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二度の乳がんと不妊治療を乗り越えたった1つの受精卵凍結で妊娠【だいたひかるさんインタビュー】

していたのしていたはずが、気がつけば乳がん治療で胸を切除に。やっともうすぐ不妊治療が再開できるかもと思った矢先、二度目の乳がんが再発。40歳を超えての不妊治療で、残った受精卵凍結はたった1つ。お笑い芸人、だいたひかるさんにインタビューして、どう乗り越えたのか、今どう過ごしているのかお話を伺いました。

不妊治療と乳がん治療は真逆の治療法。流産とがんを乗り越えて

「どうでもいいですよ~」「私だけでしょうか」のネタでおなじみのお笑い芸人だいたひかるさん。現在の旦那さんと結婚したのは38歳のとき。年齢的にも早く子供が欲しいとのことですぐに不妊治療をスタートしたそうです。

お正月あけて2日。本来は不妊治療のために病院にいくはずが、ちょうどその日の朝、出血があり延期に。たまたま健康診断を受けていなかったことを思い出して病院に行ったら乳がん検診でまさかの「しこりあり」。

だいたさん、明るく話していましたが、当時は頭が真っ白になって、すぐには事態を呑み込めなかったそうです。

地獄に終わりはないのか。二度のがんを乗り越えたった1つの凍結受精卵を子宮に戻したら

だいたさん、38歳で乳がんになり、さらにもう一度40歳で乳がんが同じ場所に再発されたそうです。確率的にはすごく低いそうですが、そういうこともあるんですね。普段は明るくふるまっているだいたさんですが、このときばかりはショックが大きすぎて「地獄に終わりはないのか」と思われたそうです。

だいたさんがすごいのは、二度目の乳がんの治療をいったん終えたあと、再度不妊治療に挑戦したそうです。使える受精卵はたった1個。だめでも仕方がない。だいたさんが45歳だったこともあり、妊娠する確率はかなり低かったといいます。ところが奇跡的に妊娠できて。実はここまでくる間に、だいたさんは流産も経験されていたので、妊娠が継続できるかどうか、生まれるまで心配していたそうです。どう乗り越。てきたのでしょうか。

2度の乳がんと大腿骨頭壊死を経験し、無理しない子育てに

だいたさん、乳がん以外にも大腿骨頭壊死(だいたいこつ・こっとうえし)という病気も患っていました。乳がん治療で腕は上がらない、重いものは持てない。それでも、なんとか我が子のお世話をするだいたさん。だんなさんの支えがあったからこそ乗り越えられているわけですが……。

人生を逆算して考えるようになった

だいたひかるさん4記事目。だいたさんの旦那さん、パニック障害があ子育てに子どもと一緒にいたり、家族でレストランでの食事の際に、調子が悪くなってしまうこともあるといいます。がんの後遺症で、重いものを持てないだいたさん、工夫しながら子育てをしていると話してくれました。また、二度もがんを患ったからこそ、時間の大切さ、使い方などが大きく変わってきたといいます。

だいたさんのインタビューで印象に残ったことは、大変な思いをされてきたのに、語り口調はのびやかで、すがすがしい感じでした。重い病気の話は、つい取材も暗い雰囲気になりがちですが、だいたさんの場合はそれがなく、かといって無理に明るくしているわけでもなく、いろんな意味で乗り越えて前を向いているのだということが伝わってきました。よかったら、お読みください。


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