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ちいさなからだいっぱいに春
その色、そのかたち、その香り。
ちいさなからだから「春」という響き。
見るほどに春のこぼれて桜餅
ことばを探して手を伸ばす
わたしと俳句の出会いは小学校だった。
「修学旅行の思い出を俳句にしましょう」という授業で初めて「俳句」という世界にそっと触れることとなったのだ。
授業が佳境に入る。日光を舞台に、思い思いの拙くも自由でかわいらしい句が詠まれていく。
わたしの記念すべき初めての一句はというと。
眠り猫春の光で眠たそう
うん。わかる。ですよね。いやはや、小学生らしくてかわいいなあと思わずにっこり。
でも、こ