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アオサギと炎、この世界は生きてる人より死んでる人の方が多いんだ。「君たちはどう生きるか」を観て(画像は映画作品と関係がありません♪)


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きのう「君たちはどう生きるか」という映画を観てきました。アオサギの声優は菅田将暉さんだったんですね。ヒミがあいみょん、エンディングは米津玄師「地球儀」。なるほど。


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ジブリ作品は今までだいたい公開日に映画館で観てきました。今回は全くアンテナを張っていなかったので、先週末の公開後にはじめてこの作品のことを知りまして、ようやく観にいくことができました。何の情報も入れないでシネコンに行って、上映前にショップで「パンフレットまだあまっていますか?」と店員さんにたずねたら、「発売日が未定なんです」とのこと。このセリフ、100回以上は言ってるのかな。


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僕はIMAXではなくドルビーアトモス(音響システム)で観たんですが、スラダンの時と同じように臨場感がすごかったです。エンディングでは米津玄師が舞台に立って歌っている姿がはっきりと見えました。
ドルビーアトモス最高♪


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僕が一番好きなシーンは、アオサギが猛スピードで木の棒をかまえる眞人めがけて突っ込んでくるあのシーン(どのシーン?)。あとはどの場面をみても過去のジブリ作品が走馬灯のように記憶の中からあふれ出してタイヘンなことになってしまいました。宮崎駿氏自身が「私自身、訳が分からないところがありました」とおっしゃっているため、僕はストーリーについて考えることをあきらめました。動きとセリフ、音響はとてもすばらしかったです♪


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今回投稿記事のタイトルに「この世界は生きてる人より死んでる人の方が多いんだ」とつけたのは、劇中下の世界における若い方のキリコ(柴咲コウ)が「この世界は、生きてる人より死んでる人の方が多いんだ。 だから、死んだ人たちのためにも、生きてる人はしっかり生きなきゃならない」というセリフを言い、このセリフとその時のシーンがかっこ良かったからです。僕はこの深そうなテーマについて語れるようなアタマ&文章力を持ち合わせていないため、僕なりのわけのわからない画像でお茶を濁そうとしています、あしからず♪


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ちなみにアオサギは生と死を繰り返すエジプト神話のベンヌ (ベヌウ)という鳥でもあるそうです。
ではではまたまた!



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〈 眞人が下の世界で初めて漁に出たとき、キリコが眞人に対して言ったセリフ 〉

「この世界は生きてる人より死んでる人の方が多いんだ。 だから死んだ人たちのためにも、生きてる人はしっかり生きなきゃならない」


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このセリフは物語における下の世界の厳しい現実を表していて、キリコ自身の生き方や価値観を示していると思われます。下の世界では食料や資源が不足し、人々は病気や飢えや暴力で命を落としています。また、わらわらやペリカンなどの動物たちも自然界の摂理に従って生きていて、殺し合いや捕食が日常的に行われています。このような環境では生きること自体が困難であり、死ぬことが当たり前であることをキリコは知っていたのです。


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キリコはそれだけではなく、生きている人は死んだ人たちのためにもしっかり生きなきゃならないと言っています。これはキリコが死んだ人たちに対して敬意や感謝を持っており、彼らの分まで生きることに意味や価値を見出していることを示していると思われます。キリコは漁師として自分の力で生計を立てており、眞人にも漁や魚の捌き方などを教えます。これはキリコが自分や他者の命を大切にし、労働や貢献を通して社会に参加することに喜びや誇りを感じていることを示しているのではないでしょうか。


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また、キリコは眞人に対しても、「君は何者でもなくなった。だから何者でもあり得る」と言っています。眞人が上の世界で持っていた富や地位や家族などのアイデンティティを失ったことを指摘するとともに、彼に新しい可能性や選択肢を与えることを示していると思われます。キリコは眞人に対して、「君はどう生きるか」という問いを投げかけており、彼に自分自身で考えて行動することを促しているのです。


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アオサギ
鳥綱ペリカン目サギ科アオサギ属