどんどん参入させろ」も 同様によく聞かれる。 今回はこの16球団について、 先日も取り上げた エスコンフィールドのアクセスの点から 改めて考えてみよう。 プロ野球の一軍に求め

      • エスコンフィールドに対するサッカーマウントの話

        エスコンフィールドに対するサッカーによるマウント今年開場した ファイターズの新本拠地 エスコンフィールドHOKKAIDO。 内外野総天然芝の開閉式ドーム球場ということもあって 拍手喝采の中で開幕を迎えた一方、 開幕戦では 最寄りのJR北広島駅で観客が長時間待たされ、 5年以内に予定されていた新駅建設も 費用の高騰でやや暗雲が立ち込めるなど、 かねてから不安視されていた アクセス面の難点が露呈した形になっている。 ところで このエスコンフィールドのアクセス問題が 話題になるたび

        • なぜ高野連は甲子園を秋に開催しないのか

          「一向に改革をしない態度」を批判される高野連猛暑が続く近年、 現行の夏の甲子園大会日程等を大幅に変更しない高野連が 毎年やり玉にあげられている。 その中で改善「案」として特にあげられることが多いのが、 甲子園球場のドーム化や京セラドーム大阪の使用、 そして今回とりあげる「甲子園の秋開催」である。 高野連も一時期「2部制」の導入を検討するなど 猛暑対策に何らかの手を打つことは考えているようだ。 ただこの「2部制」に対しては 高野連を批判している人たちの評価も芳しくなかった一方で

        四国にプロ野球新球団は可能なのか

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        • 2022年プロ野球簡易戦力分析
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        • 「若手厨」視点で妄想する開幕スタメン
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        記事

          2022年東京ヤクルトスワローズ戦力分析

          過去5年間の成績5年間で最下位を三度経験するも 昨年は日本一。 2015年にも二年連続最下位からリーグ優勝と、 投打がかみ合う年とかみ合わない年の落差が激しい。 野手展望スタメン候補たち 昨年はサンタナと塩見が好成績を残し 山田も調子を取り戻した。 バッティングが弱くなりがちなキャッチャーでの 中村の存在も大きい。 相対的に打線の穴となりそうなポジションは ファーストとレフトになるが、 他に比べれば 対処しやすいポジションでもあるため むしろそれ以外のポジションが 不調に

          2022年東京ヤクルトスワローズ戦力分析

          2022年オリックスバファローズ戦力分析

          過去5年間の成績しばらくは打線が低迷し 投手陣も良かったり悪かったりで 投打が全くかみ合わなかったが、 昨年は今までの鬱憤を晴らすかのように 投打がかみ合い リーグ優勝を果たした。 野手展望スタメン候補たち 打線では吉田正と杉本の2人が突出しており、 T-岡田と宗以外は 若手もリーグ平均以下だった。 昨年途中からショートに固定され 「抜擢が大成功だった」と称賛された紅林も 今後の成長が大いに期待される有望株ではあるものの 「今年の戦力分析」の枠の中では 現時点だと「大きな

          2022年オリックスバファローズ戦力分析

          2022年阪神タイガース戦力分析

          過去5年間の成績優勝からはしばらく遠ざかっているものの 5年間で2位が3回。 打線の強化がもう一つ軌道に乗りきらないが 得点が失点を上回る程度にはとどめられている。 野手展望スタメン候補たち 昨年は スタメンと控え野手が明確に分かれ、 そのスタメンの中からサンズが抜けたため 単純に作るとこのような形になってしまった。 実際には佐藤輝がサードに入り 大山がレフトに回る可能性も高くなっているか。 中野はかなり称賛されていたが 打撃成績では1、2年目の木浪聖也とほぼ同じ。 若

          2022年阪神タイガース戦力分析

          2022年千葉ロッテマリーンズ戦力分析

          過去5年間の成績2017年に最下位に沈むも ここ2年間は2位に入っているロッテ。 得点力が上がると失点が増えるため ピタゴラス勝率は意外と高くないが、 実際の勝率は概ね高くなっている。 3位が多かった2010年代中盤も この傾向が見られた。 野手展望スタメン候補たち 昨年の得点はリーグトップだが リーグで突出している選手は意外と多くなく、 特に世代交代を果たしたかに思われている若手は OPS.700台の選手が一人もいなかった。 そのポジションでチーム内トップである限りは

          2022年千葉ロッテマリーンズ戦力分析

          2022年読売ジャイアンツ戦力分析

          過去5年間の成績2019、20年にリーグ連覇を果たしたものの 昨年は打線の状態もいまいち。 近年相対的に悪化の一途をたどっている 投手陣のマイナスをカバーできなかった。 「補強がうまくいかなければこうなるチーム状況だった」 ということであって、 逆の「補強したからこうなった」ではない。 野手展望スタメン候補たち 主力の個人成績を見ると 打線の状態がそこまで悪いようには見えない。 ただ個々の打席数がそこまで多くないので 彼らが欠場する際の代役がいない ということになるだろう

          2022年読売ジャイアンツ戦力分析

          2002年東北楽天ゴールデンイーグルス戦力分析

          過去5年間の成績2013年の日本一の次に Aクラス入りしたのは2017年。 そのあたりの時期に比べれば 安定したチーム力がついてきたと言えるだろう。 ただ 打線が好調なら投手陣が不調、 投手陣が好調なら打線が不調と 投打のバランスがかみ合わない。 勝ち運にもいまいち恵まれていない。 野手展望スタメン候補たち 突出した選手が少ない代わりに キャッチャー以外で 打線に大きな穴となるポジションもなかった。 とはいえ DHに打力の高い選手を配置できなかった時点で 野手全体の層はか

          2002年東北楽天ゴールデンイーグルス戦力分析

          2022年広島東洋カープ戦力分析

          過去5年間の成績圧倒的な打力を背景にリーグ3連覇を達成したが 当時の主力の不調と移籍が相次ぎ、 徐々に悪化していた投手陣を支えきれなくなって 現在に至っている。 野手展望スタメン候補たち 鈴木誠也のMLB移籍が決まったことで 打力のさらなる低下が懸念される。 すでにかなりの結果を出している坂倉に加えて ここ3年「使え」と騒がれていた 林、小園、羽月の起用が大幅に増えたが、 林と羽月はまだ 主力級に成長したとまでは言えない。 彼らの急激な成長がないと 打線全体がさらに苦しく

          2022年広島東洋カープ戦力分析

          2022年福岡ソフトバンクホークス戦力分析

          過去5年間の成績リーグ2位が2回あるも 日本シリーズ4連覇を果たしていた ここ5年間のホークス。 昨年は4位に沈んでしまったものの ピタゴラス勝率はリーグトップ。 高齢化への対処など チームは大きな課題が多いが、 昨年に限って言えば チーム力そのものが完全に落ちていたわけではなさそうだ。 野手展望スタメン候補たち 好成績を残している日本人打者は 栗原とシーズン中にライトへ回った柳田だけ。 若手・中堅では 三森、真砂、リチャードらの出場機会が増えたものの 結果を出し続けると

          2022年福岡ソフトバンクホークス戦力分析

          2022年中日ドラゴンズ戦力分析

          今年は 例年のような若手至上主義の話ではなく 簡単な戦力分析をしていこう。 過去5年間の成績CSがなかった2020年以外は 2013年からずっとBクラスが続いている。 打撃に関しては 外国人選手も当たった2018年以外 なかなか改善が進まなかったが、 しばらく悪化していた投手成績のほうでは 大きな改善が見られている。 野手展望スタメン候補たち 昨年の実績からは このようなスタメン候補にしているが、 ここに載せた選手だと 高橋がセカンド、阿部は外野へ回る 可能性も高いよう

          2022年中日ドラゴンズ戦力分析

          2022年北海道日本ハムファイターズ戦力分析

          過去5年間の成績2016年に日本一になったものの 翌年から5年間で5位が4回。 得点力が下がるのは 球場の特性で仕方ない部分もあるのだが 失点も多くなっている。 主力選手がチームを去っても 次々と新たな戦力を輩出してきたチームだったが、 育成の成果が出なくなった。 あるいは 今までの育成が出来すぎだったか。 野手展望スタメン候補たち これまでは チーム全体での得点力が低い代わりに 安定して結果を出す主力自体は何人かいたのだが 昨年はその主力の大半が不調に陥り、 トレードや

          2022年北海道日本ハムファイターズ戦力分析

          2022年横浜DeNAベイスターズ戦力分析

          過去5年間の成績昨年は最下位だったが CSには2016年から3回進出しており しばらく続いた暗黒期からは脱出した。 「強力打線」と形容されることが多いものの 得点力はさほど高くなく 失点もやや多い。 野手展望スタメン候補たち 好打者がそろうわりに 得点力が高くない理由は 好成績を残すポジションと それ以外のポジションとの落差が激しいため。 他の戦力分析でも書かれていたが キャッチャーとショートのマイナスが特に大きい。 一方 センターライン以外は 主力がチームから離れても

          2022年横浜DeNAベイスターズ戦力分析

          2022年埼玉西武ライオンズ戦力分析

          過去5年間の成績2018、19年は強力打線を背景にリーグ二連覇を達成。 ただその間に 主力の国内、海外への移籍が相次ぎ、 ここ2年は不調と故障者が続出したこともあって 打線が低迷した。 投手陣の改善もなかなか進んでいないが、 2021年はそこそこ安定した先発が 数人出ただけまだ良かったほうか。 野手展望スタメン候補たち 昨年から考えられる野手のスタメン候補はこんなところ。 ポジションは一応このように当てはめているが 実際の守備位置はかなり流動的で、 また昨年は外野を中心

          2022年埼玉西武ライオンズ戦力分析