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エドワード・ヤン『恋愛時代』(リストア版)ーー虚構の愛をめぐる物語
先日、お気に入りの映画館、那覇の桜坂劇場で楊徳昌(エドワード・ヤン)監督のリストア版『獨立時代』(1994、恋愛時代)を観た。今日はこの映画の感想を資料によらずに自由に書いていこうと思う。少し恣意的になるかもしれない。事あるごとに観返してきた作品ではあったが、改めて劇場で観て少し違う印象を抱いた。
この映画が「時代を先取りしていた」とは思わない。むしろ「同時代の台湾で生きる現代人の困難さを
小説の海のなかに棲息する紙魚のように
導かれるままに、はじめてのnote投稿。
文系の教員なので、部屋のなかに書籍が散乱して、収拾がつかない。
英国文学を専門の方が廊下のゴミステーションに、マンスフィールドとか、ウルフとか、ディケンズの小説をお捨てになるので、嬉々として拾い集めていると、華語圏や日本語の小説だけじゃなく、英国のテクストも増えてきて、小説の海のなかに棲息する紙魚のように、泳ぐ。