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サブスク|一生分のコストを計算してみた

今やApple Musicがない生活は考えられない。好きな音楽、気になるアーティストの新譜がすぐに聴ける幸せ。その他にもEvernote、Netflix、Amazon primeなどなど、生活には欠かせないものとなっている。アプリで簡単に申し込める上に、毎月数百円が故になんとなく入りっぱなしのサブスクリプション。

たまーに気になる、自分は何のサブスクに入っていて、トータルでいくら払っているのか。毎月、年間のコストが知りたい。もっと言うと、一生ではどうなの?

サブスクリプション方式(サブスクリプションほうしき)はビジネスモデルの1つ。利用者はモノを買い取るのではなく、モノの利用権を借りて利用した期間に応じて料金を支払う方式。コンピュータのソフトウェアの利用形態として採用されることも多い。
英語の「サブスクリプション」(英語: subscription)には雑誌の「予約購読」「年間購読」の意味がある。そこから転じて「有限期間の使用許可」の意味となった。
また、ソフトウェアのみならず、新規出店と新規顧客の獲得を繰り返すといった従来型ビジネスモデルに業績拡大の限界を感じる業態、飲食、自動車、洋服、コスメ、シェーバーといった業態からも、サブスクリプション方式への転換が計画されている。
(「Wikipedia」より)

ということで、自分の支出を計算してみた。サブスクが隆盛する以前は、結構なお金をCD、DVD/Blu-ray、iTunesにかけていたので、それとも比較してみたい。果たして。

まず自分が入っているサブスクリプションのリスト

図1

全11サービス。それなりに取捨選択をして選び抜かれたものなので、今後もしばらく使い続けると思う。データも溜まってきているので。データが溜まっちゃう、というのが途中で止めづらいポイントですね。

それはそれとして、毎月いくらかかっているのだろうか。

図2

図らずも綺麗に10,000円。10年前ならかかっていなかったコスト。1年間で12万円。

図3

比較対象がないのでコメントがムズい。続けて死ぬまでにいくら払うのだろうか。仮に50年と置いてみる。

図4

約600万円。それなりの数字になってきた。今年、老後2,000万円問題があったが、サブスクだけでその約1/3を消費することになる。ただサブスクを利用していなくても何らか消費行動は続けるはずである。では、それと比較してどうなのか。

答え合わせ

図6

赤字がサブスクの方が結果的にお得になる項目。非サブスクというのは、サービス型(サブスク)を利用せず、50年間CDや雑誌を購入し続けた場合のコスト。前提を以下のように置いている。

図5

結論。サブスクの方が約90万円高い。但し今後50年間で。

比較方法にツッコミどころがあるにせよ、この90万円をどう見るかである。サブスクは自分の手元に何も残らない。サービス提供者が潰れたら自分のデータが吹っ飛ぶリスクもある。情報漏洩のリスクもある。その上、サブスクに入っていても結局モノは買うのである。但し、サブスクには常に最新の情報や機能が手に入り続けるというメリットがある。僕はこのメリットが、デメリットを大きく上回ると思う。

以前は実物史上主義、というか、音楽はCDやレコードで聴かないとダメでしょ的な世界観の中で生きてきたが、Apple Musicとメルカリが見事にその世界を打ち砕いてくれた。

急にメルカリ? メルカリを見ていると手に入らないものは無いんだなとある意味白けてしまった、それがサブスクに向かせたということであるが、以前は例えば「これは限定版でレアだ」と思っていたものが、今や安値で取引されていたり、プレミアがついているものだとしてもメルカリでお金さえ出せば手に入ってしまうので、わざわざ自分の家に置いておくこともないと思うようになった。このようなプラットフォームがある以前は、どこかでは手に入るかもしれないけど、なかなか巡り合わせがないから手元に置いておく、というモノ溜め込み根性があったように実感している。

個人的には、次は洋服のサブスクを利用してみたいと思っている。家のクローゼットの大半を占めるのは服である。モノの呪縛から解き放たれたら人生はもっと身軽になるなーと思いつつ、自分自身を含め人間の価値観が変わり続けるものであるので、10年後にはまた違うことを言っているかもしれない。10年後の答え合わせとして、このnoteを残しておきたい。

いつも読んでいただいて大変ありがとうございます。