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6/25、インスリン残薬
本日の実習では引き続きインスリン注射について、特に投与単位の計算や服薬指導について注目して行った。
昨日も扱ったが、インスリン注射は分類がありそれぞれに適したタイミングで投与することで組み合わせて血糖をコントロールする。そのため薬剤ごとに1日に使用する量や単位が異なり、服用薬とも異なるため、残薬や薬の量をそれぞれ管理する必要がある。インスリン注射の単位は患者さんの状態から考える目標血糖値からインス
6/21、リベルサス
本日の実習では引き続き糖尿病治療薬の一つであるリベルサスに注目して行った。
リベルサスは一般名セマグルチドであり、薬効分類としてはGLP-1受容体作動薬である。作用機序は膵β細胞上のGLP-1受容体に選択的に結合し、ATPからcAMPの産生を促進させることにより、グルコース濃度依存的にインスリンを分泌させ、血糖値が高い場合にはグルカゴン分泌を抑制する。この薬剤は食欲不振となり、体重減少の効果がある
6/18、SGLT2
本日の実習では糖尿病治療薬の中でもSGLT2阻害薬に注目して行った。
SGLT2阻害薬はグルコースの再吸収を行う腎臓の尿細管にあるSGLT2というトランスポーターを阻害することで尿にグルコースを排出することで血液中の糖を減少させる。SGLT2阻害薬は心保護作用と腎保護作用があるため、心不全や腎不全と糖尿病を患っているの患者さんに処方されることが多い。また、尿中に糖を排出するためカロリー摂取量を減ら
6/17、SU剤、グリニド
治療薬の中でもスルホニルウレア剤(SU剤)とグリニド系(即効型インスリン分泌促進薬)について注目して行った。
現在、GLP-1作動薬などの登場により、副作用などの点から本薬局においてもSU剤が出されることは少ない。以前は薬価や効果の点からSU剤が多く使用されていた。
SU薬は膵β細胞内の糖代謝系を介さず、SU受容体への結合によりATP依存性Kチャネルを直接的に抑制することで、インスリンの分泌を促進
6/14、スタチン以外
本日の実習では昨日と関連して非スタチン系脂質低下薬について注目して学習した。
本日取り扱った症例は高脂血症の治療のためにロスバスタチンに加え、エゼチミブとロスバスタチンの配合薬のロースゼット、パルモディアが処方されていた患者さんであった。
ロスバスタチンはスタチン系であり、スタチン系は昨日取り扱ったが、HMG-CoA還元酵素を阻害することで血中コレステロールを減少させる。エゼチミブは小腸におけるコ