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私の便利帳

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私が影響を受けた、クリエイターさんのノートを、集めたマガジンです。どれも大切なのでまとめておきたくて作成しました。
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2022年4月の記事一覧

共感されないことを書こう

「共感」が大切だと言われます。 たとえば、良好なコミュニケーションをとるために、共感的姿勢を意識しましょう、と言われたり。 SNSにも共感を原動力にして動いている部分があります。 たとえば、Twitterのリツイートやいいね、note のスキなども共感に基づくものが多いのではないかと思います。 それもあってか、SNS や note のノウハウを説く書籍や記事では、共感を得られる投稿を推奨するようなアドバイスを見掛けることもあります。 確かに、共感される内容を投稿する

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最果タヒを読むのが怖い

IQが10離れると、会話が成立しない。という話がある。その言葉を吐く人には、「自分は10上の側なんだよね」と無言のうちに傲岸不遜ない態度を感じてしまって好きではないのだけれど。それはともかく。 感性も同様だ、と思う。今の日本の教育システムでは、数理的処理能力や言語運用能力については辟易するくらい問われるけれど。こと話が感性に及んだとたん、美術の時間になおざりに触れる程度で義務教育を通過する。だから、感性の偏差値は無いし、自分の美意識を数値化された事も無い。美大を受験していた

親の影響を強く受けた子どもたち

子どもにとって親は特別な存在である。 気が付いた瞬間には目の前に絶対的な力をもって立っている。 親がある程度 心にゆとりがあり、ある程度 愛情を注いでいれば、ほとんどの場合は子どもはそれほど問題なく成長していく。 しかし残念ながら、非常に精神的に不安定だったり、過剰な”愛情”を注ぎ続ける人だったりすると、子どもたちは強い影響を受けて育っていく。 その影響で現在も生きづらさを抱えている人たちは、この親からの呪縛から逃げることが必要になってくる。 そのための第一歩として

“オタク”の定義と被害妄想

約10年前、今よりまだボカロやアニメ、ネット文化に抵抗があった時代。 当時からオタクであった私は、少し生きづらさを感じていました。 好きだけど大声では言いにくい。 誰かと話して共有したいのに仲間を見つけにくい。 ボカロ好きと公言した彼はクラスに居場所が無さそうに見える。 そんな環境で中学時代を過ごした私は、アニメ(特に美少女が出てくるもの)やボカロが好きという話は控えた方が良いと考えるようになりました。 ところがここ数年で、新海誠や京アニのヴァイオレットが話題になるこ

仮想現実もいいけどリアリティは自分でつくれます

いよいよメタバース、きますね! 仮想現実空間を現実の延長のように生きる時代が、ついに到来しようとしています。え、何の話?という方は、こちらの映画の予告編をどうぞ。こういうコンピュータによってつくられた世界のことです。 テクノロジーの恩恵を楽しむ前に2021年の秋、FacebookがMetaに社名を変更すると発表しました。Oculusを買収して、Meta Questを発表。これが仮想現実空間への鍵になります。これを身に付ければ、仮想現実空間に入って様々なことが出来ます。 い

選り抜き一口エッセイ:自閉症スペクトラム

 自分は、精神科にて自閉症と診断されておりまして、そのせいでコミュニケーションに関して問題があったりもしたのですが、これは「にゃるら」という存在のおかげでだいぶ救われました。  僕の他人との関わりはすべて「にゃるら」のアカウントを知っている方と行っているため、「この人はこういう人だから」といったバイアスがかかり、僕の妙な言動は個性として多少は容認されるようになりました。「ネットの変なやつだから変なこと言うよな」と思われている。それでいい。実際ズレた発言をしているのであろうから

一口エッセイ:カフカの『変身』と創作者の葛藤

 『100分de名著』にて、カフカの『変身』を取り上げていたので100分間、正座して視聴しました。こんな短編でも100分たっぷり解説されており、いかにこの作品が衝撃的であったかが分かります。  途中から、話題はカフカの人生についてが中心に。伊集院光が、「もし、カフカが結婚して幸せになれていたら、変身の虫も蛹になった後に羽化して、綺麗な蝶になれたのでしょう」と話すと、指南役の先生が「結婚して満たされてしまったら、恐らくカフカは創作活動をできてないと思います」と語る。人一倍、一般

アボカド海老サンドイッチ

僕はパンが好きだ。しかしパンと言っても「サンドイッチ」とか「カレーパン」とか調理されたもの、味がついたものが好きなだけの人間で「小麦粉は○○を使ってて、この焼き加減と香ばしさが」なんていうコメントは呪文にしか聞こえない愚人間である。 そんな僕がお気に入りのメニューがある。クロワッサンにエビとアボカドがぎっちり詰まってるサンドイッチ。卵オンリーのタルタルソースみたいなのも入ってて、食べ応えも抜群なのだ。僕はこの商品に出会って「パンってすげえ」と衝撃を受けた。このパン屋さんに行

日本に行きたい外国人と、外国人を呼びたい日本の埋まらないギャップ

こんにちは! 人材育成コンサルタントの孔 令愚(アルー株式会社、社長室所属)さんのnoteが面白かった。 まさに現場のギャップを言語化してくれてます。 * 日本人・外国人問わず優秀な人材がほしい * 日本人だけでは足りないので、外国人に補ってほしい まず、1の目的で海外から人材を採用しようと思った場合、最初に直面するのが「本当に優秀な人材はそもそも日本に来てくれない」という現実です。 現実はどうか。 以前とある大手企業で海外から採用した新入社員の研修を実施

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モダン・ジャズの衰退が教えてくれるカルチャー変化・進化とDXの必要性

『流行』とは流れるもので 一時的なもので いずれは飽きられて廃れていき 忘れられるもの 『流行物は廃り物』と言われるように 『流行』は長続きしない 昨今は 通勤ラッシュ時の電車が 元の”ギュウギュウ詰め”に戻りつつあるという話を耳にするのですが 「とりあえず出勤して」という”同じ釜の飯を食う”企業にとっては 『テレワーク』『在宅勤務』というものは 一種の『流行』に過ぎなかったのでしょうか? 「メイン・カルチャー」「サブ・カルチャー」「カウンター・カルチャー」 「メイン

飲めないのに、居酒屋ものが好き

居酒屋にじっさいに足を踏み入れたのは、もうだいぶ前のことになるように思う。少なくともコロナ禍がはじまってからは一度も行っていないし、その以前であっても、夫婦ともに飲まないし飲めないので「よし、居酒屋いくべ」的展開にはならない。 けれど、私は居酒屋ものの番組、居酒屋を紹介したエッセイ、居酒屋ものの漫画がとても好きなのだ。自分がお酒がてんでだめだからこそ、憧れるし、何より番組や写真のなかでずらりと壁に並ぶ居酒屋メニュー、あれは壮観すぎて、目にするだけで楽しい。 先日も、このよ