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ネガティブはすばらしい!!⑬ ~人は暇になるとどうなるのか(2)~

この記事は前回の続きなので
以下のリンクをまず読んでほしい。

人は暇になるとどうなるのか。

「人は2000連休を与えられるとどうなるのか?」
(上田啓太)

を読んでみた。

率直な感想。

人間という脳を持った生物の

初期値(デフォルト)をみた、といった感じ・・。

ただ、客観的にみると

明らかに精神的におかしくなっている。

でも、

これが脳をもった裸の生物なのかもしれない。

ちょっとだけ、その様子を引用したい。

仕事を辞めた。素晴らしい解放感に包まれている。翌日の予定を考える必要がない。 二度寝したければ二度寝する。 夜更かししたければ夜更かしする。 決まった時間に無理をして起きる必要がない。これこそが人間のあるべき姿だと感じる。
〜中略〜
小鳥 鳴き声で自然に目覚める。太陽の日ざしでふと目を覚ます。それこそが人間の理想的な日常なのだ。

「人は2000連休を与えられるとどうなるのか?」(上田啓太)


これが仕事を辞めてすぐの状態だ。

まさに私の憧れている生活そのままだ。

しかし、暫くして、こんな変化が。

仕事を辞めた後の暇な時間、昔の友人や恋人に強烈な憎悪が出てきて驚くことがあった。相手の刹那の表情や、ふいに言われた言葉が強い感情とともに残っている。怒りたかったのに怒れなかった。本当は傷ついていたのに笑ってしまっ た。自然にしていればその場で出るはずだった感情が、心の内部に残り、放置されて腐臭を放っているようだ。こうした記憶は、十年経とうが二十年経とうが消えずに残る。その腐臭がたまに鼻をつくのがフラッシュバックのように昔を思い出す 現象なのかもしれない。こうしたことを忘れるために、仕事にのめりこむ人も多いのかもしれない。

「人は2000連休を与えられるとどうなるのか?」(上田啓太)

悪いフラッシュバックが訪れる。

忙しさ(仕事)がそれを忘れさせていたのか。

ともすれば、暇になると

良くない思考が暴走し始める。


そして、著者は睡眠、排せつ、食事以外は

すべて禁止する実験を始めた。

禁酒、射精ももちろんである。

そうすると、人間という生物はこうなった。

射精と飲酒を禁止して三週間が過ぎた頃、路上を歩いていて急速に意識が肉体を離れそうになったことだった。肉体が ある感覚はすでに薄れており、透明なものが空間を移動しているような気分だけが残存していたのだが、とうとう最後の一線を越え、意識が大気中に蒸発していくような予感に襲われた。それは強烈な不安であり、あわてて帰宅して、短時間のうちに三回オナニーした。その射精は、つまずいた人間がとっさ に地面に手を突くような射精であり、誰に学ぶでもなく知っていた。 意識を肉体と結びつけるものとして、射精という現象はあったのか? 性欲によって、この世に繋ぎ止められていたのか?

「人は2000連休を与えられるとどうなるのか?」(上田啓太)


暇になると確かに思考することが多くなる。

それは私も体験済みである。


今回はネガティブな話だったかは

定かではないが、

参考にしてほしい。


ネガティブはすばらしい!!

今日はここまで。

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