子どもと考える情報セキュリティ『インターネット依存のリスクと対策』

2024年11月2日 20:26

　こんにちは、ちいパパです。
　子こどもにも分わかりやすいように、身近みぢかな情報じょうほうセキュリティとしてインターネットの安全あんぜんな使つかい方かたや大切たいせつな情報じょうほうを守まもる方法ほうほうなどを紹介しょうかいします。家族かぞくみんなで楽たのしく学まなんで、ICTあいしーてぃー機器ききやインターネットを安全あんぜんに使つかいましょう！

1. インターネット依存いぞんの事例じれい

　ある中学生ちゅうがくせいのCしー君くんは、最初さいしょは友達ともだちとオンラインゲームを楽たのしむために少すこしだけインターネットを使つかっていました。しかし、次第しだいにゲームの時間じかんが増ふええていき、気きがつけば夜よる遅おそくまでプレイするようになりました。宿題しゅくだいを後回あとまわしにしたり、食事しょくじも忘わすれてゲームに夢中むちゅうになる日々ひびが続つづき、だんだん学校がっこうも休やすむようになって成績せいせきも下さがっていきました。友達ともだちや家族かぞくとも話はなす時間じかんが減へり、気きがついたときには孤独こどくを感かんじるようになっていたのです。

　これは「インターネット依存症いぞんしょう」の一例いちれいです。ゲームやSNSえすえぬえす、動画どうが配信はいしんサイトなどのインターネットコンテンツに過度かどに依存いぞんしてしまうことで、健康けんこうや生活せいかつに悪影響あくえいきょうが出でることがあります。インターネットは便利べんりなツールですが、正ただしく使つかわないと、心身しんしんに大おおきな負担ふたんをかけてしまうこともあるのです。

2. インターネット依存いぞんとは？

　インターネット依存いぞんとは、オンラインの活動かつどうに過剰かじょうにのめり込こみ、現実げんじつ生活せいｋつに支障ししょうをきたす状態じょうたいを指さします。ゲームやSNSえすえぬえすに時間じかんを費ついやしすぎたり、動画どうがやチャットに夢中むちゅうになることで、生活せいかつのバランスが崩くずれてしまいます。

　主おもなインターネット依存いぞんの兆候ちょうこうには、以下いかのようなものがあります。

オンライン活動かつどうに過度かどに時間じかんを費ついやす
勉強べんきょうや遊あそび、家族かぞくとの時間じかんよりもゲームやSNSえすえぬえす、動画どうがコンテンツの視聴しちょうに多おおくの時間じかんを割さいてしまう。
インターネットにアクセスできないと不安ふあんになる
インターネットが使つかえないとイライラしたり、落おち着つかなくなる。
睡眠すいみん不足ぶそくや体調たいちょう不良ふりょう
夜遅よるおそくまでインターネットを使つかうことで、睡眠すいみん不足ぶそくになり、集中力しゅうちゅうりょくが落おちる。また、インターネット以外いがいの活動かつどうが減へることで、体力たいりょくが落おちて体調たいちょうを崩くずしやすくなる。
学校がっこうや家族かぞくとの関係かんけいに悪影響あくえいきょうが出でる
勉強べんきょうに集中しゅうちゅうできなくなったり、家族かぞくとの会話かいわが減へったりして、人間にんげん関係かんけいに影響えいきょうが出でることがあります。

3. インターネット依存いぞんのリスク

　インターネット依存いぞんは、心身しんしんに様々さまざまな悪影響あくえいきょうをもたらすリスクがあります。

健康けんこうへの影響えいきょう
長時間ちょうじかんパソコンやスマホの画面がめんを見続みつづけることで、目めや体からだに負担ふたんがかかり、頭痛ずつうや視力しりょく低下ていか、肩かたこり、腰痛ようつうなどの症状しょうじょうが現あらわれることがあります。
メンタルヘルスの悪化あっか
インターネットに依存いぞんしすぎると、孤独感こどくかんや不安感ふあんかんが強つよくなり、メンタルヘルスに悪影響あくえいきょうを及およぼすことがあります。特とくに、SNSえすえぬえすでの「いいね」やフォロワー数すうに依存いぞんすると、自己評価じこひょうかが低下ていかすることがあります。
成績せいせきや人間にんげん関係かんけいへの影響えいきょう
ゲームやSNSえすえぬえすに夢中むちゅうになりすぎると、勉強べんきょうに集中しゅうちゅうできなくなり、成績せいせきが下さがることがあります。また、家族かぞくや友達ともだちとの時間じかんが減へり、コミュニケーションが減少げんしょうしてしまうこともあります。

4. インターネット依存いぞんの対策たいさく

　インターネット依存いぞんを防ふせぐためには、バランスの取とれた使つかい方かたが大切たいせつです。以下いかの対策たいさくを参考さんこうにしましょう。

時間じかんを決きめて使つかう
インターネットの利用りよう時間じかんを決きめ、ゲームやSNSえすえぬえすをする時間じかんを管理かんりしましょう。例たとえば、1日にち1時間じかんまでに制限せいげんするなど、ルールを決きめることが大切たいせつです。
他ほかの趣味しゅみを見みつける
インターネットに依存いぞんしないために、スポーツや読書どくしょ、音楽おんがくなど、オフラインで楽たのしめる趣味しゅみを見みつけることが重要じゅうようです。外そとで体からだを動うごかすことは、気分きぶん転換てんかんにもなります。
デジタルデトックスを試ためす
一定いってい期間きかん、意図的いとてきにスマホやパソコンを使つかわない「デジタルデトックス」を試ためしてみましょう。例たとえば、週末しゅうまつだけはデジタル機器ききを使つかわずに過すごすなど、インターネットから距離きょりを置おく時間じかんを設もうけることが効果的こうかてきです。

5. 保護者の方へ：お子さんとインターネットについて話し合うために

　インターネット依存のリスクを理解し、適切な使い方をサポートすることは、親として重要な役割です。以下のポイントを参考に、お子さんとインターネットについて話し合いましょう。

ルールを一緒に決める
インターネットの利用時間や内容について、お子さんと一緒にルールを作ることが大切です。強制するのではなく、共に考えてルールを決めることで、お子さんも納得し、守りやすくなります。
代わりのアクティビティを提案する
インターネット以外の活動を楽しむために、家族で一緒にできることを提案しましょう。スポーツや料理、外での散歩など、家族との時間を増やすことでインターネットから自然と離れる時間を作れます。
適切なデジタル教育を提供する
インターネットの危険性だけでなく、正しい使い方やメリットを教えることも大切です。情報収集や学習ツールとしてのインターネットの良い面も伝えつつ、バランスの取れた利用を促しましょう。

6. インターネットを賢かしこく使つかおう！

　インターネットは楽たのしいけど、使つかいすぎると体からだや心こころに悪わるい影響えいきょうが出でることがあります。ゲームやSNSえすえぬえすもいいけど、ちゃんと時間じかんを決きめて使つかうことが大切たいせつです。友達ともだちや家族かぞくとリアルで遊あそんだり、外そとで体からだを動うごかしたり、色いろんなことを楽たのしみましょう！もし、インターネットの使つかい方かたで悩なやんだら、家族かぞくや先生せんせいに相談そうだんしてください。みんなで楽たのしく、安全あんぜんにインターネットを使つかえる方法ほうほうを見みつけましょう！

　最後さいごまで読よんでくれて、ありがとうございます！
　次回じかいは「ホワイトハッカーってどんな人？」です。

　これからも、安全あんぜんなインターネットの使つかい方かたを親子おやこで一緒いっしょに学まなんでいきましょう！

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