狭心症と診断されたら
今、思うと端緒はめまいだったかもしれません。耳鼻咽喉科で診てもらうとその時は何ともなかったので、一般的によくある良性発作性頭位めまい症だと診断されました。その時もらったパンフレットによると、めまいには回転性めまい、動揺性めまい及び立ちくらみのようなめまいがあり、回転性めまいの多くは耳に原因があるので、耳鼻科へ、動揺性めまいの場合は脳神経内科へ、立ちくらみは血圧と関係することが少なくないので、循環器内科に受診することをオススメされるそうです。
内耳には平衡感覚を司る三半規管がありますが、そのほか前庭神経など平衡感覚に関係する部位が存在します。いわゆるジャイロセンサーのような役割を果たす前庭内が乱れると先の良性発作性頭位めまい症が生じ、前庭神経がウイルス感染などにより炎症を起こすと前庭神経炎になり、天井がぐるぐる回るほどのひどいめまいが生じるそうです。内耳の働きが異常となり、めまいが生じる代表的な病気にメニエール病があり、これも強烈な回転性めまいのほか、吐き気、耳鳴りがあり、難聴になるものがあります。
脳卒中になるとふらついたりして主に動揺性めまいが起こり、頭痛やしびれ、呂律が回らないなどめまい以外の諸症状を伴うのが診断の鍵となるそうです。脳の血管に異常がなくても、心臓からの血流が低下するとめまいが生じます。心臓に不整脈などの持病があると、心臓のポンプとしての役割が一時的に果たせなくことで起こります。そして、血流が低下すると体が必要とする酸素量が不足するので、息切れが出現します。そう、息切れもあったかもしれません。息苦しさを感じると登山用携帯酸素を吸入したりしてまるでグーニーズの喘息持ちの少年マイキーのよう。突然死の多くは心疾患によるものです。
心臓はポンプとしての役割を果たすため拍動を繰り返し全身に血液を送り出していますが、この休まず自律的に動く心臓に酸素や栄養分を届けているのが冠動脈です。すなわち、冠動脈とは心臓が正常に動くのに大切な役割を担っています。右冠動脈は1本、左冠動脈は2本に枝分かれ、計3枝からなっています。動脈硬化や血栓などでこの血管内が狭くなると血液が流れにくくなり狭心症に、血管内が塞がれてその先に血液が届かなくなるのが心筋梗塞です。狭心症の症状は胸部の圧迫感や息切れなどが主なもので、血流が回復すると症状は緩和されます。一方、心筋梗塞は血流が完全に止まり、血流が止まると細胞は生きていけないので、狭心症は黄色信号で心筋梗塞は赤信号かもしれません。このような虚血性心疾患は致命的なので、Google検索で調べてみました。「狭心症 めまい」と検索すると狭心症の症状を説明するサイトのほかに「他の人はこちらも質問」というコーナーがあります。気になる情報をいくつかピックアップしてみました。
狭心症 放っておくとどうなる?
狭心症を放置した場合、最終的にある確率で冠動脈の閉塞を起こし心筋梗塞を起こします。 心筋梗塞と狭心症の違いは、狭心症の場合には通常心臓の筋肉の障害がないか、あるいはあっても少ないわけですが、心筋梗塞では確実に心臓の筋肉が障害(壊死と言います)されます。
狭心症 何年生きられる?
一般的な統計によれば、冠動脈1枝の病変の場合、14年後も生存している確率は80%です。 治療がうまく成功しているときには生存の確率は格段によくなります。 体重、血圧がよく管理され、糖尿病がなく、禁煙状態であるというならば、先は明るいとみてよいのではないでしょうか。
狭心症に良い食べ物は何ですか?
野菜(きのこ類、海藻類、芋類も含む)や果物には食物繊維、ビタミン、ミネラルなど心臓病の予防に役立つ栄養素が多く含まれています。 食物繊維は血中の余分なコレステロールや塩分を排泄してくれる働きがあります。 また、食物繊維が多い食品は血糖値の上昇を抑えます。 満腹感も与えてくれるので、過食を防ぎ肥満予防も期待できます。
狭心症は治るのですか?
狭心症は心筋梗塞とは異なり、可逆的であり適切な治療を施すことで完全に治すことができます。 そのため胸部に異常を感じたら早期発見、早期治療のため医療機関で診察を受けるようにしましょう。
狭心症のウォーキングは?
狭心症や心筋梗塞を起こす要因となる動脈硬化の治療・予防として、速歩やウォーキング、ジョギング、水泳などの軽い有酸素運動を30分以上、週3~4回程度行うことが推奨されています。
狭心症の予防方法は?
狭心症予防のポイント:生活習慣を見直す
飲酒は適量を心がけてください。 ●運動週に3日以上は、激しい運動ではなく会話ができる程度の運動をするようにしましょう。 ウォーキングやスロージョギングなどの有酸素運動がおすすめです。 ●睡眠早寝早起きを心がけ、少なくとも6時間以上は睡眠をとりましょう。
参考
↑2回接種までのロット番号における報告例。報告されている数的には極めて少数で、ここで原因不明の心不全や心停止だけを拾うのはバイアスであり、因果関係を示唆することができませんが、今回、BA4/5対応2価接種後23日後の人間ドックの結果でした。一説によると、mRNA遺伝子導入によるスパイク蛋白質の発現により血管内皮細胞の炎症が惹起され、それが血栓につながるというものらしいのですが、だとすると実際に感染した人は生ウイルスの残骸等で膨大な量のスパイク蛋白質に曝されるわけで、免疫のメカニズムが異なるのか何だか不思議です。また、スパイク蛋白質に対する抗体が、スパイク蛋白質を産生した細胞までも異物として認識し攻撃することによる自己免疫疾患が引き起こされる仕組みや、さらに細胞内のエネルギー生成を担っているミトコンドリアの働きにも何らかの影響を及ぼし機能不全をきたすことが指摘されているようです。これらが胸痛や倦怠感の一因となり心疾患の原因となっている可能性は否定できません。
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