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2022年東京ヤクルトスワローズ戦力分析

過去5年間の成績

5年間で最下位を三度経験するも
昨年は日本一。
2015年にも二年連続最下位からリーグ優勝と、
投打がかみ合う年とかみ合わない年の落差が激しい。


野手展望

スタメン候補たち

昨年はサンタナと塩見が好成績を残し
山田も調子を取り戻した。
バッティングが弱くなりがちなキャッチャーでの
中村の存在も大きい。
相対的に打線の穴となりそうなポジションは
ファーストとレフトになるが、
他に比べれば
対処しやすいポジションでもあるため
むしろそれ以外のポジションが
不調に陥った場合を優先して
考えることになるだろう。


若手・中堅の二軍成績

今書いたファースト、レフト候補だと
長打力が期待される中山、濱田は
いささか伸び悩み気味。
今年が3年目の二遊間2人は
20代後半の控え要員も充実しているため
一軍定着はまだ先になるものの成長速度は順調だ。
高卒1年目としては好成績で
期待されている内山は
さすがにもっと時間をかけたい。
二軍ではこれだけの結果を残した古賀でも
一軍では全く打てていない。
一軍キャッチャーの負担はそれだけ大きいのだ。


主なドラフト新戦力

大学生の野手指名は
長打があまり多くないが足の速い丸山。
三振、四死球率、盗塁といったところまで見ると
丸山と近いスタッツを残していた選手がなかなかおらず、
意外と近かったのが青木。
ただし大学時代の青木は制約の多い二番打者で、
プロ入り後すぐに長打力なども磨きがかかった。
またスワローズでは
やはり社会人時代に長打がそこまで多くなかったが
昨年HR14本を打った塩見もいる。
そうした将来のあらゆる可能性を見ての
2位指名だったのかもしれない。


投手展望

主なローテ、ブルペン候補

昨年の主力投手の名前をあげると
とんでもない数になるスワローズ。
各選手の調子や疲労などを見極める起用が
投手成績の大幅な改善につながった
ということなのだろう。
今年もそのような起用で
うまく回していければ
投手崩壊を免れ、
二年連続のAクラスも視野に入ってくるか。


若手・中堅などの二軍成績

言い換えれば
一軍要員が多くても
それだけチャンスも多い投手起用になるはずなのだが、
この枠に割って入れそうな若手・中堅は
あまり多くない。
特に先発は
リリーフで一軍実績のある長谷川や寺島も含め
みな一昨年の金久保を下回っている。
リリーフで実績充分の梅野を
わざわざ先発に回そうとしているのも、
今年の新しい先発要員が
すぐには見当たらないのが一因ではないか。


主なドラフト新戦力

最近の東京六大学の指名選手だと
山下の三振率7点台後半はやや低め。
ある程度投げられた投手で
次に低かったのは8点台前半の高田だが、
六大学平均の変遷をあえて無視すると
三振率、四死球率などのスタッツが
非常に似通っていたのは有原である。
ただ山下の場合は
トミージョン手術などもあって
先発としての実働が4年次のみ。
昨シーズン後にも故障が発覚しているため
今年の即戦力としては考えないほうがいいだろう。
柴田は
昨年の公式戦登板が
2試合2イニング。

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