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炬燵の中の確かな幸せ

昼と夜の寒暖差

寝るにも寝られず

起きてるのもしんどくて

厚着をせねばと思ってはいるものの

身動きを取るには動きにくいから

いまだに薄着

あぁ外出を控えて

炬燵の主となりにけり

夢を見ようと

閉じる瞼の裏側

描く気持ち良さも

現実的とは言い難く

中途半端なままに

眠るものここにおりにけり

このままそのままだらだら

過ごす昼日中

外じゃ風が強いのか

窓がガタゴト

木々のざわめきも

時折聞こえるサイレンの音

誰かの靴音

アパートの階段を

昇ってくる音

部屋の中にいたら

体は冷えないし

煩わしさからも身を守れて

ひもじくもならない

幸せの温もりに包まれながら

我幸せなりと独り呟く

炬燵の中

微睡みながら

ヘンテコな夢を見ようとも

まあこんな日があっても良いと思う

温かい部屋の中で一日を過ごす日も

あっても良いと思う

そんな事をぼんやり思う土曜日の昼下がり

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