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ぐちゃぐちゃにして、掃除する。 〜会社や個人が成長するタイミング〜

こんにちは。liloの堀です。

久しぶりのnote更新です。

毎日「note書かないとな〜」「動画作らないとな〜」と思いながら、なかなかできてない自分に対してイラ立ちさえ感じますが、
今朝トイレで考え事をしていたら、noteに残しておきたいと思ったことがありましたので、今キーボードに向かってカチャカチャしています。

今回書き残しておきたいのは、会社や個人が成長するタイミングについて。

みなさんは「成長したい」という欲求を持っていますか?

少なからず自分の周り(特に若い人)には、ベンチャー企業に就職したり、起業したりしている人が少なくないので、高い成長欲求をもった人がいます。私自身もまさにそういう人種の一人で、もっと上に行って、自分が見たことのない景色を見たいと常日頃思っています。

成長するためには背伸びをした環境に身を置くことでコンフォートゾーンを広げようみたいなことはよく言われる話で、これは当然だと思っているのですが、では実際にそういう環境に入ったあと、どんなタイミングで成長するのかみたいなところはあまり言語化されてないのかなと思います。

私は、そういう環境に入った後どんなタイミングで成長するか、自分なりに確固たる考えがあり、それがいい感じで言語化できたので、今日はそのことについて書き残しておきたいと思います。

liloのメンバーや、今後liloに入ってくるメンバーがこのnoteを見て、liloの方針や、私の行動を理解してくれる源になってくれたらいいなと思ってます。

自己紹介

まずは、このnoteで私のことを初めて知る方に簡単に自己紹介をさせていただきます。私は滋賀県信楽でライフスタイルブランド「lilo(リロ)」を運営するlilo株式会社の代表をしております。このliloは2021年1月に立ち上げ、現在は、野菜の甘みを引き出す無水調理鍋《liloダッチオーブン》をメインで取り扱っております。

少し私自身のお話をさせていただきますと、滋賀県草津市で生まれ育ち、大学3年の時に休学をして、約1年間メキシコに渡り株式会社Encounter Japanでインターン、その後東京のスタートアップ企業に就職しマーケティング業務をさせていただいたのち、地元滋賀県に戻り、幼馴染の古谷とlilo株式会社を創業しました。

「ぐちゃぐちゃにして、掃除(整理)したあと」

引用:https://www.tmc.edu/

「経営者になって、人格者になりたい」と志して入った大学で、学校の ”勉強” だけでは会社の起業・経営にするのに経験が不十分であると考え、まさに今回のテーマである「成長すること」を求めて、この約5年間はとにかく “背伸びをした環境” に身をおいてきました。

5年前の自分を振り返ると、今は当時と全然違う景色が見れているな(全然満足はしてません)と思うのですが、この5年間の中で自分が成長したと感じるというタイミングを振り返ると、共通点がありました。

それは、「ぐちゃぐちゃにして、掃除(整理)したあと」です。

少し話が外れてしまうのですが、liloは2週間に1回ほどのペースでメンバー全員でオフィスの大掃除をします。全員で水回りからガレージまで、2時間くらいかけて全フロアを掃除します。これは、ライフスタイルを提案する私たち自身が洗練されて、整理された場所で仕事をしないと価値が生まれないという考えからやっていることです。

これを創業から1年間やってきたわけですが、これがただの掃除ではなくて、個人としても、会社としても成長のタイミングになっていると考えるようになったのです。

つまり、これこそ「ぐちゃぐちゃにして、掃除(整理)したあと」がタイミングです。

どういうことかと言いますと、コンフォートゾーンを出て、背伸びした環境に入って少し時間が経つと、「ぐちゃぐちゃになる」タイミングが訪れます。この主語は、「脳」であり、「家庭」であり、「PCの中身」であり、「部屋」であり、時には「身体」のこともあります。これは仕方ないです。自分が進んで ”背伸びした環境” に飛び込んでいるのですから。

ただ、このぐちゃぐちゃになっただけでは成長のタイミングは訪れなくて、これを掃除(整理)したあとに訪れてくれるのだというのが私の考えです。ぐちゃぐちゃになったものを掃除(整理)すると、ぐちゃぐちゃにする前と比べて新しい発見ができたり、新しいアプローチが見えるようになっていることに気づきます。

この図のように赤線のぐちゃぐちゃ線が上がってる最中というのは意外と成長してなくて、緑のラインを引いた掃除(整理)の後に成長線が上がるのです。私も最近までは、こんなに頑張ってるのに、こんなに苦労してるのになんで、成長しないんだろうと考えたりしたことが多々あったのですが、おそらくそれはぐちゃぐちゃ線が上がってるタイミングで、それを掃除(整理)してぐちゃぐちゃ線を下げてあげることによって、成長線がバインっと上がるイメージなんじゃないかなと思います。


成長するタイミングが「ぐちゃぐちゃにして、掃除(整理)したあと」であるとわかると、その再現性を高めなければいけません。まずステップ1は、「ぐちゃぐちゃにする」。これは何も、机を散らかそうとか、カバンの中にものを乱雑に詰めようということではありません笑(できる限り綺麗に保ってください) 自分の身の回りの管理ができなくなるくらいまで自分を追い込むということ。どちらかというと、仕方なくぐちゃぐちゃになるという感じです。新しいこと、自分がこれまでにやったことにないものに追われて、脳の中がぐちゃぐちゃになったり、机の上の整理が追いつかなかったり、そういう兆候が出てきた時こそ「あ、追い込めてるな」と思うようにしています。

ステップ2は、「掃除(整理)する」。ぐちゃぐちゃになって、このまま進んでも何も新しいものが生み出せないってなった時には、一つずつ掃除(整理)するようにします。この時に大事なのは、常に掃除をして綺麗にしていることではありません。なぜならその状態は十分に自分を管理できている、つまり自分を追い込めてないと考えています。追い込みに追い込んで、ぐちゃぐちゃになる、そのぐちゃぐちゃのせいで創造力が失われ、何も新しいものが生み出せないってなった時に、時間をかけて掃除(整理)するようにします。

少し余談ですが、liloを創業してから一番最初にお取引を始めていただいたソムリエ@ギフト( https://sommelier.gift/shop/c/cgift/ )を運営するベルヴィ株式会社という兵庫県の会社さんがあります。そのベルヴィ株式会社の宮崎社長とお話しさせていただいた時に、常に「パンパン感」を大事にして経営をしているというお話をしていただきました。このパンパン感というのは、会社でいうと ”会社の成長に対して、リソースが足りていない” という状態ではないでしょうか。これは会社でも個人でも同じことが言えて、今のリソース、能力ではもう限界、弓矢の弦がピンピンに張ったような状態のことだと思います。

この状態になった時に、そのまま走り続けるのではなく、一旦掃除(整理)する。そうすることで心身が整理されて、ぐちゃぐちゃになったものが血肉となる感覚です。休むのではなく、掃除(整理)する。疲れた時には休みなさいとよく言われますが、私はそれは成長したいと考える人にとってあまり得策ではない考えていて、掃除(整理)することが休みくらいの感覚でいいのではと思います。私たちよりもっと優秀で、スタートラインさえ違う人たちが東京にはウヨウヨいるので。

走り続けてぐちゃぐちゃでもうだめだ。何もできない。ってなった時に自分の内側も、自分の外側も掃除(整理)します。掃除には下のようなことがあります。

・部屋やオフィス、机の上を掃除する。
・運動をして、身体を掃除する。
・健康的な料理を食べて、身体を掃除する。
・PCの中を整理する。
・家庭での振る舞いを見直して、生き方を整理する。

ぐちゃぐちゃになったあと、これらの行動を取ることではじめて成長できるのです。

最近思うのが、成功している人や、業績を上げている会社ほど、高い度合いのぐちゃぐちゃを許容できて、掃除(整理)するまでのサイクルが早いと感じます。つまり先程の図の、赤線の振れ幅が大きいタイプです。会社の借金が膨らんでも自分たちのビジョンへの投資を続けたり、寝不足になるまでインプットをし続けたり、とにかく許容できるぐちゃぐちゃの度合いが高いのです。一方、私はといえば、掃除(整理)のサイクルは掴めてきましたが、まだまだ高い度合いのぐちゃぐちゃに慣れてないなと感じます。もっとチャレンジングなアクションをして、インプット量を増やして脳をぐちゃぐちゃにして、掃除(整理)するサイクルを回さないといけないと思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、個人や会社が成長するタイミングについて、「ぐちゃぐちゃにして、掃除(整理)したあと」という私の持論を書いてみました。書いている途中にアンラーニング(学習放棄、学びほぐし)という考え方にも似ているなと思いました。

liloのメンバーやアグレッシブにチャレンジする人は、ぜひ進んでぐちゃぐちゃになってください笑 そして、その後の掃除(整理)の時間を大切にしてください。その瞬間こそが成長のタイミングだと思います。

また本テーマあくまで私の持論です。これが正しいと言うつもりは全くありません。このテーマについてご意見やご感想をいただけたら嬉しいので、ぜひお気軽にSNSでのコメントやいいねお願いします。また、私たちが日々世の中にご提案させていただいているライフスタイルブランド《lilo》についても見ていただけると嬉しいです。

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