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変容中の船(「たからものforおくりもの2024」出展作品)

まもなく2/10より始まる「たからものforおくりもの2024」の出展作品を投稿していきます。

ひとり1点、なのですが、複数でひとまとまりとすることもでき、私はそちらを選択しました。というわけで3つの記事にわけて投稿します。3つでひとつの物語になっています。

ひとつめは、変容中の船です。

昨年の個展のクジラのドックを基に制作しました。

昨年は船がドックに入っていくところを描きました。今回は、その先、クジラの中でどんなことが起こっているのか想像を膨らませました。

そして、変容中の船をつくることにしました。

クジラは、とんでもない改造をすることがあります。
一体、船はどうなるのでしょうか?
明るい未来を祈念しつつ制作しました。

この作品は、本当の現実の世界(物語の中の現実の世界とは違う、本当の私が存在する世界です)では、船その2です。同じ船ですが、別の見た目です。

その1はこちらです。

当造船所初、「はこぶね」じゃない船です。

人生で、変容が必要な時があると思います。

人間は、そんなに一気に大変身はできないかもしれません。見た目ではなく、内面の変化が必要な場合もあるかもしれません。世界のどこかの何かにチャレンジする人や今の自分の殻を破りたいすべての人がうまくいくよう祈念しつつ制作しました。

変容したくてできないとき、逆に、したくないのにしなければならなかったとき、色々あると思います。例えば私は最近髪をとても短くしました。

船は修理や改造ができますが、人間はそうもいかない場合もあります。試練もおくりものだと言われることもありますが、そんなにすぐにはそう思えない場合もあると思います。けれども、どんな時も人生を楽しめたらと思いました。

この変容中の船は、最初の船が変容しているとも考えられます。そして、今回の三部作でふたつめの船になるのです。

Instagramにも色々書きました。動画もあります。

◎●〇白黒ええよん〇●◎ on Instagram: "ピーブイ デキマシタ ナガイホウ 2月10日(土)から 2月25日(日)まで 神戸のBIOME様の @biome_kobe 「たからものforおくりもの2024」 に出展いたします。 先日の投稿に続き https://www.instagram.com/p/C2pOqe3PSl0/ 個々の作品を投稿していきます。 3点でひとつです。 全体のタイトルは 「そして愛だけが残るまで」 としました。 昨年ピカレスク様にて @picaresquejpn させていただいた個展 「そして愛だけが残った」の 愛だけが残るその時までに 何度も繰り返されるであろう 3つの事柄を立体作品にしました。 「その時」のことは ピカレスク様のアカウントでも ご紹介いただき感謝しています。 https://www.instagram.com/p/CywvOvvvnub/ まずは1点目。 その前に 少し全体的な話をさせていただきます。 (そしてこれは、1点目とも関係があります。) 昨年の個展の制作に際し まずは立体の船を制作しました。 その時、色々つくりたかったのですが できたのは1点だけ。 https://note.com/4696a4bis/n/n989921889329 出展作品は平面なので 実際出展するわけではありませんでしたが 平面作品の制作のために あるいは、物語そのものの制作のために 制作したかったのです。 まずは、個展の制作を間に合わせなくてはなりません。 一旦、立体の制作は中断し 平面作品の制作に取り組みました。 それが心残りで 「たからものforおくりもの2024」 にて続きをさせていただきました。 私は、平面だけでなく 立体もつくりたいですし アニメーションもつくりたいです。 言葉の作品もつくりたいです。 そういった意味でも 素敵な機会をいただき 大変感謝しています。 また、平面作品の制作後で イメージしやすく 制作しやすくなっていた感じがしました。 1点目は クジラのドック https://www.instagram.com/reel/Cx9eVUTysgb/ から想像し、制作しました。 クジラは私でもあるのですが 船の冒険の物語の中で クジラは船を修理したり 改造したりします。 昨年の絵は入渠の場面でしたが 今回は船が改造されているところをつくりました。 クジラが改造した色んな船を 描いてみたい気持ちはありましたが 昨年の個展に間に合いませんでした。 今回立体を制作することにより 何かヒントを得られるのでは とも思いました。 木を用いることにしました。 私は木が好きです。 私はこれまで 自分にとって無理の無い木工の方法も 断続的に模索してきました。 ピカレスク様の 「雷 擬獣化展」等もそうです。 今回の作品でひとつの答えが出た気がしました。 今、木工は諸事情によりなかなか難しいのですが キューブを繋げることならできると思いました。 そしてそれはパズルのようでとても楽しかったです。 今回キューブを選んだのは デフラグやコンテナとも関係があります。 また、変容中は解像度が低くなる時もあるのではないかと思いました。 (この「変容」は物語の前半と後半の間の決定的な変容とは異なります。) 改造とかけた駄洒落かどうかはご想像にお任せします。 そしてこのキューブには あたたかい想い出があり 私にとってのたからものです。 重要な材料である「愛」も ハートで表現しました。 意外なところに潜んでいるので 是非探してみてください。 船底には 雷獣たちの仕様を引き継ぎ 金箔が。 それから、今回パッケージづくりも楽しみました。 楽しみ過ぎて、どこまでが作品で どこからがパッケージなのか わからなくなっています。 クジラの色々な部分を 丸い箱にあしらいました。 この動画には映っていませんが 小川町の紙すきの村様 @isejirou5th の手漉き和紙も。 https://note.com/little_shipyard/n/nf457a5ee2b0b それから、包材以外にも 使わせていただきました。 物語の後半の 肉体を失った船と 同じ技法です。 他にもあります。 全然説明しきれていませんが 一旦投稿します。 ありがとうございます。 #神戸 #展覧会 #パーカッション #丸い絵 #アート #ギャラリー #あたたかい時間 #物語 #おはなし #船 #たいせつなもの #シェイカー #個展 #神戸観光 #童話 #宝物 #贈り物 #たからもの #おくりもの #アート好き #ギャラリー巡り #天然石 #アナログ生活 #アートのある生活 #絵のある暮らし #安全地帯 #ドック #おやすみなさい🌙" 56 likes, 3 comments - 4696a4 on February 2, 2024: "ピーブイ デキマシ www.instagram.com

ありがとうございます。それでは、また。

一連の記事は、マガジンを新設ししまっていくことにしました。小さな造船所でつくった船特集のマガジンです。


詩をつくりました。





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