🇳🇿Kindergarten in NZ, ニュージーランドの幼稚園に通う自閉症児とその親の状況

2024年2月17日 01:49

ニュージーランドには入園式も卒園式もなく、みんなそれぞれのタイミングで入園してきて、大体が5歳の誕生日当日から小学校って感じだろか、適当に卒園していく。
発表会もない。
幼稚園から制服のところあれば、息子のところはないけど持ち物は指定。
給食とおやつ(午前・午後)が出て、帰りにもクッキーが出たり、玄関先に"ご自由にお持ち帰りください"とお菓子がおいてあったりもするけど、幼稚園によってはお弁当とおやつは持参だったり、給食にも拘りがあるところはかなり拘ってる。←なんか見た
肝心の料金だけど幼稚園によって違えば、保護者の利用の仕方によっても違う。
因みにニュージーランドでは3歳になると週20時間を無料で利用できる。
*Ministry of Education | 20 Hours ECE for ECE services
低収入の人はWork and Income, 福祉事務所かOrangatamariki, 児童相談所に助成してもらうのもあり。

息子は月～金曜日の4時間つまり週20時間内に収まってる。
幼稚園やMinistry of EducationのNova、その他の各関連機関とも話し合った結果、幼稚園の安全対策のうちで自閉症児である息子を受け入れられる時間と息子にとって無理なくまた家庭に影響が出ない範囲での通園が今の状況。
そのために息子だけ新学期が遅れたこともある。
ぶっちゃけ私的にはフル出勤したかったけど、息子の命には変えられない。
在宅勤務継続中。

気まぐれに園内SNSを通じて息子の様子が送られてくる。
幼稚園では英語とマオリ語の両方やってるから連絡も両方が混じっちゃってて。
だから親はマオリ語も理解出来ておかないとなのよ、息子の幼稚園は。

息子は自閉症だからというか、よくお友だちの遊んでる玩具を取り上げたり(自分が使いたい)、順番が待てなかったり、何かようわけわからんことするけど周りのお友だちが優しい。
私たち大人より根気強く息子に注意を促してるとこ何度も見た。
アレもし私だったら息子が泣くまで突き飛ばしてるよ。
*息子にはSupport teacher, 加配がついている

息子はバイクが好きで、幼稚園ではただひとりスケボーにも乗れるらしい。
バランス感覚が優れてると先生たちからよく聞く。

幼稚園との関係性は悪くない。
私がかなり妥協しているところは……それはまた今度詳しく。
自閉症児である息子のための連携は喜んで取ってくれてる。
こないだの面談でもそう。
*動画をご覧くだちい
私の扱いが上手いのもさすがプロ。←おい
そして先生方の国籍(出身国)も様々。
幼稚園全体的にも日本からしたら立派なInternational schoolかもしれないけど、ニュージーランドからしたらこれが普通の幼稚園。
子どもたちの入れ変わりは頻繁にあっても先生たちは固定で、息子の幼稚園の場合には外部からの訪問者(保育体験やボランティアなどを希望するワーホリ、学生の実習など)は受け入れてない。

園内で事故やケガが発生したときには必ず連絡、報告があってお迎えのとき状況の説明を受けて紙にサインする。

他の保護者との関係は多分私が一番みんなに知られてると思うし、連絡先を知ってる。
理由は私がマルチリンガルだから。
基本的に保護者は足早に送迎だけを済ます。
前後で保護者同士が集まって話をしているとかない。
もしあったとしたらそこには私がいるはず。

日本人と違って早期英語教育みたいなことをやってる家庭はない、私が知る限り。
みんなこの幼稚園に入るまで母国語だけで過ごしてる。
入園後でも家庭内は母国語のまま。
だから初めのうちは慣れない環境どころか言葉もわかんなくって泣いてる子が多いし、保護者も不安なわけさ。
で、先生もそういう子どもたちにどう接していいかわかんないから私がいたら私に振って来くるの。
「"お母さんが迎えに来るまで待ってて"って伝えて欲しい。」
「さっきから何か言ってるみたいなんだけど？」
一応は園内のコンプライアンス的なので私が園内で園児を撮影するとかダメなはずなんだけど、もう幼稚園も保護者も黙認(？)でどういう様子で過ごしていたかを私が画像や動画付きで保護者に送ってあげたりしてる。←使用目的が明らかだから？
こないだ英語の歌を歌ってる動画を送ったらビックリしてた保護者いた。
私が教えたのか、どうやって覚えたのか、私が頼んだのかそれとも自発的に歌い出したのか、たくさん質問が来て"お友だちと仲良く遊んでいるうちに覚えたみたい。私に近づいてきて歌って見せてくれたよ！"って返したら感謝の言葉と嬉し泣きマークが私に。
いやいや、私は何も。
最近はそう、子どもたちの方から"撮って！"と言わんばかり近づいてきていろいろやってくれる。
これはそろそろ私もお給料を頂かないと、ね、園長先生！←ㅎㅎ

SNSで繋がってる保護者も多くて、出掛けた先の詳細を聞かれたり、英語がわからないから連れて行って欲しいとかいう付き合いも……あるけどもう記事の通り。
出掛けた先の詳細を教えはしても行動的には息子とふたりだけで出掛けてしまう。
何度も言いますけど記事の通り、約束したり、都合つけたり、行けなくなった場合は、その何だかんだが面倒臭いから。
一緒に出掛けてもしどちらかの機嫌が悪くなったら両方で身動き取れなくなったりもするしね。
ただ決して"一匹狼"を好んでるわけではありません。
Aisyaたちとは出掛けてるじゃん？

話は園内に戻るけど──
絵本の時間、歌や踊りの時間があっても特に決まりはない。
決まりってのは綺麗な輪を作って、整列やみんなが同じように参加しないといけないとか"こうしなさい"や"こうでないと"はなくて、その時間に別の違うことしてても先生に怒られたりすることはないってこと。
勿論、日本人が求めるような幼稚園だってあるよ！

附属幼稚園もあれば、モンテッソーリ幼稚園だとかオルタナティブ幼稚園だとか中国系幼儿园、特色のある幼稚園はやっぱニュージーランドにもいろいろとあるわけだから問い合わせをして見学に行くのが一番だと思う。
正直に言うと『Ficino School』は全然思ってたのと違かった。
あ、これは見学に行くことの重要さを言ってるわけで別に『Ficino School』を否定してるわけじゃないのわかって！

はい、今日はここまで──

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