yurie

都内在住・会社員(28) 自分のことを好きになるまでの記録

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都内在住・会社員(28) 自分のことを好きになるまでの記録

最近の記事

心を強くするには

カウンセリングには、今まで2回(初回を含めたら3回)通っている。 私は、予定のある休日というものが苦手だ。気だるい体をいつまでもだらだらと横たえていたい。そして、好きな男に甘やかに起こされたい。 でも、今の私には人の手を借りて治療しなければならない悩みがあるので、機械的なアラームでしぶしぶ起床し、一人で病院に行くしたくをする。 受付に診察券と保険証を出したあと、診察室とは別の個室に通される。ゆったりとしたソファに腰掛けて待っていると、こんにちは、と物腰柔らかなカウンセラーさ

    • うちの母、やっぱ変でした

      仕事からの帰路の途中、iPhoneと、連動しているApple Watchが小刻みに震えているのに気がつき、嫌な予感がした。母からの着信だ。思わず身を固くしてしまう。 ゴールデンウィーク前に帰省をやめることと、今私が親子関係で悩んでいることを伝えてから、約1ヶ月ぶりの連絡だった。こんなに間が空いたのははじめてだ。母は一週間に一度は私と連絡をとりたがる。内容はほとんどどうでもいいようなことだけれど、私とおしゃべりしたいそうだ。 もちろん、電話には怖くて出られなかった。でも、無

      • みんなが私のお釈迦様

        いつも暗いことばかり書いているので、今日は明るい話題を。 今週発売号のananに「自己肯定感の高め方」という特集が組まれていた。 今までたくさんこういう特集は目にしてきたし、なんなら自己啓発本がたくさん出てることも知っている。自分が一番読むべき本だと思うが、今まで避けてきてしまったのは、「自己肯定感って自分を好きっていう感情でしょ、そういうの全然わかんない」と思い込んでいたからだ。誌面には書き込みながら進めるワーク型のページがあることに気がつき、いつもならスルーなのに、ふと

        • カウンセリングに行ってみた

          土曜日の昼下がり、私はめったに来ない駅に降りたち、A7出口を探していた。東京に来て初めて知ったことだけれど、この出口を間違えるとかなり遠回りすることになる。そして知識がなくとも、最適解はいつもGoogleマップが教えてくれる。 まだ5月も半ばだというのに、おもての日差しは夏そのものだ。 どこにでもあるようなビルのエレベーターに乗り、目的の階の数字を押す。 今日、何を話そうか、メモをした方が良いものかなど考えたが、いやいやありのままぶっつけ本番で行ってみよう、そのほうが本当の

        心を強くするには

          しんどいよう

          ⚠︎暗い内容です、ごめんなさい。 今とても精神的に追い込まれている(ような気がする)。 まず、眠れない。厳密に言えば眠れるんだけど、眠くなる時間がおかしい。体内時計と生活リズムが、日本時間とUTCくらい時差があるような気がする。元々寝つきがいい方ではなかったけれど、日中のパフォーマンスに影響するくらい寝不足なのは初めて。 パフォーマンスの面で言うと、無気力。集中力が続かない。唯一できるのがnoteを書くくらい。でも、途中で何を言いたいのかわからなくなってボツにした記事が

          しんどいよう

          母が、私の中に生きている

          5月。どうかこの陽気が続きますように、と願うほどに心地が良い。 だけど私の体は、寝つきが悪い上に浅い眠りしかとれず、疲れが残っている。そんな体で仕事に行くのもつらく、帰宅したら夕食も食べずに横になってしまうことが多くなってきた。 これはまずいと思って体を起こそうとしても、お風呂に入るのがやっと。 これが五月病ってやつ?と思っていたが、ふと思い当たることがあった。 過去を振り返ることで閉じ込めておいた記憶が蘇ってきて、ふだんなにか考え事をしていると、母の声で全てを否定されて

          母が、私の中に生きている

          洗脳されてる?

          帰省できなかった。 どうしてこういうことになったかというと、帰省する前日に 「明日は予定通りですか?」 という母からのLINEが来て、 「はい、そうです」 と返信したら、下記のような返信が来たことに端を発する。 「最近、返信も遅いし会話もぎこちないし、親に対して反抗的だし… どうしたの?もしかして誰かに洗脳されてるんじゃないの?」 反抗的というのは、先日の「母との対決」のことを言っているのだと思う。 それにしても、洗脳という言葉には笑ってしまった。私は、母の洗脳から抜け

          洗脳されてる?

          実家に帰ると死にたくなる

          明日から実家に帰ろうと思う。2泊3日の短い帰省だ。 私の実家は遠方にあり、それはわざと遠方になるように自身の居住地を選んだからなのだけれど、それでも年に数回、帰省しなければならないタイミングがある。 こういう時は心の自衛をして、飛行機に乗り込む。 空港に着いたら、ほとんどの確率で両親が到着口まで迎えにきているため、そのまま車に乗り込んで実家まで帰る。滞在中、家族親族以外の人と会うことは、基本的には許されない。はっきりとダメだと言われたことはないけれど、雰囲気が悪くなることが

          実家に帰ると死にたくなる

          母との対決

          季節はめぐり、東京の桜はほとんど緑の葉をつけた。 今年の春もなんとかやり過ごせたようでホッとしていたら、いきなりやってきた人生の転機にどうしようかと戸惑っている。 どうしようか戸惑っていたら、男が熱を出した。 男は滅多に体調を崩さないので、いやはや、これは結婚が彼の重荷になっているのではないかと思い、 「いつでも白紙にもどしていいんだよ」(愛着障害〜!) と言って、今朝は家を出た。 実は昨晩、母と対決した。内容は、 1、母がわたしに「未婚の母になれ」と言うこと 2、私は母

          母との対決

          春の夢

          昨晩の記憶は曖昧である。なぜなら酔っていたからである。 だけど、自分の人生にとって大事な夜だったと思うので書いて残しておく。 日曜日の夜、翌日の仕事がなんとなく嫌で眠れず、遅くまで起きていた。 男はゲーム(これは毎晩の慣習になっている)を早々に切り上げて、いつもなら、私が待ちきれなくて先に眠るほど没頭しているのに珍しいなと思っていたら、隣にきておしゃべりをし始めた。私は彼と話すのが大好きなので、嬉しくなって自分の好きな話題についてペラペラと喋っていた。 どれくらい経っただ

          春の夢

          私の心はドーナツ🍩

          こんにちは、yurieです。 今日は、私のnote名の由来について書いていこうと思います。 私の本名はゆりえではありません。これは、本名になるかもしれなかった、名付け候補の名前です。親は悩み、複数ある候補の中から最終まで残ったようですが、結局ゆりえは選ばれませんでした。 こう振り返ると、少なくとも私の誕生を親は歓迎し、楽しみに待っていてくれたのだと思います。幸せな4人家族になることを信じて。現実はそううまくいかなかったけれど。私が中学校にあがる頃には、両親の仲は手のほどこし

          私の心はドーナツ🍩

          とりとめもなく、思い出と日々のこと

          東京に雪が積もり、一週間ほど経った。今でも道のそばには、溶け残った雪が白い像となり静かに佇んでいる。 雪のほとんど降らない地域で育ったせいか、私は雪に関する知識が非常に乏しいことに気がついた。雪の種類(積もる雪と積もらない雪)や、雪対策、雪道の歩き方など。東京にはいろいろな出身地の人がいるので、皆の知識のおこぼれを一つずつ拾い集めて、私は積雪の数日を乗り切った。 ”根雪”という言葉を初めて知ったのは、小学生の時か。北海道を舞台にした漫画の中で、 「根雪になるのはまだ先だよ

          とりとめもなく、思い出と日々のこと

          人生はクイズ番組ではない

          すこし間が空いてしまいました。 年末に決めた転職をやっぱりしないことにしたり、年始のお休みにかまけてのびのびしてしまったりしていたら、いつの間にか一月も後半に入っていた。 転職をしないと決めたのはいくつか理由がある。面接は良いところまで進んでいたし、私も新しい会社に前向きだった。だけど、最後に踏みとどまった理由は「その仕事に誇りが持てるかどうか」という気持ちだった。 私は会社員だけど、あまりメジャーではない職種についている。極力自我を出さないことを求められるこの仕事は、自

          人生はクイズ番組ではない

          おまもり

          12月は、年末年始の帰省計画を立てたり、転職活動をしたりしていたので、ちょっと疲れてしまった。 悩んだけれど、結局帰省はしないことにした。この時期の飛行機代はとんでもなく高い上に、実家で心をボロボロにされるのが今年の私には許せなかったからだ。それから、無事に転職が決まったので、それまでは自分の心に波風を立たせたくないという思いがあった。 帰省しない旨を母親にLINEすると、もちろん怒られたし失望された。すぐに電話がかかってきて、40分ほど怒鳴られた。恋人がちょうどお風呂に入

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          居場所を探して

          毎日、満員電車に揺られて通勤している。ぎゅうぎゅうの時間はさほど長くはないけれど、(あ、これ絶対まわりの人から私の存在邪魔だと思われてるな)と感じながら過ごすその時間は、かなり苦痛だ。でもそれしか仕事場に行く手段がないので、仕方なく乗り続けている。 最近仕事もうまくいかず、(この人いつまでここにいるんだろう)という視線を感じることもある。それでも暮らしていくにはお金が必要なので、気が付かないふりをして、頑張って働く。 昔のこと 実はこういう感覚は、幼少期からよく感じていた

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          ゆがみ #3

          母の過干渉については、ゆがみ#2にも書いたのだけど、今日はもうちょっと踏み込んだ内容をお話しさせてください。なお、性的なことを書くくだりもあるので、大丈夫な方だけ先に進んでください。 境界線のない親子関係 子どものフライバシー、という言葉を初めて聞いたとき、率直に「なんだそれは」と驚いた。 そんなことを考えてくれる親がいるとは。子どもを尊重してくれる親がいるとは…。生まれた時から今に至るまで、私にはプライバシーなど皆無に等しかったので、異世界の話かと思った。 学生の頃、

          ゆがみ #3