lilo(リロ)

ココロとカラダの健康を、道具と生活から。 lilo(リロ)は、「道具へのカンシャ」をも…

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ココロとカラダの健康を、道具と生活から。 lilo(リロ)は、「道具へのカンシャ」をもった生き方を届ける、滋賀県信楽のスローライフブランドです。 このnoteでは、主にliloのメンバーがliloのことや自分の興味のあること、出来事などについて記事を書いています。

マガジン

  • 堀 勝通 - lilo Inc. 代表

    滋賀県から世界を熱狂させる事業を作るのが目標。日々の学びや料理の記録を残します。lilo株式会社の代表。

  • 古谷阿土 - lilo Inc. デザイン担当

    lilo株式会社副代表です。1994年生まれの27歳。 信楽焼の陶器屋の三代目として生まれ、手仕事に囲まれて育ちました。 日本の手仕事のリアルやデザインの話、北欧のものづくりやストリートカルチャー、民俗学など随筆的に書いていきたいと思います。

最近の記事

商売が大好きです!

lilo株式会社代表の堀です。 ここ半年、身の回りでたくさん色々なことが起きて、人生の中でもすごく大変な時期を過ごしました。ちょっと立ち止まって自分と向き合い、大好きなことの一つである「商売」について考えてみました。 私は、商売が大好きです。 私が考える商売とは、モノやサービスを通じて自分以外の誰かに継続的に喜んでもらえる仕組みを創ることです。 私は、人から「ありがとう」って言われること、人の笑顔を生み出していることこそが人生における幸福だと思います。商売は、それを叶えて

    • 調理場という戦場 / 斉須政雄さん を読んで。

      noteの更新がしばらく止まってしまっておりました。。。すみません。 lilo株式会社でデザインを担当している古谷です。 今回は、私がとても尊敬をしている方から教えていただいた本。 調理場という戦場 / 斉須政雄さん の感想を書き連ねていきたいと思います。 1ページ目から、非常にスリリングな内容かつ、読み取れる学びが非常に多く、ページをめくる手が止まらない、最後まで心地のいい緊張感の続く素晴らしい一冊でした。 前置きとして、料理を生業としている人たちに向けた本なんじゃない

      • 現代ポップスとシティポップをブレを基準に考えてみる。

        こんばんは。 信楽の長くて厳しい冬を耐えている古谷です。 今回は、現代のポップス音楽とシティポップを比較しながら、その奥に存在しているブレについて考えていきたいと思います。 発信者と受け取り手でブレのない表現。 現代というと少し大袈裟ですが、最近のメディアやマーケティング施策、音楽のメッセージ性など、発信者とその受け取り手の感じ方のブレを極力なくそうとしたようなものがよくみられるなと感じます。 音楽を例にとってお話しを進めていきたいと思います。 2019年頃以降のポッ

        • ぐちゃぐちゃにして、掃除する。 〜会社や個人が成長するタイミング〜

          こんにちは。liloの堀です。 久しぶりのnote更新です。 毎日「note書かないとな〜」「動画作らないとな〜」と思いながら、なかなかできてない自分に対してイラ立ちさえ感じますが、 今朝トイレで考え事をしていたら、noteに残しておきたいと思ったことがありましたので、今キーボードに向かってカチャカチャしています。 今回書き残しておきたいのは、会社や個人が成長するタイミングについて。 みなさんは「成長したい」という欲求を持っていますか? 少なからず自分の周り(特に若

        商売が大好きです!

        マガジン

        • 堀 勝通 - lilo Inc. 代表
          10本
        • 古谷阿土 - lilo Inc. デザイン担当
          16本

        記事

          祖父の死の経験と手仕事について。

          liloの古谷です 年末に祖父が亡くなりました。 チームのみんなには無理を言って最期の時間を一緒に過ごすことができたのですが、その時に感じたことを書き連ねたいと思います。チームのみんなには最期の時間を過ごす機会を作ってくれて感謝しかありません。。。 祖父について。 私の祖父は昭和中期ごろに大手家電メーカーの下請けの工場を立ち上げ、順調に業績を伸ばしていました。その矢先、オイルショックの影響を受け業態を転換。地元信楽町の名産品、信楽焼の卸商社を始めました。 話を聞いて

          祖父の死の経験と手仕事について。

          liloはじまって、もうすぐ1年経つけど。

          みなさんこんにちは、liloの堀です。 もうすぐlilo株式会社を創業して1年が経ちます。 この一年本当に色々なことがあり、人生で経験したことのない、ある種のトリップの中にいるような感じがしています。 2021年1月21日にlilo株式会社を相方の古谷と創業し、同月29日にliloダッチオーブンを公式オンラインストアで販売開始しました。 販売から3ヶ月間は本当に本当に全然売れず、私と古谷のインスタで毎日リロリロリロリロ言い続けて、初めて周りの友達が買ってくれるという更地

          liloはじまって、もうすぐ1年経つけど。

          手仕事をデザインすることについて

          liloの古谷です。 陶器屋の3代目として生まれ、陶器を中心に手仕事の現場を見て育ちました。 そんな私が感じる手仕事をデザインすることはどういうことなのか、書き連ねたいと思います。 手仕事の始まり。 日本の手仕事とよく言われますが、”手仕事”とは一体どんなものなのか、ルーツを探ってみたいと思います。 江戸時代の身分制度、士農工商の工にあたる職人たちが自分たちの地域の特性を生かして道具を作り上げていました。 引用 : http://www.edojidai.info/mib

          手仕事をデザインすることについて

          北欧発の家具ブランドinnovatorが教えてくれること。

          liloの古谷です。 今回は、北欧発の家具ブランドinnovator(イノベーター)の思想をご紹介しつつ、今、大量生産大量消費の世の中において本当に大切なものとは何なのか考えていきたいと思います。 イノベーターとの出会いは私の両親がイノベーターの家具が好きで、インテリアにイノベーターの家具たちをチョイスしているところにあります。 30年近くが経っても現役で生活に寄り添ってくれている家具達が生まれてくるところの思想は私にたくさんのことを教えてくれています。その一部をご紹介で

          北欧発の家具ブランドinnovatorが教えてくれること。

          手仕事の技術は固体なのか、液体なのか。

          liloの古谷です。 日本の手仕事を守ろう!後世に残していこう!世界に広めよう!という動きは日本全国でたくさん起こっており、それによって復活を遂げた工芸はたくさん存在しています。 この素晴らしい世の中の風潮を少し違った目線から見て、手仕事の技術を守ることの難しさについて考えていきたいと思います。 軽く自己紹介をしておきます。 私は、1994年生まれの現在26歳です。たぬきの焼き物で有名な滋賀県は信楽町で地元の産業である信楽焼の卸売商社の3代目として生まれました。 家業があ

          手仕事の技術は固体なのか、液体なのか。

          柳田國男生家から見る日本人の感性

          半年ほど前。 兵庫県は神崎郡にある柳田國男の生家を訪れた際に感じたことを、ここ最近反芻して考えることが多くあります。 柳田國男とは、日本民俗学の祖であり”日本人とは何か”という問いを追い求め続けた学者で私の大好きな人物なのですが、その生家は日本人的な感覚の痕跡が色濃く残る魅力的な場所でした。 そんな体験から、日本人の感性とはどの様なものだったのか考察を進めていきたいと思います。 柳田國男生家について。 柳田國男生家がある神崎郡についてざっくりとさらいながら柳田國男生家の特色

          柳田國男生家から見る日本人の感性

          営業こそクリエイティブ職 | 有田伊織

          はじめまして。liloの新しいメンバーとして加わりました有田伊織です。 この記事では新しいメンバーである私の事を知って頂き、そして私の今までの経験から皆様に何か気づきがあればと思い書き記しました。 最後まで目を通して頂ければ幸いです。 liloに入社するまで 私は元ジャイアンツの桑田真澄や歌手の清水翔太が生まれ育った大阪府の八尾市出身で、幼少期と小学校はそこで育ちました。 私の家族がバドミントン一家という事もあり、中学校からバドミントンを初め、高校はオリンピック選手を

          営業こそクリエイティブ職 | 有田伊織

          「循環」

          こんにちは。liloの堀です。 lilo(リロ)は、「道具へのカンシャ」を世界に届ける信楽のライフスタイルブランドで、私はその代表をしています。 現在は、liloダッチオーブンという、土から生まれた無水調理鍋をメインで取り扱っているのですが、 私たちの道具作りで大切にしている要素の一つに「生活や自然の中に溶ける」という項目があります。 私たちは、道具という存在を「人間と自然の間にあるもの」と捉えており、生活や自然の中に溶ける道具に美しさを感じます。 この視点で世の中

          HIPHOP思考 ②サンプリング

          こんにちは、「道具へのカンシャ」が芽生える体験を届けるライフスタイルブランドlilo(リロ)のデザインを担当している古谷です。 私が心から愛しているHIPHOPには独特の思考やカルチャーが存在し、それらは日常生活やビジネスのシーンにおいて非常に大きなヒントを与えてくれます。これを”HIPHOP思考” と題し、様々な切り口からシリーズで取り上げます。 第二回目はHIPHOP独特の作曲手法である”サンプリング”を考察し世の中に新しいものを生み出すためのヒントを探ります。 H

          HIPHOP思考 ②サンプリング

          信楽のリアルな日常を書いてみた。

          liloの村田です。 私は信楽歴27年、スポーツ選手でいうとそろそろベテランの域に入ってきたかな?ってくらいの信楽歴の持ち主です。 お世辞にも信楽は都会とは言えず、私くらいの年齢の者は大体、京都、大阪、東京でバリバリ働いてる人が多いかと思います。 そんな中、私の部活の同級生は当時計12人いましたが、そのうちの9人は今でも信楽にいます。そして、皆、一度大学で信楽を離れて外の世界を知り、大学卒業後信楽に戻ってきた者ばかりなのです。 そして、信楽に残っている私の友人は、皆これ

          信楽のリアルな日常を書いてみた。

          「 選ばれたのはlilo(リロ )でした。 」

          こんにちは。liloの堀です。 本日は、5/21(金)と22(土)に信楽で実施した、liloダッチオーブンの食べ比べ調査会についてレポートをします。 この調査会の実施目的はただ一つ。「liloが野菜の美味しさを引き出すのは本当か」を証明することです。 liloダッチオーブンは、野菜の甘さを引き出すために国内最高品質の耐熱陶土を採用し、その高い遠赤外線効果で無水調理ができる土鍋であり、 この調査によって、実際に野菜の美味しさを引き出してくれるということを、まだliloを

          「 選ばれたのはlilo(リロ )でした。 」

          HIPHOP思考 ①digる

          こんにちは、「道具へのカンシャ」が芽生える体験を届けるライフスタイルブランドlilo(リロ)のデザインを担当している古谷です。 私が心から愛しているHIPHOPには独特の思考やカルチャーが存在し、それらは日常生活やビジネスのシーンにおいて非常に大きなヒントを与えてくれます。これを”HIPHOP思考” と題し、様々な切り口からシリーズで取り上げます。 記念すべき第一回目は”digる”カルチャーについて考察していきます。 その前に、HIPHOPってなんだ? 本題に入る前に、

          HIPHOP思考 ①digる