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記事一覧

バスオーボエって何?~ホルスト「惑星」だけではない特殊楽器1

ホルストの組曲「惑星」。音楽ファン、とりわけ管楽器に親しむ者にとっておなじみの曲であろうし、演奏経験を有する者も多いと思う。 さて、同曲で使われる楽器の一覧で、…

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4か月前
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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(5・最終回)

前回からずいぶん時間が経ってしまった。今回が最終である。 これまで記したように、西岸良平氏はプライベートは極力公表しない。 それでも、メディアで公表された情報は…

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8か月前
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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(富士見台駅界隈を紹介)

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10か月前
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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(4)

西岸氏の年表(作品発表時期など)を参照にしつつ、考察を進めたい。 「三丁目の夕日」は1974年から発表されている。もう一つの代表作「鎌倉ものがたり」は1984年からであ…

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10か月前
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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(3)

「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。 本稿を書く前に、(当然であるが)インターネット検索で、西岸氏と練馬区の関係を調べてきた。何もヒットしないのであるが、筆者が…

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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(2)

「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。  一般的なのは、作者が解説することだろう。しかし、本作の西岸良平氏はほとんどマスコミに出ず、映画などが完成しても手記を寄せ…

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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある

「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。  作者名西岸良平(さいがん りょうへい)は知らなくても、特徴的な絵は必ず知っているはずだ。1974年から雑誌に連載されているこ…

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さよならキハ85「ひだ」~惜別の日

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さよならキハ85「ひだ」~さよなら「北アルプス」

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さよならキハ85「ひだ」~キハ80との交代の頃

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さよならキハ85「ひだ」~飛水峡

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さよならキハ85「ひだ」~美濃太田駅90周年

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さよならキハ85「ひだ」~飛越線界隈

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五島列島、長崎本土、天草の教会巡り

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JR北海道夜行列車(「利尻」「北斗星まりも」)

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1990年代青ヶ島

バスオーボエって何?~ホルスト「惑星」だけではない特殊楽器1

ホルストの組曲「惑星」。音楽ファン、とりわけ管楽器に親しむ者にとっておなじみの曲であろうし、演奏経験を有する者も多いと思う。
さて、同曲で使われる楽器の一覧で、最も異色を放つのは「バスオーボエ」ではないだろうか。
本稿では、そんなバスオーボエ楽器の紹介、そしてこれまで言及されなかった同曲におけるバスオーボエを指定した背景を考察したい。

2003年ポップス歌手・平原綾香による「木星(=ジュピター

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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(5・最終回)

前回からずいぶん時間が経ってしまった。今回が最終である。

これまで記したように、西岸良平氏はプライベートは極力公表しない。
それでも、メディアで公表された情報はある。ここに集め、年代ととも紹介したい。
1947年世田谷区出身で、その後一家は練馬区に転居している。1963年立教大学附属新座高校に入学し、1966年立教大学経済学部に入学。大学入学後、マンガ研究会を創設し、別の専門学校の学生だった木村

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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(4)

西岸氏の年表(作品発表時期など)を参照にしつつ、考察を進めたい。
「三丁目の夕日」は1974年から発表されている。もう一つの代表作「鎌倉ものがたり」は1984年からである。
その間に、練馬区への言及がなされた作品があった。魔界から来た蘭子が主人公である「ポーラーレディ(1984年)」では、職場として東京営業所が登場し、その所在地は東京都練馬区である。
また、1981年から数年間に渡り、「青春奇談」

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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(3)

「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。
本稿を書く前に、(当然であるが)インターネット検索で、西岸氏と練馬区の関係を調べてきた。何もヒットしないのであるが、筆者がそれでも練馬区に目星をつけたのには訳がある。
「三丁目の夕日」は、一部であるが、具体的な場所、特定の路線(氏は電車好きと聞く)をテーマにしたものがある。こうしたものは地名が明記される。しかし、それ以外、「三丁目の夕日」には極力具体的な地名が

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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。(2)

「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。
 一般的なのは、作者が解説することだろう。しかし、本作の西岸良平氏はほとんどマスコミに出ず、映画などが完成しても手記を寄せる程度である。唯一、2010年春、紫綬褒章受章の際、自宅で取材されたのだろうか画像がネットにあらわれている。そのときの詳細は不明だが、本作の舞台の言及はあったのだろうか。
 その次に我々読者ができるのは、作品から舞台を読み解くことである。こ

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「三丁目の夕日」の舞台はどこにある

「三丁目の夕日」の舞台はどこにある。
 作者名西岸良平(さいがん りょうへい)は知らなくても、特徴的な絵は必ず知っているはずだ。1974年から雑誌に連載されていることもあり、多くの日本人に親しまれている作品である。
 3度にわたり映画化され、東京タワーと夕日の組み合わせも記憶に新しい。そのとき、映画の舞台が港区であると、少なからずの指摘があった。車の整備工場が進駐軍とのかかわりを指摘する向きもあり

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