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ライフリンク・メディア報道

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#清水康之代表

ライフリンク・メディア報道・2009年10月

ライフリンク・メディア報道・2009年10月

98年から11年連続で年間自殺者が3万人を超えていた当時、メディアの報道にも切迫感が漂っていました。ライフリンクは、メディアを通じて繰り返し自殺対策の必要性を訴えていました。
京都市で開かれた自殺予防と自死遺族支援について考える公開シンポジウムの記事(2009年10月1日 毎日新聞京都版)では、清水康之代表の講演内容が詳細に紹介されました。

清水康之代表は3つの数字をキーワードに深刻な状況を分析

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ライフリンク・メディア報道・2016年3月

ライフリンク・メディア報道・2016年3月

2016年3月の「自殺対策強化月間」では、自殺対策基本法の改正が行われました(施行は4月1日)。自殺を個人ではなく、社会の問題としてとらえた画期的な自殺対策基本法が制定されて10年。自殺対策は「生きることの包括的な支援」と明確に位置付けられ、さらに強力な法律になりました。
 神戸新聞の社説(2016年3月7日)は、ライフリンクが進めてきた自殺対策の取り組みを評価する形で「改正案でも強調されたように

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ライフリンク・メディア報道・2012年3月

ライフリンク・メディア報道・2012年3月

2012年は、3月が「自殺対策強化月間」に位置づけられて3年目にあたります。官民の連携はより強くなってきました。3月1日、東京都からの告知広告が新聞に掲載されました。「3月は東京都の自殺対策強化月間です ひとりで悩まないでもっとあなたの声を聞かせてください」と呼び掛けた広告紙面には「電話相談」と「対面相談」の実施計画がそれぞれ示されました。「対面相談」は「東京都こころといのちの総合相談会」と題され

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ライフリンク・メディア報道・2011年3月

ライフリンク・メディア報道・2011年3月

2010年から、3月が「自殺対策強化月間」と位置付けられ、官民あげての取り組みが始まりました。その内容は年々充実しています。2年目の「自殺対策強化月間」となった2011年3月のメディア報道を紹介します。
ライフリンクは3月1日、東京都とともに街頭で「自殺相談ダイヤル」の電話番号を記載したティッシュを配布しました(2011年3月2日、東京新聞)。

さらに、ライフリンクは3月5日、大規模イベント「い

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ライフリンク・メディア報道・2012年7月

ライフリンク・メディア報道・2012年7月

「『よりそいホットライン』に相談殺到 1日3万件超の電話にパンク寸前」「5人に1人が自殺の悩み 補助金は今年度限り 支援事業の継続を」(2012年7月7日、公明新聞)の記事が掲載されました。「よりそいホットライン」は、被災体験のある首長経験者が呼びかけて法人が設立され、2011 年10月 に仙台で自主事業としてスタートしました。2012 年1 月末から国の事業となり、準備を経て3月11日に全国で回

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ライフリンク・メディア報道・2013年3月・4月

ライフリンク・メディア報道・2013年3月・4月

ライフリンクが就職活動中の大学生121人を対象に行った聞き取り調査の結果が注目を集めました。「約7割の86人が『就活に納得できないことや不満がある』と答えた。具体的には『不透明な採用方法』や『合格者にしか連絡がない』ことなどを挙げている」「自殺防止が目的の就活生調査は珍しい」(2013年3月30日、毎日新聞)▽「実際に就活に入る前から『本気で死にたい』などと考えているのは8・3%で、就活開始後は1

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ライフリンク・メディア報道・2013年1月

ライフリンク・メディア報道・2013年1月

評論家の荻上チキさんとライフリンクの清水康之代表がいじめ問題に取り組んでいること報じられました(2013年1月7日、琉球新報)。

自殺対策の現場に大きなニュースが届きました。「自殺者3万人下回る 15年ぶり 都市部で大幅減」(2013年1月17日、朝日新聞)。3年連続の減少、そして、ついに「3万人」という岩盤を破りました。新聞各紙が大きく報じ、清水康之代表のコメントが掲載されました。「自殺は社会

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ライフリンク・メディア報道・2017年11月

ライフリンク・メディア報道・2017年11月

衝撃の事件が発覚しました。神奈川県座間市のアパートで男女9人の切断遺体が見つかった「座間事件」です。逮捕された男は、ツイッターで自殺志願者を探しては「自殺を手伝う」などど自宅に誘い込み、殺害を繰り返していました。事件を伝える記事(2007年11月2日、読売新聞)では、ライフリンクの清水康之代表のコメント「死にたいほどつらい思いをわかってほしくて、書き込む人も多い。こうした事件が起きるのは、時間の問

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ライフリンク・メディア報道・2011年1月

ライフリンク・メディア報道・2011年1月

2011年元日、新年を祝う新聞紙面に「派遣村有志ら困窮者を支援 3日まで電話相談」の記事が掲載されました(2011年1月1日、埼玉新聞)。「年越し派遣村」で村長を務めた湯浅誠さんやライフリンクの清水康之代表ら有志30人が、12月31日から1月3日まで電話による相談を受け付け、必要な人には宿泊代や食費を援助する取り組みです。費用は有志が自己負担します。

2011年1月7日、警察庁が2010年の自殺

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ライフリンク・メディア報道・2010年9月

ライフリンク・メディア報道・2010年9月

世界自殺予防デーは9月10日です。2010年も、世界自殺予防デーに合わせて様々な取り組みが行われ、メディアも積極的に報道しました。

東京都は9月を自殺対策強化月間に定め、1日から街頭キャンペーンのほか、悩みの特別相談を始めました(2010年9月2日、東京新聞)。記事で、ライフリンクの清水康之代表のコメント「悩みを抱える人に対する支援策はいろいろあるが、見つけづらいのが現状。若い人が必要な支援策を

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ライフリンク・メディア報道・2009年11月

ライフリンク・メディア報道・2009年11月

2009年は政権交代が起きた年です。新政権の内閣府は、福島瑞穂・消費者・少子化担当大臣ら政務三役と有識者2人による「自殺対策緊急戦略チーム」を発足させました。有識者として、ライフリンクの清水康之代表と秋田大学の本橋豊・医学部長が加わりました(2009年11月6日、秋田魁新報)。当時、国内で自殺で亡くなった人は、2008年まで11年連続で3万人を上回り、2009年も3万人超が確実な状況でした。

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ライフリンク・メディア報道・2007年10月

ライフリンク・メディア報道・2007年10月

ライフリンクが2007年9月30日に発表した調査結果は、大きな反響を呼びました。全国47都道府県と17政令指定都市を対象に、自殺対策の取り組み度を50点満点で評価し、その結果をランキングにまとめたのです。
最も高い評価を得たのは、秋田県、これに岩手県、青森県、佐賀県、長崎県が続きました。逆に、最も評価が低かったのは、山梨県で、浜松市、千葉市、新潟市などが低い評価でした。
自分の地域の現在地が可視化

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ライフリンク・メディア報道・2006年6月

ライフリンク・メディア報道・2006年6月

2006年6月は、自殺対策基本法が成立した記念碑となる1カ月でした。自殺対策をめぐる報道も一気に増えました。ライフリンクは、法制化を求める署名運動を展開し、10万人以上の署名を集め、6月7日に参議院議長、その後に衆議院議長へと提出しました。6月15日、ついに自殺対策基本法が成立しました。

「自殺20~30代急増 8年連続 全体で3万人超 昨年」の記事(2006年6月1日、毎日新聞)で、ライフリン

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