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動画【パラドックス#13】分割のパラドックス!

古代ギリシャ時代から現在に至る多種多彩な「パラドックス」を解説する【パラドックス】シリーズを、YouTube チャンネル「高橋昌一郎」で開始した。お楽しみいただけたら幸い!

第13回「分割のパラドックス!」

古代ギリシャの哲学者ゼノンは、「誰も目的地には到達できない」と主張した。 人が目的地に到達するためには、まず目的地までの中間地点を通過しなければならない。その中間地点を通過しても、そこから目的地までには中間地点を設定でき、それも通過しなければならない。そこから目的地までには、さらに中間地点を設定でき、それも通過しなければならない。

このように考えていくと、目的地までの距離は限りなくゼロに近づいていくが、中間地点は無限に存在することになる。そのためゼノンは「無限の点を通過し終えるには無限の時間が必要となり、目的地に到達することは永久にできない」と主張したのである。

もちろん、現実には人は目的地に簡単に到達することができるのだから、この話にはどこかに欠陥がある。どこに欠陥があるのだろうか?

高橋昌一郎(監修)『最強に面白いパラドックス』ニュートンプレス、pp. 72-73.

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