Munta

のびやかに、のびやかに。

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マガジン

  • きょうという日

    日々出会うひとときょうのわたしについて。夏休みの絵日記のように記しておきたくなりました。よかったらどうぞご一緒に。わたしの1日をのぞいてやってください。

  • ことばをくださいと手を伸ばす

    瞬きのその一瞬のなかに。過ぎさっていった、そしてまだ見ぬはずのすべての時間、記憶、感情を、幾重にも重なっているそれを見ているような、とても遥かな気持ちになることはありませんか? たくさんのことを知っていったら何もわからなくなってしまった。大人のまま子どもに戻ってしまったのだけどこれが楽しい!生きている。その不思議をうたいたい。 日々を十七音のなかに。

  • わたしに聴こえるうた

    メロディはあるのだけど形になっていない、 まだ声では届けていない、 それでもわたしの大切なうたです。

最近の記事

祭り囃子がきこえる

秋神輿ひびき残して夜へ夜へ

    • 色づく

      近所の公園の柿の木が色づいていました。 夏の日に、やさしい木陰をつくってくれていたのに、秋になるまで正体に気がつかなかった。そんなことってありますね。 噤む木の実のいろついに柿と告げ

      • とりとめなき雑感

        誰が言ったことばかは忘れてしまったのだけど、 「不器用だから」と言ってしまえる器用さ、というものがある。 という言葉が、なぜかとても印象に残っている。 そんなことを踏まえてみると、「偽善者」とか呼ばれてしまう瞬間のひとは、ある意味ですごくまっすぐで不器用であるがゆえに、人々にそういった印象を与えてしまうのではないか、と唐突にそんなことを思ってしまった。 結局のところ、どんなに頑張っても清濁併せ呑まないことなどできなくて、併せ呑んでいないひとなどもいなくて、変化しないこ

        • 夏がゆく

          夏の雨。 なんとなく明るい切なさがある気がします。 夕立を 追ってひかりの 弓を張り

        祭り囃子がきこえる

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        • きょうという日
          2本
        • ことばをくださいと手を伸ばす
          14本
        • わたしに聴こえるうた
          0本

        記事

          静かな午後

          声もなき ひなかひぐらし 風を待ち

          静かな午後

          ゆめうつつ

          真夏の昼下がりが好きです。 心地よく疲れて横になって。まだ眠りたくはないのに、だんだんとこの世界が遠くなって、どうしても逆らえなくて落ちていく感じがまた。 夢の戸に至りて遠く蝉時雨

          ゆめうつつ

          春風

          風が優しすぎて優しすぎて。 このまま消えてしまいそうな心地。 この日を選んで遠くから旅をして来たのだね。 たぶん、そう。 優しき日みつけて春の風となる

          眩しい

          葉桜の頃よ袖巻く腕の白

          眩しい

          見紛う

          送電線のうえにムクドリの群れかと思ったら、それが鳥避けでちょっと笑ってしまった。 いろんな意味で春です。 樹脂の鳥電子の枝にも風光り

          見紛う

          揺れる

          目眩のように、白昼夢のように いつかの白い一瞬。 デジャヴにも似て陽炎をじっと見る

          揺れる

          濯ぎあがって光る

          おはようございます。 昨日の夢もすっかり洗われて。朝です。 こでまりにのこして光り夢のつぶ

          濯ぎあがって光る

          白い夜

          ビル並みがいつもより遠くぼんやり見える。 世界とわたしの輪郭もぼやけているような夜。 切りたての髪からのぞく耳たぶを、撫でてゆく生温い風。 これから生まれるいのちが瞼を閉じて夢を見ているような、夜。 ビルの灯もおぼろ仄白き春の夜半 微修正を致しました。

          白い夜

          道明寺が好き

          道明寺なればいただく桜餅   今橋眞里子「ホトトギス」 桜餅、と聞けばすぐさま道明寺のあの姿が浮かんでしまうわたしです。桜餅のあの丸み、甘さ、色み、ほんのりとした葉の塩気と香り。本当に春をちいさく体現しているお菓子だよなあと、しみじみ思います。大好きな桜餅の季節の到来が嬉しい。うす桃色のときを。それではいただきます。 桜餅(さくらもち)  晩春…清明から立夏の前日まで

          道明寺が好き

          ちいさなからだいっぱいに春

          その色、そのかたち、その香り。 ちいさなからだから「春」という響き。 見るほどに春のこぼれて桜餅

          ちいさなからだいっぱいに春

          たんぽぽのような

          どんなところでも咲いてみせましょう。 にこりと言ってのける。 そんな強さと朗らかさと構わなさをもっている。 石の間に笑むわれもまた黄たんぽぽ

          たんぽぽのような

          ことばを探して手を伸ばす

          わたしと俳句の出会いは小学校だった。 「修学旅行の思い出を俳句にしましょう」という授業で初めて「俳句」という世界にそっと触れることとなったのだ。 授業が佳境に入る。日光を舞台に、思い思いの拙くも自由でかわいらしい句が詠まれていく。 わたしの記念すべき初めての一句はというと。 眠り猫春の光で眠たそう うん。わかる。ですよね。いやはや、小学生らしくてかわいいなあと思わずにっこり。 でも、この時に感じた『ことばを探して宙に手を伸ばす』感覚がとてもとても良かったのです。切

          ことばを探して手を伸ばす