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みんなが私のお釈迦様

いつも暗いことばかり書いているので、今日は明るい話題を。

今週発売号のananに「自己肯定感の高め方」という特集が組まれていた。
今までたくさんこういう特集は目にしてきたし、なんなら自己啓発本がたくさん出てることも知っている。自分が一番読むべき本だと思うが、今まで避けてきてしまったのは、「自己肯定感って自分を好きっていう感情でしょ、そういうの全然わかんない」と思い込んでいたからだ。誌面には書き込みながら進めるワーク型のページがあることに気がつき、いつもならスルーなのに、ふと気が向いてせっせとやった。

たとえば、「あなたがストレスだと感じる人はどんな人?」という質問は、「これなんか嫌だな」→「なんでだろう」→「こうすればストレスじゃなくなるかも!」という項目に分かれていて、思考の転換を促してくれるような構成になっている。
「今日あったいいことを書いてみよう」という項目もあったので、ハヤシライスが赤ワインなしで美味しく作れたことを書いた(のちに彼に笑われた。笑うな)。このレシピは簡単で時短、しかも美味しかったのでよかったら…↓私はエリンギも加えました。


今までの私は、謙虚でいようとするがあまり、自己否定→克己心→目標達成→課題発見→また自己否定という負のループに陥っていた。はたから見れば「いつも向上心を持って頑張っている人(たぶん引かれてる)」。でも本人は常に渇望していて全然幸せじゃない。何をしたら自分が満たされるのかわからなくなっていた。
たぶん、小さい頃からあんまり褒められずに育ってしまったからだと思う。テストで100点取っても「次もそうしてね」と母。ピアノのコンクールで入賞しても「ここまで連れてきたお母さんに感謝して」とのことだった。
そりゃありがたいです。毎月ピアノと英語塾のお月謝を払ってもらい、学校(公立)にも通わせてくれ、服(母の趣味のフリフリのついたやつ)も着せてくれた。フリフリがこんなに似合わない子いるんだってよく鏡の前で呆然としていた。
もちろん物理的な愛も大事だけれど、子どもの心はそれだけでは埋まらない。自己肯定感が身につくわけもない。


気分がいい時も、落ち込んでいる時も、その時々の自分の感情や境遇をありのままに認めること。そして自分の周りの人のことも認めることで、自己肯定感を高めることへの一歩が踏み出せるのだと思う。
自分を好きになるにはまだハードルをいくつも超えなければならないけれど、それに気がつけたことは人生において大きい出来事だなと思った。

結局今回もちょっと暗いことを書いちゃったけれど、ananを読んでから考え方が少し変わった。
noteを始めて、私はいろんな人の言葉から希望の光をもらっている。すごくありがたい。『蜘蛛の糸』のカンダタのような気持ちです。





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