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エッセイ

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文章をまとめています。 トピックは、様々です。 意識の状態の良いときに生まれてくる、呼吸の通った文章を残せるようにと思っています。
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#BeautifulHarmonyYoga

虚偽だらけの世界で輝きを放つ本物

虚偽だらけの世界で輝きを放つ本物

伊豆の温泉にやって来ました。

温泉は、本当に久しぶり。

2020年11月の白馬以来です。

自分に与えられた条件のなかで、最高を目指す。

なんて大げさですが、

温泉に2回入り、デトックスのためほとんど何も口にせず、温泉水をごくごく飲む(これが最高笑)

いつもとは違う空間に身を置くと、まったく違う情報が入ってくる。

自分の足で歩き、街を散策する。

人々の方言を聞き、人を見る。

アケビ

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He

私に、世の中における「差別」の存在について、具体的に考えるきっかけをくれたのは、

中学2年の時に出会った、J先生だったと思う。

英語のALTの先生だった。

アメリカのテネシー州の出身で、当時まだ23歳。大学を出たばかりで日本に来ていたようだった。

肌の色の黒い人だった。

とても優しい先生だった。

私は、彼のおかげで、英語が大好きになった。

山間の小さな田舎町。

なだらかにふくらんだ

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生き方の正解不正解

生き方の正解不正解

女性の生き方には、正解はないと思う。

これは、女性に限ったことではないと思うけれど、

「自分軸」ということを考えた場合に、

女性が「自分」に「軸」を置いて生きる、というのは、難しいことなのではないかな、

と思います。

2019年の秋に、当時付き合いのあった知人からのお誘いで、

あるミスコンを観覧させていただく機会がありました。

「ミスコン」という言葉を使ったのは、その方がイメージしや

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自分軸の見つけ方

自分軸の見つけ方

今、「自分」に対する関心が高まっていると思う。

自分とは何か。

自分とは、どういう人間で、何が得意で、何をしている時に一番喜びを感じ、

どんなことが、嫌いか。

どんな人が好きで、

どんな人といると苦痛を感じるか。

人とは違う、「本当の自分」って、なに?

こんなことを探究し始めている、

あるいは、自分の気持ちにもういい加減素直に生きていきたい!

という心の叫びを無視することに苦痛を

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昨日があって、今がある

昨日があって、今がある

起業塾に在籍していた時に、自分が書いたシートやその中の文言、グラフなどを眺めていました。

そこには確かに、起業に向けて真剣に自分と向き合い、

仲間と共に学び合っていた自分がいました。

私がその起業塾に在籍していたのは、2018年6月〜2019年のたしか7月くらいまでだったのではないかと思います。

この時期は、私が会社員としてヨガを教えさせていただいていた時期と、重なります。

起業というこ

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呼吸と精神状態とは、連動している

呼吸と精神状態とは、連動している

現代においてわたしたちの呼吸は、とても浅くなっています。

早く結論が知りたい。

早く自分の望むものを手に入れたい。

結局のところ、どうなのか?

etc…。

若い頃、私は本を読むことが一つの習慣でした。

おこづかいで本を買って読むようになったのは、高校生の頃のこと。

大学生になり、一人暮らしをさせてもらうようになった私は、その時間の多くを本を読んで過ごしました。

その頃よく読んでいた

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自分をみつめる自分

自分をみつめる自分

自撮りの写真を撮る時に、カメラに向ける顔は、

自分が普段どのように自分に向き合っているか、

ということを表す指標になるのではないか

と思う。

人に見せるための写真という前提で、笑顔を作る人もいると思う。

私の場合は、

誰かに撮ってもらった写真と、

自分が自分にカメラを向けた写真とでは、

おそろしく

違う顔をしている。

それはたぶん、

意識が外に向いているか、

内に向いている

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いまの自分に素直に

いまの自分に素直に

あんなにハマっていたヨガに対する興味がほとんど失われたことは、

驚きでもあるけれど、

自然な流れのなかで起こったことだから、

起こるべくして起こったのだろうと思う。

自分のなかでは、なにかしらの到達点に達した。

他の人との比較ではない。

今は、ヨガを日々練習したりレッスンしたりしないことで身体がたるんだり、筋力が衰えたりすることを防ぐため、

また自分の調整のためにのみ、行っています。

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他者はわたしの"答え"を知らない

他者はわたしの"答え"を知らない

なにか1つの"正しい"答えがあって

それに合わせる(または達する)ことのできない

自分が"ダメ"なんじゃなくて

自分の答えは自分しか知らないし

自分の好きなことや在りたい在り方も

他の人とは違うのだから

また

自分に責任をもつことができるのは

自分しかいないのだから

"自分らしさ"を

否定されたり

"矯正"される

必要はない

人間万事塞翁が馬

人間万事塞翁が馬

足を捻挫したようです(⌒-⌒; )

ヨガを練習していまして…。

でも、不思議と落ち込んだりということはなく、

むしろ、今日母に電話で話した時には、私は面白がって笑っていました。

うまく説明するのは難しいのですが、パッと感じたのは、「守られた」でした。

今日からまたリゾートのバイトに入る予定でした。

準備をすべて整え、あとは出掛けるだけというタイミングでした。

もちろん、派遣元の会社の

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不作為の魅力

不作為の魅力

表現者というのは、野蛮だ。

なぜなら、彼/彼女の基準はあくまで自分にあるから。

自分の心に極力忠実であろうとするのが、表現者だ。

はっきり言って、自分にしか興味がない。

しかし、ここで「自分」と言った場合、そこには彼/彼女にとっての世界が内包される。

彼/彼女の心に映ったものをそのままに、抽出する。

その手段は様々だ。

文章、詩、絵画、音楽、ダンス、演劇、

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構造を見る

構造を見る

院生の頃の仲間に

"黒人"の留学生がいたけれど

彼は言っていた

"奴隷貿易も、自分の利益のために仲間を売る裏切り者がいなければ、成り立っていない。

黒人差別は、黒人社会内部の問題でもある"

その通りだと思う。

彼らは、人民を"my people"と言いながら、売り飛ばした

そこにあるのは、権力構造

今のこのご時世における日本の"お偉方"も同じかも

"中心"と"周縁"は、

宇宙に

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表現

表現

ジャズやヒップホップの、素敵な表現に比べたら、

"真面目さ"や"正しさ"の中に自分を収めようと努力して書いた文章の表現なんて、

なんてつまらないんだろう、と思ってしまう。

彼らの表現は、凄く哲学的だ。

普通にサラッと、もの凄いことを言っている。

それはきっと、彼らの人生そのものから紡ぎ出された音楽だから。

音楽やダンスとかといった形でしか表現することのできないものを、彼らは抱えている。

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文学のことばの掬いとるもの

文学のことばの掬いとるもの

"表現"ということについて考えるとき、

今、わたしはあらためて、

"文学"の言葉の魅力というものを、

感じています。

"小説"という形式や、"詩"のもつ力。

"文学"をただ、フィクションとして、"実用的でないもの"という評価をする人も少なくないとおもうけれど、

その形式のなかでこそ、表現できるものもある。

また、なにを"現実"として認識するか、ということについても、実際には、100人

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