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私が”予防”に取り組む理由

新潟の脳卒中(脳梗塞・脳出血)片麻痺のリハビリ(公的保険外=自費)
LIFE CREATE 大和隆紀です。

今回は
「私がなぜ、予防(転倒、フレイル、認知症、重症化等)に取り組むのか」
それをお伝えしたいと思います。

介護保険料は今いくら?

皆さんは、今ご自分が住んでいる市町村の介護保険料がいくらか、
知っていますか?

参考までに、
2021年~2023年(令和3~5年)までの全国平均は月額6,014円です。

介護保険制度が始まった2000年(平成12年)から2002年(平成14年)の
全国平均は月額2,911円。

つまり、2倍以上に膨れ上がっていることがわかります。

今後はどうなる?

保険料が増えてきていることがわかりました。
では、これから先はどうなると思いますか?

・・・・・。

そう!
これからも増えるんです!

なぜ、そんなことが言えるのか。

それは①高齢化率の上昇と②被保険者数の減少が同時に起こることが
はっきりと予測できているからです。

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000917423.pdf


もっと具体的に言うと、
65歳以上の人数がピークになる2042~2043年頃の保険料は
月額9,000円以上になることが見込まれています。

私が住む地域の近くには
すでに高齢化率が50%を超えた市町村があり…。
住民の2人に1人は高齢者…
はっきり言って恐ろしいです。

私にできること

この事実について、
私は市町村の地域ケア個別会議に関わるようになってから知りました。

そして、このような経済的な負担を
自分の子どもたちに強いることになると考えたとき、
初めて自分事として捉えるようになりました。

自分の子、
この国の、未来ある子どもたちのためにできることは?

そう考えたとき、
私の、理学療法士としての存在意義を認識しました。

先ほどの「月額9,000円」という数字は
このまま何も手を打たなかったら、という数字です。

逆に言うと、
なにか手を打てば、
増えることは止められないにしてもその幅を抑えることはできる!
ということになります。

その「なにか」とは?

・・・・・。

そう!
予防です!

幸いなことに、要介護認定を受けるようになったきっかけについて、
その理由と割合が分かっています。

また、最近は「フレイル」という概念が提唱されたり、
認知症の予防策もわかりつつあります。

つまり、適切な予防策を講じることにより
要介護認定を受けることになるタイミングを遅らせることができ、
すでに認定を受けている方に関しては重症化を防ぐことができるため、
結果として、介護保険料の上昇を抑制することができるというわけです。

これからは自助が重要になる!

自助、共助、公助。
どれも大切ですが、これからは自助が特に重要になってきます。

それはなぜか?

共助:人口は減少、かつ、高齢化 ⇒ 助け合うことが難しくなってくる。
公助:国の財源が減少してくる。

つまり、人任せ、国任せにはできなくなってくるということです。

また、以前、「予防にお金を払う人はいない」と言った人がいたのですが…。

長くなってきたので、
これに関してはまたの機会にお伝えしたいと思います。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。

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