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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(3)
「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。
本稿を書く前に、(当然であるが)インターネット検索で、西岸氏と練馬区の関係を調べてきた。何もヒットしないのであるが、筆者がそれでも練馬区に目星をつけたのには訳がある。
「三丁目の夕日」は、一部であるが、具体的な場所、特定の路線(氏は電車好きと聞く)をテーマにしたものがある。こうしたものは地名が明記される。しかし、それ以外、「三丁目の夕日」には極力具体的な地名が
「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(2)
「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。
一般的なのは、作者が解説することだろう。しかし、本作の西岸良平氏はほとんどマスコミに出ず、映画などが完成しても手記を寄せる程度である。唯一、2010年春、紫綬褒章受章の際、自宅で取材されたのだろうか画像がネットにあらわれている。そのときの詳細は不明だが、本作の舞台の言及はあったのだろうか。
その次に我々読者ができるのは、作品から舞台を読み解くことである。こ
「三丁目の夕日」の舞台はどこにある
「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。
作者名西岸良平(さいがん りょうへい)は知らなくても、特徴的な絵は必ず知っているはずだ。1974年から雑誌に連載されていることもあり、多くの日本人に親しまれている作品である。
3度にわたり映画化され、東京タワーと夕日の組み合わせも記憶に新しい。そのとき、映画の舞台が港区であると、少なからずの指摘があった。車の整備工場が進駐軍とのかかわりを指摘する向きもあり