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人を救える人になりたいという君へ。


自らのために、誰かを救おうとしていないか

人を救える人になりたいという君へ。
本当かな?
君がその話をしている時、顔は笑っているかな?
表情筋が硬くなってないかな?

人を救いたいと願う人の大半が、過去の自分、
今の自分を救いたいと思っている人だったりする。

つまり、救いたいって言ってるのは「投影」であり、
救いたいのは自分だったりするんだ。

もしくは、人を救うことで、自分の存在意義を見出したい
って言ってるケースもある。

それは世の中のPain、痛み、課題を解決できる自分になることで、
自分を認められるようになりたいって言ってるケースだったりする。

自己実現したいって言ってる人の中にもいる。
自分のビジョンやミッションを見つけて、
それに邁進できたら、自分はきっと幸せに生きれる、満足できるって。

欠乏欲求が、あなたを動かしていないか

違うよ。
それは条件つきじゃん。
それ、全部欠乏欲求なの気付いてる?

自分が本音で願ってるか、
それが欠乏欲求かどうかって、
その違いはどうやったらわかるかって?

その話をしているときの君、
そのことを考えてるときの君、
顔笑っているかい?身体の感覚はどうかな?
なんだか身体が重い感じはしてないかな?

人を救う人になることは良いことだ。
たくさんの人を救う人になることは、社会にとってとても良いことだ。

でも、それで君の得体のしれない苦しみや不安感、焦燥感、
駆り立てられるような心の圧は無くならない。

大切なのは
「欠乏感や欲求の解消の目的のための手段としてではなく、
行動そのもののために行動がなされる状態」
を創り出すこと。

そのことをやってることがただただ楽しい。
その「行動」を基軸に考えることなんだ。
その「行動」こそが君の強みの源泉であり才能であり偏愛性なんだ。

人間の行動科学の分野の「自己決定理論」の中で、
人の「動機」にはスペクトルがあると言われている。

ざっくり言うと、Want toマインドとHave toマインドがあって、
それがスペクトルになってるって話だ。
(※詳しくはToMo指数でググってくれ)

・Want toマインド(本質的に誰でも持っている)
1.「楽しさ」Play
2.「目的」Purpose
3.「可能性」Potential

・Have toマインド(過去の原体験から作られる)
4.「感情的抑圧」Emotional
5.「経済的抑圧」Economical
6.「惰性」

このような順番で人の動機はスペクトルになっている。
そしてここではWant toマインドの話をしたい。

1.Play:ただただ、その「行動」「行為」をしていることが楽しい。やればやるほど元気になる。
2.Purpose:それをやった先の「結果」が価値あるものだと思えているか。
3.Potential:やっていることが二次的に、自分の求めているものに繋がる、と言う場合。

語学の勉強は嫌いだけど、海外旅行が楽しくなるなら、語学の勉強も苦じゃない、みたいなやつだ。

この話から、最初の話を眺めてみると、
「人を救えるようになりたい」
「世の中のPain、痛み、課題を解決したい」
と言うのは、
上記の2番のPurposeと4番のEmotionalが混じっていることがある。

また、自身の欠乏欲求からある程度解放された人でも、
2番のPurposeだけが動機ではまだ弱い。
これだけでは途中でガス欠を起こしてしまう可能性がある。

自分の真ん中に目を向け、「Play」を知る。

大切なのは、1番の項目。
君の「Play」をど真ん中に置いて動くことなんだ。
だからこそ最も大切なのは、君のPlayを見つけることなんだ。

これは必ずある。ない人はいないんだ。
君の中にも必ずあるよ。

この「Play」に生きることが、「欠乏感や欲求の解消の目的のための手段としてではなく、行動そのもののために行動がなされる状態」と言うことなんだ。

そして、この1番のPlayをど真ん中に置いて、2番のPurposeを設定することが、一番パワフルで、自己実現的なゴール設定なんだ。

セッションで人の力を借りるなら、コーチングなどでこのゴール設定をした上で、4番のEmotional(感情的抑圧)をサイコセラピーのスキルで外していく。
(社会適応の過程で生まれた自我から脱同一化する)

そうやって人はより自己実現的にに生きれるようになる。
毎日楽しく「人の役に立つ」「人を救う」ができるようになるんだ。

だから、
人を救えるようになりたいと言う君へ

その想い自体は大切に胸に留めておきながら、
最初にやることは、君のPlayを見つけること。


そしてその君のPlayをど真ん中に置いた上で、
Purpose(ゴールや北極星)を設定することだ。

そのゴールでは、
君が本当に救いたい人を救えるようなゴールにすればいい。

そして同時に、自分の中の「感情的抑圧」に向き合うこと。
そこを一つ一つ紐解いていくこと。

それができたら、君の中に完全に「Play」と「Purpose」がストンとハマるようになる。

人生の使命やミッションの感覚

そしてその状態になると、
今度は君の「Spirit」、これが自分の「人生のミッション」、
「人生の使命」なのかもしれない、と言う領域に足を踏み入れる。

君のPlayを見つけていくこと。
君自身を知っていくことが何より大切なんだ。

ストレングスファインダーと言うアセスメントは、それを知る手助けになると思うよ。

今日も楽しんでいこう。


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