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大河「光る君へ」 〜『源氏物語』の思い出〜

こんばんは。
ミュルアです。

1月7日(日)からNHKで大河ドラマ「光る君へ」が始まります。

待ちに待った平安時代の大河ドラマです。

戦国時代とかも良いのですが、かねてから平安時代の雅やかな大河を切望していました。

今回の主人公は、あの紫式部。

『源氏物語』の作者です。

今でこそ、私は古典が好きですが、『源氏物語』に出会った高校時代は、古典が苦手でした。

しかし、文系だった私は、古典は必修。

しかも、大学受験には欠かせません。

『枕草子』、『伊勢物語』を授業で習ったものの、文法が超苦手のままでした。

その上、何故か私のクラス担当の古典の先生は、『源氏物語』を教えてくれませんでした。

でも、大学受験の模試や過去問には、光源氏さんがバンバン出てきます。

これは、まずいと思い、いきなり最初の「桐壺」から読み始めました。

いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。

『源氏物語』桐壺巻

なんとか「桐壺の巻」を読み進めていくうちにこれは、大変なことになったと気づきました。

『源氏物語』は、五十四帖もあり、登場人物も多く、宮中で繰り広げられる物語なので、位階や儀式や装束など調べなければわからない事だらけでした。

そこで、古典が得意であった母に相談したところ、現代語訳もあると知り『与謝野源氏』を手に取るもあまり時間が無かったので、全て読了出来ませんでした。

そんな時、本屋のコミックコーナーで出会ったのが大和和紀さんの『あさきゆめみし』でした。

手に取って、これだと思い、あっという間に読了しました。

絵が美しく、登場人物の個性も際立って描かれていたので、物語のあらすじと人物相関図などがきっちりと頭に入りました。

漫画ベースの独学でしたが、なんとか受験までには間に合いました。

そして、やはり本番で『源氏物語』が出題されました。

一節が抜粋されていて、そこでの会話が誰が誰に向かって、どんな話をしているかといった内容だったと思います。

帝が女御と会話している場面です。

やっぱり出たかと思いながら、なんとか解答出来たのを思い出します。

そして、無事に京都の某大学に合格出来、今日に至ります。

その後も、何度も『あさきゆめみし』を読み返しましたが、歳を重ねる毎に視点が変わり、注目する女君も変わるので、本当に深い作品だと思います。

今年は、また読み返して、京都に行く折にゆかりの神社仏閣などを訪れたいです。

それにしても、大河ドラマ「光る君へ」を観るのが楽しみです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

gemini6rabbitさん、藤のお写真ありがとうございました。



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