夜想曲(短編) 1 ファンタジー小説部門 幻想文学的短編
あらすじ
『catastrophe、catastrophe。終点に到着、最果ての地に到着。お出口は勝手にお探しください。お忘れ物などない貴方達は美しい。それではよい旅を。グッドバイ』
空飛ぶ夜汽車に乗った少年が辿り着いたのは、朝のこない最果ての地だった。自分はどこからきた何者なのかわからないまま、少年はこの地を彷徨う。かつて少年のような迷い人であったという妖怪の集団、謎の生物ぷぷら、大人たちが踊り続ける食堂、幸福の街を目指す人形たち。様々な不思議な出会いと別れを繰り返す