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鉄道模型の縮尺について
日本で鉄道模型をやっている人の中で、一番多く採用されているのはまちがいなくNゲージでしょう。
ですが、これは正確にいうと「Nゲージ風」というべきかもしれません。
なぜかというと、日本でのNゲージは1/150でできているものが多いのですが、Nゲージというものは、正しくは1/160で作られなければいけないきまりだからです。
しかし、不思議なことにこの国では、1/150で作られたものが普通で、わ
ある脳出血患者の記録6
時間の経過
入院、退院してから現在までのあいだには、いくつもの時間の流れがあるように感じますが、その流れが早かったか、あるいは遅かったかという質問には、なかなか答えられません。早い部分ももちろんありますが、信じられないくらい長くかかったところもあります。また、時間という価値観が自分にとっていかなるものであるか、という常識の変化も大きく影響しています。
なんといっても、時計というものを持たされな
ある脳出血患者の記録5
一歩外へ出ると
かくしてわたしは障害者となり、元気なころわけもなく自宅の周囲を歩いていたのが、いまや夢のようなことになりました。まず、自宅といっても当時の自宅はいまのところより200mほど南にあるマンションの一室だったというのは申し上げた通りで、それなりに緑も多くてすてきなところでしたが、前述したその構造だけでなく、周囲の環境なども障害者には乗り越えなければならないことが多くて大変だったのです。
ある脳出血患者の記録4
退院後の住まい
わたしは自宅に戻りました、といっても、入院する前の家には帰っていません。最終的にいまの住まいに落ち着くまでのあいだに数回立ち寄ったことはありますが、泊まったことはついにありませんでした。というのは、前の家は1階とはいえ外から8段の階段を上らなければならず、退院後すぐの体調ではとても帰れる気がしなかったのです。いまになって思っても、手すりのない階段の昇降(特に降りるほう)には決意
ある脳出血患者の記録3
朝昼晩
さて、身体はままならないながらも、どうやら病院の暮らしが身についてきたわたしに3食とそれ以外のことからなる、長い1日がはじまりました。夜寝るのはだいたい8時くらいでしたが、夜中の1時、3時、5時と3回ほど目を覚ますのがほとんどで、なかなかうまく寝られません。
結局、入院の期間中、夜から朝にかけてはほぼ毎日こんな調子でした。
夜寝られないからといって、昼間寝られるかというと、そんなこと
ある脳出血患者の記録2
なぜ入院?
まず、わたしは何のためにここにいるのか、と考え、(ときどき眠り)いろいろ話しかけられるが答えがままならず、という調子で、何日か同じようなことが続きました。病院側としてはおそらく、それによってこちらの意識層がどのようなレベルなのか、を研究していたのでしょう。(もちろんそれ以外にも、病院としてはいろいろ情報収集はしていたと思います)わたしの認識では転院して1週間くらい経ってから、なんとか
ある脳出血患者の記録1
2020年の12月末にわたしは突然倒れ、緊急入院しました。自分ではどうにもならず、周囲のみなさんのおかげで病院に行き、いろいろな施術を経てどうやら現在のところにいるわけですが、果たしてそのとき周囲にとってわたしはどんなふうに見えていたのか、そしてわたしからはまわりがいかに映っていたか、そのあたりのことは、書いておきたいと思います。それは、わたしが体験したからだの異常と現状に至るまでの措置・対策に
もっとみるこれからのわたしと鉄道模型
鉄道模型とどうかかわっていくか、これまでのわたしはあまり真剣に考えていませんでした。まあ、いまでもそんなに真剣なのか、と聞かれると答えに窮してしまうのですが、3年前までに比べればまじめにとりくんでいるとは思います。ですが、とりくみ方がまじめだといっても、脳出血を経験した自分としては腕や脚がまじめに働いているとはいえません。否、部位はまじめなのですが、それをさせようとするわたしがふまじめなのです。
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