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「光る君へ」関連

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NHK大河ドラマ「光る君へ」に関して、感想などを綴った記事をまとめました。
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#大河ドラマ

大河ドラマ『光る君へ』 “本物”の平安を届ける/書道指導・根本知

大河ドラマ『光る君へ』 “本物”の平安を届ける/書道指導・根本知

彰子の入内と定子の死…。
怒涛の展開を迎えた大河ドラマ『光る君へ』第28回ですが、書道指導を担当する私がご紹介したいのは、雪が降るなか、道長が日記に取り消し線を2本入れたシーンです。

彰子の中宮御立后の日として、安倍晴明が“よき日”と占った2月25日の”廿(二十)”まで書いた後、ふと筆を止め「まだ詔はおりてはおらぬ」と書いた箇所を消します。

実はこの2本の取り消し線、時代考証の倉本一宏さんの情

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大河「光る君へ」〜宿縁の魂〜

大河「光る君へ」〜宿縁の魂〜

こんばんは。
ミュルアです。

このところ、歯の治療をしていて、気分が優れずなかなか更新が出来ていません。

でも、この前の大河「宿縁の命」は、夢中になって見ました。

石山寺でまひろと道長が再会したところで、2週間も待たされましたもの。

脚本家の大石静さんは、まひろと道長は、生涯の【ソウルメイト】だと仰られたと聞いています。

ソウルメイトは、最近のスピリチュアル用語ですが、道長とまひろの繋が

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大河「光る君へ」〜藤原彰子の登場〜

大河「光る君へ」〜藤原彰子の登場〜

こんばんは。
ミュルアです。

梅雨なのに、毎日本当に暑いですね。
皆様、熱中症に気をつけてください。

ところで、今週は、大河ドラマ「光る君へ」の放送がお休みです。ちょっと寂しいです。

最新作『いけにえの姫』では、藤原道長の長女彰子が出てきましたね。

うつろな瞳でなんでも「仰せのままに」と繰り返す姿を見て、『源氏物語』の【女三の宮】のモデルなのかと思いました。

固い蕾が段々と花開いていくよ

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大河「光る君へ」〜清少納言の想い〜

大河「光る君へ」〜清少納言の想い〜

おはようございます。
ミュルアです。

先週は、体調が悪くて、あっという間に一週間経ってしまいました。

でも、【枕草子】の誕生を楽しみにしていたので、大河ドラマは居住まいを正して拝見しました。

前回、【悲しき中宮定子】でも、ちらっと書きましたが、定子が出家した後、二条邸も炎上してしまいます。

息子藤原伊周の太宰府行きに同行出来なかった(実話です)定子の母高階貴子も、病を得て儚くなってしまいま

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大河「光る君へ」〜小麻呂の消息〜

大河「光る君へ」〜小麻呂の消息〜

こんばんは。
ミュルアです。

日中は、春らしい陽射しになってきましたが、花粉症で辛い日々を過ごしています。

そんな時でも、大河ドラマを観ていると時間があっという間に過ぎます。

今週は、主人公まひろの家にまひろの母の仇が訪ねてくるという緊迫した場面が見処でした。

まひろの奏でる琵琶の音色が凍りつきそうなぐらい怖かったですね。

でも、冒頭に左大臣家の小麻呂(源倫子さまの愛猫)が映っていて、安

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「光る君へ」第一回目を観て

「光る君へ」第一回目を観て

こんばんは。
ミュルアです。

今日は、遅ればせながら、神田神社に初詣に行ってきました。

ところで、大河ドラマ「光る君へ」の第一話をご覧になりましたか?

十二単衣が沢山出てきて、みやびで優雅な映像だと思いきや、かなりドロドロしてショッキングな場面もありましたね。

でも、古典好きには、ときめく場面がありました。

主人公のまひろ(紫式部)が初めて藤原道長に出会うシーンが『源氏物語』の「若紫」へ

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大河「光る君へ」 〜『源氏物語』の思い出〜

大河「光る君へ」 〜『源氏物語』の思い出〜

こんばんは。
ミュルアです。

1月7日(日)からNHKで大河ドラマ「光る君へ」が始まります。

待ちに待った平安時代の大河ドラマです。

戦国時代とかも良いのですが、かねてから平安時代の雅やかな大河を切望していました。

今回の主人公は、あの紫式部。

『源氏物語』の作者です。

今でこそ、私は古典が好きですが、『源氏物語』に出会った高校時代は、古典が苦手でした。

しかし、文系だった私は、古典

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