6/18、SGLT2

本日の実習では糖尿病治療薬の中でもSGLT2阻害薬に注目して行った。
SGLT2阻害薬はグルコースの再吸収を行う腎臓の尿細管にあるSGLT2というトランスポーターを阻害することで尿にグルコースを排出することで血液中の糖を減少させる。SGLT2阻害薬は心保護作用と腎保護作用があるため、心不全や腎不全と糖尿病を患っているの患者さんに処方されることが多い。また、尿中に糖を排出するためカロリー摂取量を減らすことができることで体重減少作用があるため、体重が重めの方にも処方される。副作用として尿路、性器の感染症や脱水症状があるめ、水分を多めに摂ることを服薬指導する。
本日取り扱った症例は2人いる。
1人目はもともと糖尿病を患っている患者さんであり、DPP-4阻害薬のトラゼンタ処方されていた。平成29年に足のむくみがあるため利尿薬であるラシックスが追加され、その後血糖値の上昇からビグアナイド系のメトグルコがついかされた。令和4年の3月にHbA1cが上昇したこととむくみがあることからSGLT2阻害薬のルセフィが処方された。その後たまに膀胱炎になることがあったことから、気温が上がるとと水分不足になるため膀胱炎の恐れがあり、昨日にルセフィが中止となった。中止期間としては夏の間となる。
2人目はもともと高脂血症治療薬のクレストール、降圧薬のエックスフォージ、DPP-4阻害薬のエクメットが処方されていた。令和3年10月にHbA1cか高いことと体重が多めであることからSGLT2阻害薬のフォシーガが追加された。その後たまに膀胱炎になることがあり、1人目の方と同様に暑い期間のみ昨日から中止になった。

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