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2002年東北楽天ゴールデンイーグルス戦力分析

過去5年間の成績

2013年の日本一の次に
Aクラス入りしたのは2017年。
そのあたりの時期に比べれば
安定したチーム力がついてきたと言えるだろう。
ただ
打線が好調なら投手陣が不調、
投手陣が好調なら打線が不調と
投打のバランスがかみ合わない。
勝ち運にもいまいち恵まれていない。

野手展望

スタメン候補たち

突出した選手が少ない代わりに
キャッチャー以外で
打線に大きな穴となるポジションもなかった。
とはいえ
DHに打力の高い選手を配置できなかった時点で
野手全体の層はかなり薄いと言わざるを得ない。
DHを主力の守備を休ませるために用いるとしても
代役の打力の物足りなさが見てとれる。
今シーズンに関しては
ギッテンス、マルモレホスの外国人と
ベテラン勢がどれほど活躍できるかにかかってきそうだ。

若手・中堅の二軍成績

若手の中で圧倒的に期待感が大きいのは
2年連続好成績の黒川だろう。
ただセカンドやサードは
浅村、茂木がいるので空いておらず、
一軍スタメンで使い続けると
そのポジションがまだ穴になりそうな成績なので
どこかのポジションを無理やり空けるのも厳しい。
当面は浅村の守備を休ませたいときの二番手要員になるか。
このほか
一軍起用が増えている中堅選手も
二軍では好成績。

主なドラフト新戦力

昨年は上位3人を野手で固めた楽天ドラフト。
大学生は長打力に定評のある安田だが
愛知二部なので細かい成績はわからない。
一・二軍ともに
キャッチャーのバッティング育成では苦戦しているので
強打のキャッチャーとして育てるか、
それとも岡島のように
外野などへのコンバートを視野に入れているのか。
楽天に限らず
キャッチャーで育成すると
バッティングの成長が停滞することが多いので
判断が難しいポイントである。

投手展望

主なローテ、ブルペン候補

FA、トレードなども駆使し
あらゆる手段でかき集めた先発陣。
ドラフト評論家などからは
非難の声すら上がっているが、
この補強がなければ
投手陣ははるかに厳しい状態になっていただろう。
リリーフも
安樂や西口が育ってきたが
他のチームと比べて
投手陣の頭数は明らかに足りていない。

若手・中堅などの二軍成績

すでに一軍実績のある
石橋良太や塩見貴洋、弓削隼人といった
中堅・ベテラン勢を除くと
二軍の若手の伸び悩みが顕著に見られる。
ベテランを獲るから若手が育たないのではなく
若手が育たないからベテランを獲っているにすぎない
のだ。
1年目の二軍では
それなりの結果だった高田孝や藤井が
一軍ローテ争いにどこまで割って入れるか。

主なドラフト新戦力

西垣はスタッツで見ると
同じ大学の徳山壮磨を上回っている。
と言っても差が出ていたのは秋のシーズンで
春は似通った数字だが。
三振率は三嶋とほぼ同じ。
吉川は社会人ではリリーフ専任で
イニング数は少ない。
楽天はしばしばこういう投手を指名してくる。

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