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爆音でかかり続けてるよヒット曲

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記事一覧

爆音でかかり続けるよヒット曲#13『アルバム再現ライブが流行った理由』(ハシノイチロウ)

LL教室のハシノです。
90年代が始まったのがもう30年前っていう事実をまだ受け入れきれていません。しかし、世の中的には90年代が回顧の対象となって久しいわけで、自分が10代の頃にリアルタイムで見聞きしたものが、どんどん一周して再評価されてくるのは、なんだか不思議な気持ち。自分も年をとったなって思い知らされます。再評価といえば、数年前から「アルバム再現ライブ」というものが行われるようになってるのを

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爆音でかかり続けるよヒット曲#12『何度でもされるべきビートルズ再評価』(ハシノイチロウ)

LL教室のハシノです。
2020年でビートルズ解散からなんと50周年だそうで、『アビイ・ロード』のリマスターなど関連企画が盛り上がってきてますね。
そういえばビートルズの再評価って定期的に何度かされてきてるんだけど、個人的には、1995年。ジョン・レノンの未発表曲を残りのメンバーが完成させた新曲「フリー・アズ・ア・バード」がリリースされたときの世界的な盛り上がりが印象に残っている。そのあと『アンソ

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爆音でかかり続けてるよヒット曲#11『エルトン・ジョンに出会えなかった理由』(ハシノイチロウ)

LL教室のハシノです。
先日、映画『ロケットマン』を観ました。
世界的ポップスターであるエルトン・ジョンの数々の名曲と数々の奇行、その影にあった成長や苦悩、家族や友人との関係がミュージカル仕立てで描かれており、話題になりましたよね。

特に、作詞を担当する盟友バーニーとの出会いをきっかけに、アーティストとして成功を掴むところまでのサクセスストーリー部分が個人的共感ポイント。
初のアメリカでのライブ

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爆音でかかり続けてるよヒット曲#10『フジロックは劣化したのか』(ハシノイチロウ)

古参のフェスおじさんことLL教室のハシノです。
フジロックはもちろんサマソニ、ロッキン、朝霧JAM、TAICO CLUB、
夏の魔物、森・道・市場などなど、全国各地の大小さまざまなフェスに行ってきました。今年はナンバーガール目当てにライジングサンにも行く予定。
 
今でこそ毎週末のように全国どこかでフェスが開催されている状況ですが、
現在のフェス文化が花開いたきっかけといえば、ご存じの通り1997

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爆音でかかり続けるよヒット曲#9『八ヶ岳でカバー曲の機能性を再認識した件』(ハシノイチロウ)

LL教室のハシノです。
先日、「ハイライフ八ヶ岳」というフェスに行ってきました。
 
渋さ知らズや田我流など個人的にツボなラインナップに、マキタスポーツさんも出演するということで、これは行くしかないなと。
山梨県北杜市。いわゆる清里エリアで、バブル期にはさぞ栄えただろうなという感じのスキー場が会場で、ステージは3つ。
小さめのフェスに行き慣れてるはずのわたくしでも、思わず「えっ」となるようなかわい

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爆音でかかり続けてるよヒット曲 #1(ハシノイチロウ)

LL教室のハシノです。
この連載のタイトルは、「爆音でかかり続けてるよヒット曲」というとても長いものですが、これ、小沢健二の「ドアをノックするのは誰だ?」の2番の歌詞からいただきました。

https://open.spotify.com/track/2OlGUqfT5U41GQLdEnYusD

「ドアノック」といえば、1994年のアルバム『LIFE』に収録され、のちにシングルカットされたハッピ

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爆音でかかり続けてるよヒット曲#2 「弟マッチョ説~姉の引力と遠心力」(ハシノイチロウ)

LL教室のハシノです。
代官山のライブハウスで開催された「マキタスポーツの元気が出る報告会」というイベントに、トークゲストとして出演させてもらったときのこと。
 
わたくしハシノは、「マッチョロック」というお題でマキタさんと「選曲じゃんけん」をやるという企画で登場したのですが、さて、「マッチョロック」という造語をどう解釈するか。
 
普通に考えると、タンクトップで筋肉質で短髪だったりで、男臭い歌を

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爆音でかかり続けてるよヒット曲 #3『紅白歌合戦にいた2人のユーミン』(ハシノイチロウ)

LL教室のハシノです。
もうすぐ冬ですね。
 
70年代生まれの自分にとって、冬といえば無条件にユーミンを聴きたくなります。特に昨年はAppleMusicやSpotifyなどのサブスクリプションサービスで
過去曲がどっさり解禁されたこともあり、ドライブ中などはずっとユーミンを聴いてました。
また、平成最後の紅白歌合戦で往年のバンドメンバーを従えて歌った姿がとても印象的でした。
 
このメルマガ読者

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爆音でかかり続けてるよヒット曲#7『筋肉少女帯』(ハシノイチロウ)

LL教室のハシノです。
ここ最近、90年代から活躍するアーティストについて書くことが多いこの連載ですが、今回も、今年メジャーデビュー30周年を迎えた筋肉少女帯についてお話ししたい。
 
大槻ケンヂという人のことをテレビや著書などで知っているという人は多いけれど、それに比べて彼が率いる筋肉少女帯(筋少)というバンドのことは、ファン以外にはあまり知られていないのではないだろうか。
 
自分も最初はそう

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爆音でかかり続けてるよヒット曲#8「日本語ラップがわからなかった」(ハシノイチロウ)

レペゼン枚方、LL教室のハシノです。
成人式の会場は「ひらパー」でした。

先日、われわれLL教室が定期的に行っている90年代J-POPのトークイベントに、ゲストとしてダースレイダーさんをお迎えしました。
 
この日はヒップホップに造詣が深い矢野利裕くんをはじめ、LL教室一同からダースさんに聞きたいことは尽きず、またダースさんが繰り出す貴重なエピソードや深い思索に基づく言葉はいずれもパンチ力がすご

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